カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

福寿草・津越の早春 2012

2012年02月28日 | ☆季節

厳しい冷え込みの朝、床を離れるのが辛いなぁと、ぐずぐずしていたら、東の窓に差す朝日がオレンジ色に障子に光の帯を走らせた。
カーテンの隙間から入った太陽に「今日は晴だ。今日行かなければ・・・」津越の山の中で春を告げるあなたに出会える日に違いないと・・・



福寿草自生地の南限の地である、ここ津越で「春を告げる花」が咲くのをはじめて見たとき、「地上の星」と言う感想を持ったものだ。

     

毎年のように蝋梅のいい香が山に向かって歩き出した私の頭の上に降りてくる。
今年は花の数がやや少ないような気がする。
お寺の下から福寿草の自生地に散策道ができている。
そのお寺の下の家の庭の土手に、先ず小さい数輪の開花した花を見つけた。
朝日の良く当たる斜面だから、一番良い条件で、開花した花に「おはよう」と声をかけたくなる。



昨日までとは打って変わった快晴の空だ。
昨日までの冬戻りの時は、我が家から、この方面の山は、雪雲が時々かかっていた。
そんな冬の幕をさぁ~と引き払った高く澄んだ空である。








福寿草のご機嫌な時は、先ずお日さまニコニコのときだ。
このように開花した花は、みんな太陽の良く当たる斜面で見ることができた。
固い蕾が固まっている所には、今朝の冷え込みの霜が、白く凍ったままで蕾を包んでいた。

これから気温が上がるにつれて、今蕾の赤ちゃんが、どんどん育ってくるだろう。
曇った日には花をすぼめたままなので、晴れた時の機会を逃さないことが、今年の福寿草に出会えること間違いなしだと思う。




コメント (12)
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