今年最後の週末、皆さまどのようにお過ごしですか?
「いやあ、暇で暇で」という言葉が一番似合わないのがこの年末の時期。
何だかんだとありますよねえ。
「これだけは年内に片付けなきゃ」などと言うのがたまりたまって
えっ? 年内ってあと4日?
しかも、メイの場合は、いつだって期間限定なものですから(笑)
日本に帰って来てからの日々の、まあ、せわしないこと。
おまけにまだ時差ボケですし(涙)。
そんな中でも、どうしてもこればかりは早いこと終わらさねば
大掃除も始められないと
目下大車輪で机に向かっているところです。
そうなんです、年賀状。
「今年から書かないことにしたの」
「年が明けたらいっせいにメールでご挨拶しようと思って」
「表も印刷、裏も印刷、手書きなんてやってられないよ」
そんな声も聞こえてくる中
メイは今年もせっせと書き続けております。
しかも、今年は以前にもましてオールドファッションで。
実は、長年「筆グルメ」というソフトを使っていたのですが
バージョンアップが何とやらで
今年はどうやってもこれまでの住所録が開けません。
と言ったって、開く方法はあるのでしょうが
機械音痴のメイがそれに費やす時間とストレスを考えると
ならば、この際、手書きで行こうとばかりに
今年のお正月にいただいた年賀状を見ながら
せっせと住所と名前を書き始めた次第。
プリンターで出せないことがわかった時には
その先の作業を思ってかなりへこみましたけれど
なあんだ、始めてみたらなかなか楽しいじゃないですか。
あ、この漢字、久しぶりに書いたなあ、、、
あ、○○さんの住んでる所ってここだったんだ、、、
あ、それにしても我ながら下手な字だなあ、、、、
などと思いながらペンを動かせば
不思議や不思議
お名前を書きながら、相手のお顔が浮かび、声が聞こえ
どうしていらっしゃるかなあ、などと
まるでお話をしているような気持ちになるのです。
それに、案じていたほどには書き上げるのに時間もかかりません。
時には書き損じて葉書を無駄にしたりもしますけれど(笑)。
もうひとついいことには
書いているうちに、なんだか心が静かに落ち着いてくるのです。
こんな経験、パソコンから「筆グルメ」で印刷していた時には
絶対にありえないことでした。
そんなことに痛く感動しながら
ちょっと一休み、新聞でも読みましょうかと
今朝の朝日新聞を手に取れば、あらまあ天声人語にこんなことが。
「手書き文化はたそがれて、年賀状ももっぱらデジタル機械が代行する。それゆえだろう、肉筆を見直す空気が生まれつつあるという。仕事納めもすんだ今日あたり、遅い宛名書きにいそしむ方もおられよう」
「賀状だけのつきあいが長くなり、もう面影だけの人もいる。思い浮べながら名前を書く。普段使いの字より少しかしこまった字を並べ、ひとこと添える。下手でいい、丁寧に、である」
そうそう、それそれ、と励まされて、ますます勢い込んで慣れぬ手書きに没頭するメイでした。さあて、休憩時間はこれにて終了。またペンを握ります。宛名は書き上げましたので、次は裏側。一枚一枚に、ひとこと、ふたこと、いえ時にはみことも、よことも、書き添えています。時間はかかりますけれど楽しい仕事です。
ご訪問をありがとうございました。
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どうぞ良い一日でありますように!
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