Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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いたずら者の太陽が眠りに就く時

2016-07-27 01:50:03 | シアトル
これは23日、土曜日の「The Seattle Times」
なにやらアメリカらしき地図が朱色に塗りつぶされて
その横には何ともロマンチックな美しい写真。


けれども真面目に記事を読んでみれば
「なんともロマンチックな」なんて
言ってる場合じゃないのがわかります。

ところでアメリカには
ごぞんじのように50の州があります。
けれどもハワイ州は海の向こうですし
アラスカ州は陸の向こうです。
つまり「飛び地」です。

この飛び地州を抜かした48の州の
ただひとつの州以外が記録的な猛暑に襲われていると言うのです。

こうして気象マップがほぼ一色に塗りつぶされたのは
この20年間で初めてのことだと言うのです。
しかもその一色とは、通常平均気温を上回ることを示すオレンジ色です。

この日の新聞では
週明けの月曜日の予想はひとつの州を除いて95度。
うち30週は100度を超えています。
しかも夜になっても通常のように気温が下がらないと報じます。

ちなみに95度も100度も華氏ですから
摂氏にすれば95度は35度で
100度は38度です。

この異例の猛暑についての記事で
オレンジ色に塗りつぶされたアメリカ地図のすぐ横にあったのは
同じ美しいオレンジ色を背景にした
子どもと大人のシルエットでした。


まるで絵のように美しいのですが
実はこれ、れっきとした写真です。


写真の下にはこんな説明が書かれています。

「The sun sets beyond visitors to Liberty Memorial in Kansas City, Mo., as the temperature hovered around a sizzling 100 degrees.」

夕方になっても気温が100度(約38度C)を下らない
ミズーリ州カンザスシティーの「リバティー・メモリアル」で
大人と子供のシルエットの向こうに沈む大きな夕日です。

さて、48の州のうち一つを除いての「一つ」とはいったいどこでしょう。
実はそれがここ、シアトルのあるワシントン州なのです。

選挙戦で沸くアメリカ合衆国という一つ屋根の下の
47のお仲間たちには申し訳ないのですが
ここでは昼日中に歩いても、汗をかいたこともありません。

晴れてはいても爽やかで
出かける時にはバッグの中に羽織るものが一枚必要です。

そしてこれが
オレンジ色を免れた、ただひとつの州の州都シアトルの
昨夜9時半をまわった頃の西の窓の向こう側です。


47州で猛暑をもたらしているいたずら者の太陽が
長い昼間の仕事を終えてようやく束の間の休息に入ります。


どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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