入館したら正面にひな壇式に植え込みのある、装飾花壇はまだまだ根が張らずに、花の色もはっきりしていない。
これが鮮やかになると春真っ盛りなのだと、待ち焦がれるような気持ちになる。
温室の中は彩り豊かな花の天国である。
しかしこの日、特に目に付いたのは、カンアオイの花であった。
ブログのお師匠さんのサイトでいつもよく見かけたカンアオイを、私はまだ1度も実際に咲いているのを見たことがなかった。
この温室にも何度も来ているのに、花の咲く時期に出くわさなかったのか、見逃していたのか、とにかくはっきりとカンアオイの花として認識して見つめることができたのが、何よりの収穫だった。
カンアオイ さまざま
これが花なのかとまじまじと見つめる。
葉の根元の地面にへばりつくように柿のヘタのように咲いている花が、見れば見るほど、ユーモラスである。
しかも、温室にありがちな華やかな色でなく、とてもシックな色合いなのがかえって、興味を惹く花である。
ハート型の葉っぱが、優しく花を護っているように見えるのもいい。
地味なカンアオイを並べたので、心機一転「ド派手な代表」のような、温室のお花をUPした。
極楽鳥花 (ごくらくちょうか)
季節の花300によると次のような記載がある。
『・南アフリカ原産。明治初期に渡来。
・花茎の先端に、鳥のくちばし状の
オレンジ色の萼(がく)をもち、
これがとても目立つ。じつにユニーク。
温室植物園に行くとよく見かける。
・「極楽鳥」は
”風鳥(ふうちょう)”という鳥の別名で、
金色の美しい飾り羽を尾の部分にもつ。
この鳥に似ている花、ということで
「極楽鳥花」と命名された。
・別名 「ストレリチア」 学名から。
・12月16日の誕生花(極楽鳥花)
・花言葉は「万能」(極楽鳥花) 』