カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

風鈴に思う

2006年06月30日 | ★ 日々の呟き



雨の予報が嬉しいほうに外れて、終日曇り勝ちながら、昨日のような蒸し暑いばかりの日でなかった。
時折吹く風が、軒の風鈴を揺らして、涼やかな音が、開け放した窓の外から聞こえてくる。
いつの頃からか蛙の鳴き声が聞こえなくなっているのに気が付いた。
その分風鈴が心地よく聞こえる。
日々、体調が回復すると、目に入るもの、耳に聞こえるものも、違ってきたことが不思議だ。

何度かこのブログに登場した風鈴だが、今日の響きが一番いいように思う。

橿原市の小房観音、一名風鈴寺では、もう沢山の風鈴が美しい音色を響かせているのだろうかと、これを買った日のことを思い出し、行って見たいなぁと思っている。

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輪切りが出来ない・正体は~~

2006年06月29日 | ★食の楽しみ

再びマンゴの登場。

一つを掌に載せると、余り大きくない手の私は、指をいっぱいに広げて丁度のっかる。
手首が下に下がるようなずしりとした重さである。

さぁて、皮むきをどうしようか・・・

取り合えず、輪切りにして剥きやすい大きさに切る事だ。

穴あき包丁の大きい方で、真ん中にそろりと切り口を作り、そこからゆっくりと切っていった。
調子よく実を切る手応えがありすとんと、まな板に包丁が着くと予想していた。

何とした事だろう!
あるところまで進むと、まるで岩に突き当たったような感触で包丁が止まってしまった。
そこで、マンゴをまな板の上でまわしながら1周させて、そこから皮を剥き始めた。
オレンジ色のジューシーで厚みのある実がグリーンの皮の下から現れる。
いい熟れ具合である。

わくわくしながら、皮の剥いたところから、不そろいだが大き目の一口大に切っていった。


切ったマンゴをタッパーに入れた。2時間ぐらい冷やすとさらに美味しい冷たさになるとの事で、つまみたいのをガマンして冷蔵庫にしまった。


さて、その岩のような手ごたえの正体は、これだった。
こびり付いていた実を、スプーンで落とし、これは後でヨーグルトと混ぜて食べれるように小鉢に取った。

それからが正体見極めたさに、ステンレスたわしでごしごし丹念に擦り取った。

9×5×2cmの大きな種だ。
トンカチで敲いても割れそうのない固さである。
片方に白い麻のような繊維があるのに、まわり全体にはない。
どんな役目を果しているのだろうか。

果物の種で、こんなに大きなのは見たことがないので、このまま乾燥させて暫く様子を見ようと思っている。

冷たく冷えたマンゴは、甘味と酸味が程よくマッチして、肌理の細かい、もちっとした歯ざわりで、喉越しがとてもよかった。
大きな種への好奇心と共に、忘れられない果物となった。


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母娘の自然観察

2006年06月28日 | ☆季節

梅雨の晴れ間、今まで待ってもらっていた娘が訪ねて来てくれた。
裏の田圃を覗き込みながら、ゆっくり歩いた。
足音と、人影に、オタマジャクシの群れが一斉に移動する。
暫く立ち止まっていると安心したのか、田の縁にも寄ってくる。
左手前のは、オタマジャクシでなくカブトエビのようだ。
正式な名前は分からないが、小さい頃からそう呼んでいた。

田を覗きこんでいる私たちの傍を通りかかった農家の人が、「カブトエビは、草を食べてくれる」と教えてくれたが、これは聞き初めだった。



差し苗のしていない所には、緑の藻が増えている。
特にその所に、オタマジャクシが多く集まっていくのは、彼らの食料がここにあるのだろうか。
めったにこのように田圃を注意して見ていなかったが、面白くて覗き込む私に娘が、「お母さん落ちるよ」と言われてしまった。



田植えの頃綺麗に刈ってあった土手に、雨と気温の高さで成長した雑草が伸びている。
その緑の中に白い花を見つけた。
形は朝顔と同じだが小さい。
帰って調べてみると、「コヒルガオ」であることが分かった。
これはつる性の多年草で、ヒルガオ科ハギ属」である。
そういえば、毎年緑の中に白く咲いていたなぁと思った。

朝顔は1年草「ヒルガオ科・アサガオ属」であることもついでに知った。
久しぶりの母娘の自然観察だった。

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慌て者の巻

2006年06月27日 | ▼ 思い出綴り


パソコンの中の写真の整理は、大体2ヶ月ごとにCDに移して必要な時には取り出して使うようにしている。
しかし、その中でブログの記事としていつか使いたいと思うのがある。
そのような写真は、CDから取り出すのが面倒なため、「残しておきたい画像」というフォルダに一纏めにしてパソコンに常駐させている。

どれも眺めていると、その時の思い出が、鮮明に甦ってくる。

これもその中の一枚である。

なばなの郷へベゴニアを見に行った時の事だ。
駅のバス停で、行き先を確かめてバスを待った。
いくつもあるバス停で「なばなの郷」という文字を見たので、確かめたと思い込んでしまったといったほうがいい。
目の前に停まったバスの行き先表示が「長島温泉」となっていたが、なばなの郷を経由して長島温泉に行くものと何のためらいもなくそれに乗った。

おかしいと思い始めたのは、各停留所に停まって、職場に向かうような町の人達が頻繁に乗り降りして、かなりの時間が掛かっていると気が付いたのだ。その上道路標識を見ていると、なばなの郷の方向へは行かず通過してしまったのだ。

バスが空いてきたのを見計らって、運転席の傍に行って尋ねてみた。
「このバスの後に出るのがなばなの郷へ直行するバスが・・・」
しまった。慌て者の私は先のバスに乗ってしまったのだ。
とにかく終点まで行って、そこからなばなの郷へのバスに乗った。

バスは貸しきり状態だ。カメラを出して、長島温泉の遊園地のガラス細工のような風景を撮りながら、なばなの郷に向かった。

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食・・・元気への前進

2006年06月26日 | ★ 日々の呟き
こむぎさんから送られたメキシコ産マンゴ

宅急便が届けられた。
大事に梱包された中から顔を出したのは、見初めのフルーツだ。
ラベルを見るとメキシコという文字が名前の下に小さく見える。
ホテルのバイキングのデザートでは、一口大に切ったのを食べているし、ジュースも飲んでいる。
しかし、マンゴの全貌は初めて目にした。
そっと指の腹で押してみると、教えてもらった食べごろは2日ぐらい先かな・・・
あの美味しい南国の味がとても楽しみだ。


岐阜の友達から頂いたサクランボ

マンゴを嬉しくて眺めていた時、
アツ、そうだ。あれあれ!
すでにお腹の中に入ってしまったけれど、旅行先の志賀高原から送っていただいたサクランボがパソコンの中にある。
寝返りさえ自由に出来ないヘルペスの痛みの最中、そんなこととは全く知らない友人からの贈り物だった。
何を食べても美味しくなかった時、このサクランボの美味しかったこと。
とにかくカメラに収めて置いてよかった。


マンゴのおまけ

「箱に隙間が出来ないようにね」
そういって、マンゴと共に、砂糖なしのジャムに、コーヒー。
「朝は、パン食」いつかそんなことを言ったのを覚えていて下さる優しい配慮に感謝である。

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