毎日遊びに来る子

あの鳴き声の鳥の名前は何だろう。
庭の木の枝が揺れる時、そこにいるらしいが、あまり気をつけて見ていないので、部屋の中でその鳴き声を聴いているだけだった。
ひばりが空高くで囀る頃になると、庭の木でもこの鳥の鳴き声が聴こえるようになる。


洗濯物を干し終えた時、目の前の梅の木の枝が動いてちょうど私の目に入るところに姿を現したのがこの鳥である。
急いでカメラを持ってきたが、私の動きをあまり気にすることなく誰がに呼びかけるように鳴いている。


時には虫でも採って食べているような、木の葉裏を突くような様子も見える。この鳥が鳴いていない時には、どこかで同じような鳴き声がする。
するとすぐこの鳥が答えるように鳴く。
鳥の会話が分かったら面白かろうにと、カメラを構え続けた。


満腹になったのか梅の木から離れた。
羽を広げた瞬間にシャッターを押したが、そんなのは間に合わない。
どこへ行ったのかと近くを見ると、今度は塀の屋根に止まって外のほうの鳥の声が聴こえるほうを見ている。


塀の外は道路で農作業の車や、耕運機などがこの時期特によく通る。
この小鳥の安全安心の場所でないらしく、暫くキョロキョロしていたが、飛び立ってしまった。


行き先は、裏隣の塀の上だ。
そこでまた高らかに鳴き出した。
鳴き声を擬音で表現しようとしても文字にならない。
このような鳥たちが私のうちへ持ってきてくれるお土産が、今年もいい香の花を咲かせている。
トベラの花である。
草津～大津

かげろう座 新町通り

朝　いいお天気が嬉しい・午前7時20分に家を出た。

江戸時代からの町並みが残る新町通りで、フリーマーケット『かげろう座2010』が開催された。
通りの軒先に県内外から手作りの工芸品、手芸品やリサイクル品などさまざまな店が連なり、大道芸やストリートライブなどさまざまな楽しい催しか行われた。
私の所属する会でも、出店し売上金を市の福祉施設に少しでも役立ててもらうために、この日までに手作り作品の準備をしてきた。

出店場所への往復と、買ってくださる方への応対の合間や、自分たちの場所でのスナップ的な画像をデジブックにした。
したがって、ストリーのようなものではないけれど、当日の賑わい共感してもらえたら幸いである。

デジブック 『かげろう座　２０１０』



水の張られた田んぼを見ながら家路に着いた。 石部～草津

新緑の洞川

< 新緑の洞川>
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今年二度目のごろごろ水を汲みに洞川へ行った。
前回は、3月16日で帰りに広橋梅林に、立ち寄った春の初めだった。
今回は午後から出かけたので、どこにも立ち寄らなかったが、その分奥吉野の山々の新緑を、目一杯楽しむことができた。
濃淡の緑がとても綺麗だ。
家の近くの山も美しい色になっているが、ここほど目に沁みるような緑ではない。
深山幽谷の新緑風景に浸りながら、命の水を頂いてきた。

葛城高原・名残のツツジ

葛城高原のＨＰでツツジ園の様子を見ると「咲き過ぎ」と出ていた。
花の盛りはすでに過ぎたと言うことだが、こんな日には、駐車場も、ロープウエーの混雑もないだろうと、午後1時過ぎに家を出て、葛城山へ行ってきた。

ロープウエーの山頂駅の温度計は10度をさしていた。
ツツジ園までのゆるい坂を登っているうちに、やや汗ばんでくるほどで、もって行ったヤッケは着ないままだった。

デジブック 『名残のツツジ』

石部～草津

久しぶりのティータイム

モッコウバラが隣接の敷地を隔てている。
バラを絡めているのは鉄線のフェンスである。
フェンスのままだったら、味気ない仕切りになるところだが、黄色い小さなバラと緑の葉が訪れる人の目を癒してくれる。
そんなモッコウバラに囲まれた白い館（お店の名前はあるのだが、建物が白いので私たちはいつからかそう呼んでいる）のカフェで、友人においしケーキと薫り高いコーヒーをご馳走になった。
それは少し前のことだったが、シンドイお話が続いたので、ここで少し一休み。


友人と出会ったのは久しぶりだが、白い館でのティータイムもずいぶん久しぶりだ。
所属する会の役を退いてからは、この前を通ることが殆んどなくなったせいだろう。
ケースに並んでいるどのケーキも美味しそうなので、迷った挙句私の選んだのは、チョコレートベースのこれだった。
どのケーキにも可愛い名前がついていたのに、今こうしてＵＰしたときにはもう名前をすっかり忘れてしまったが、美味しかったことだけは忘れられない。
ここではいつも、手製のアイスクリームが添えられてくる。
これがまた美味しいし、適量だし、ケーキの前の冷たい口当たりがいい。


「私のも撮っておいて」
少しケーキにホークをつけていた彼女が言ってくれたので、カメラに。
二人のおしゃべりは、ケーキの後も、途切れることなく続いた。
長い間出会ってなかった分、その間の話題が多い。
長く話していてもゆっくりとした気分で話せる雰囲気がこのカフェにはあるのでありがたい。
頃合を見計らって、お茶のサービスもしてくれた。

美味しいケーキとおしゃべりで、心が軽くなったような気分で、彼女の家まで車を走らせた日だった。 水口～石部