九品寺横の彼岸花畑は、まだこんな蕾ばかりの状態でした。
例年今頃は、ここは彼岸花の赤い絨毯のような所です。
畑に登ってみますと、やはり蕾が沢山ありますので、今年はずいぶん遅れているようです。
彼岸花の代わりに植栽された、コスモスが年々多くなって来ています。
番水の塔が、変わることなく、この辺りの稲作の水当番をしながら葛城の稲作の、1坦をしっかり
になっているようです。
「彼岸花ほど律儀に咲く時を忘れず咲く花はない」ずっとそう思いこんでいましたし、またどんなに気候が変わっても、
お彼岸には、裏の田圃の畦を彩って咲いていました。
でも、今年はその期待を見事に裏切られた感じです。
まだ裏には咲いていません。
でも彼岸の入りから2日目、雨の予報が外れたので、一言主神社方面へ行ってきました。
駐車場の前はこんな感じで、疎らでした。
細い畦道を歩くことができませんので、望遠で引き寄せて撮りました。
彼岸花が沢山並んでいる辺りでは、多くのカメラマンが、撮影中でした。
私は、ごく近くの足元に咲く花を撮りました。
もう少し先には、綺麗に咲くでしょうね。
参道を神社と反対の方に歩きますと、
このように並んで咲いている花もありました。
葛城山と一緒に「葛城山の秋」を撮っておきました。
まだ1週間先に、満開の彼岸花を、見ることができるのではないでしょうか。
早朝から機械を動かす音がしていました。
大きい稲刈り機が、見ている間に、気持ちよく黄金色の稲を機械の中に刈取っていきます。
午前中リハビリがあったので、帰って来て裏を見ますと、すっかり刈取りが済んで
黄金色の田圃が、褐色になっていました。
今は早稲の稲ですが、これから周りの田圃の稲が次々刈り取られていくことでしょう。
酔芙蓉を見たくて訪れたのは、敬老の日の午後でした。
本堂の前には、日の丸の旗が掲げられていました。
ここに着くまでのどこにも、日の丸の旗を掲げているのを見なかったことに、初めて気が付きました。
境内には酔芙蓉の他に、秋の花木が、彩を添えたり実らせたりしていました。
木の繁みの下に寄り添うように咲いていたのは、ヤブランです。
紫色の花が目につきました。
往生院の辺りにムラサキシキブが、華やかに咲いていました。
シオンです。
東アジア原産。 栽培の歴史は古い。 平安時代の「今昔物語」にも 出てくる。
ホウヅキの赤い花が、ところどころにありました。
ノカンゾウ
マユミ
季節の花300にこのマユミの万葉か、何首か載っていたので、転載しました。
・「白檀弓(しらまゆみ) いま春山に 行く雲の 逝きや別れむ 恋しきものを」 万葉集
「天の原 ふりさけ見れば 白真弓 張りてかけたり 夜道はよけむ」 万葉集 間人大浦 (はしひとのおほうら)
「南淵(みなぶち)の 細川山に 立つ壇(まゆみ) 弓束(ゆづか)纏(ま)くまで 人に知らえじ」 万葉集
「み薦(すず)刈る 信濃の真弓 わが引かば 貴人(うまひと)さびて いなと言はむかも」 万葉集 久米禪師(くめのぜんじ)
タチバナの実
ミカンの原種
秋の風にそよぐススキ
この風情がとても好きでした。