カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

回廊の復元 薬師寺

2007年09月30日 | ☆ ふるさと・大和



陽射しの少し和らいだ日、薬師寺にお参りした。
時々修学旅行生が見えるだけで静かな境内でのんびりした半日を過ごした。


大金堂


西塔 東塔
大金堂を中心にして西の西塔、東の国宝東塔がシンメトリーの美しさである。
各層に裳階をつけているので六重に見えるが三重の塔でである。
東塔の相輪は「凍れる音楽」と言われている。
相輪の頂上に取り付けられている水煙は遠くからは1枚に見えるが4枚ある。



水煙のレプリカが、東僧坊におかれている。
24体の飛天が透かし彫りになっている。


 
大講堂とこのたび復元工事の済んだ回廊を全景を1枚に収められなかったので、同じ位置で、左右に分けて写した。
両端の低い屋根が、今回復元された回廊である。


 
朱塗りの大柱が立ち並ぶ回廊(長さ48メートル、高さ6・8メートル、幅10メートル)である。
24日、大講堂の東西両端から延びる回廊の完工式が営まれたというのをテレビで見て、白鳳伽藍の復元されたのを見たくて、このたびの薬師寺詣でだった。


大講堂東の回廊で中門に続く東回廊にいつかは繋がるのだが、今はここまでの復元だった。


今復元された回廊から、本尊弥勒三尊像や、仏足石、釈迦十大弟子の祀られている大講堂への入口となっている。
朱塗りの柱が、創建当時の白鳳時代はこんな美しさだったのだろう。


玄奨三蔵院伽藍礼門から、白鳳伽藍を望んでの景観である。

コメント (12)
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白と黄色の彼岸花ほか

2007年09月29日 | ☆季節


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神奈備の郷
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白い彼岸花は土手のところどころで、赤に混じって咲いていた。
黄色い彼岸花は、案山子ロードの最終地点の急な斜面に群生していた。
昨年より多く咲いていたので、自然に増えたのか、植栽したのか・・・。
ミズアオイは、希少植物と表示されていたので、ホテイアオイのように密生して増えるものでないらしい。
万葉集の東歌にこの花が詠まれているので、古代の花としてこの地で大切に育てられているのかも知れない。

「苗代の 子水葱(こなぎ)が花を
衣(きぬ)に摺(す)り
馴るるまにまに
何故(あぜ)か愛(かな)しけ」
子水葱=水葵 東歌 (季節の花300より)


関が原~今須
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明日香 稲渕「元気な案山子」

2007年09月28日 | ☆季節




案山子・その1 

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稲渕・棚田の元気印
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今年のテーマは『元気』だった。
このテーマのもとに沢山の案山子がコンテストに参加して、稲渕を訪ねる人達に、楽しさと『元気』を与えてくれている。
皆UPしたいような作品を一つ一つ見て歩いた。
作者のメッセージの何かが、見る人に伝わればと、あえて題名など記載を省いた。


案山子・その2

GIFアニメ7画像


案山子・その3

GIFアニメ7画像


案山子・その4

GIFアニメ7画像


 お終いまでご覧頂き有り難うございました。
お疲れ様です。


垂井~関が原
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明日香路・実りの秋

2007年09月27日 | ☆ ふるさと・大和



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棚田の彼岸花&蕎麦の花
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昨日の午後友人も私も時間が出来たので、急遽明日香行きを決めた。
棚田の位置が逆光になってしまうのではと思いながら、とにかくお天気がいいので車を走らせた。

神奈備の郷、稲渕には、道路が車で埋め尽くされていた。
飛鳥川に沿ってかなり川上の広い場所にいつものように駐車した。
連休中はどんなに酷い状態だったか想像できる。

彼岸花が満開で黄金色の稲田の縁に彩を添え、棚田にとっては一番華やかな時期である。
名物になった案山子ロードには、沢山の案山子が迎えてくれた。
これは、後日UPしたい。

来る途中近鉄明日香駅前で右折して高松塚古墳の前を通ったのだが、古墳の少し手前の両側に白い絨毯のような花を目にした。
「あっ、あれ、蕎麦の花?」
後続の車があるので結局停車できず、気になりながら行き越した。

帰りに駐車スペースを見つけて、白い花の畑に行ってみた。
確かに蕎麦の花だ。
笠荒神の蕎麦畑のように広い場所ではないけれど、白い花が一面に覆い被さるように咲いているのは美しい。
近くでこんなに白の綺麗な蕎麦畑を見ることが出来たのは、昨日のおまけだった。


赤坂~垂井
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三十三間堂・(蓮華王院)

2007年09月26日 | △ 旅 あれこれ ドライブ




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三十三間堂
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本堂の内陣の柱間が三十三あるために三十三間堂と呼ばれているが、正式には蓮華王院という名の天台宗の寺院である。

私の護り本尊は観音菩薩である。
広い本堂に等身大の観音様がずらりと並んでいらっしゃるのには、一歩足を踏み入れた時、鳥肌の立つような、えも言われない感動に包まれた。
慈悲深い面立ちが荘厳で、思わす手を合わせながら、ゆっくりゆっくり歩み、今ここにいることに感謝の気持ちでいっぱいになった。

入母屋造り本瓦葺の本堂の大きさと美しさを、境内を巡りながらカメラに収めた。
本堂の観音様は、心のカメラにある。


フリー百科事典『ウィキペディア』には下のように記載されていた。

前もって調べず、行き当たりばったりの行動をするのが私の常だ。
それが帰って、撮ってきた写真を整理しながら、調べる面白さもあるものだと、怠け者の言い訳を自分にしている。


木造千手観音立像1,001躯)- 本尊の左右の階段状の仏壇に各10段50列、本尊の背後に1躯、計1,001躯が並ぶ。
像高は166 - 167cm前後。大部分は鎌倉復興期の作だが、建長元年(1249)の火災の際、救い出された平安期の像も124躯含まれる(他に室町時代に追加された像が1躯だけある)。
平安時代の像は作者不明だが、鎌倉復興像は二百数十躯に作者銘があり、湛慶をはじめ当時の主要な仏師たちが総出で造像にあたったことがわかる。


美江寺~赤坂
コメント (6)
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