カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

一言さんの彼岸花 ② 柿の実二つと彼岸花

2024年09月30日 | 季節の花

 

参道に沿った土手に咲く彼岸花は、野の花が自由に咲く無造作そのもので、開花の時期を

謳歌しているように感じます。

時期が来ると 好きなように、好きに咲く、彼岸花の一番彼岸花らしいところでしょう。

目線を上に移していきますと、柿の木にたった二つの柿の実が成っています。

赤く色付いた柿と、緑の柿です。

根方に咲く彼岸花に遠慮したかのような秋の色ですが、緑の葉陰に色づく秋を見つけたような気がしました。

ここでは、柿が主役としました。

 

木の葉を見ますと柿の木だと思いますが、もう古木らしく幹の皮がはがれています。

その幹に何かのツタが巻きついて参道に共生しているのも、あまり歩けなくて、見つめる範囲の狭い今だからこそ

目に付いたと思い、可笑しくなりました。

接写したくてもなかなかその姿勢にはなれない、私を励ますように「筋トレ・筋トレ」と

ヒガンバナが笑いながら言ってくれました。

 

ここに初めて来たカズコさんに、一言主神社にお参りして来ること、巨樹の大銀杏の

幹から多く伸びて垂れ下がる乳根を、見てくることを勧めて、私はそこまで登れないので、

この場所からお詣りをしました。

大銀杏が黄葉した時は、山麓線を車で走っていても、綺麗に見えるほどです。

 

蜘蛛塚伝説

古代の「土蜘蛛」に関する伝説と結びついています。

土蜘蛛とは、古代日本においてヤマト王権に従わなかった先住民をさす言葉だそうです。

彼らは朝廷から恐れられている存在でした。

神武天皇は東征の折、土蜘蛛を捕えて彼らの怨念が復活しないように頭、胴、足と別々に埋めたと伝えられます。

この蜘蛛塚の傍の彼岸花は、一輪咲いているだけで、周りには蕾が沢山見られました。

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一言さんの彼岸花 ① のんびり ゆっくり

2024年09月29日 | 季節の花

 

カズコさんに彼岸花を見に連れて行って貰いました。

4年前を最後に裏の畦道の彼岸花しか見ていなかったので、ルンルン気分の彼岸花との出会いでした。

 

土曜日だったせいか参道の駐車スペースは、満車状態でした。

県外のナンバープレートの方が多く、カズコさんは初めての所なので、驚いていました。

1番遠い所の車は、富山ナンバーで、名古屋もあって今まで自分で来ていた頃は、早朝か夕暮れ時だったので

こんなに車の多い時に出くわして驚きでした。

足元が不安なので、細い畦道に入って行けず、ずっと参道からの撮影でした。

例年より花の開花は遅れています。

まだまだこれから満開の時を迎えそうです。

ローソクのような蕾が沢山足元に広がっています。

もう多分このようにヒガンバナと向き合えることが無いと、思い出綴りにだけ頼っていた此の頃でしたので、

親切なカズコさんに連れて来て貰えた感動を、少しずつシリーズの様に綴っていきたいと画像の整理をしています。

9月28日撮影

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畦道の彩り

2024年09月27日 | 季節の花

 

午前11時・当地には雷注意報が出ていますが、外は時々太陽が顔を覗かせて、涼しい北風が

部屋を通り抜けていきます。

こんな日をずいぶん待っていました。

窓越しに見える田んぼの畦道にやっと彼岸花の並びが見えてきています。

例年なら、こんな風景は彼岸の入り頃に見られるものですが、やはり季節の歩みは遅いのですね。

遅くても待っていた平常が訪れてきたことの安心感が、小さな幸せを与えてくれます。

極早稲の稲の刈取りの済んだ田には、早やひこばえの緑が並んでいます。

彼岸花の向こうの田圃は、稲穂が黄色くなってもうすぐ稲刈りが始まることでしょう。

近くの体育館から、鼓笛隊の練習をしているらしく、風に乗って太鼓の音が聞こえてくるのも

この時期らしい賑わいです。

運動会本番の日には、いいお天気になって練習の成果が発揮できるといいなあと思ったりしています。

 

今朝テレビで観た天気図では、台風の卵が遠くの海上にいくつかありました。

まだどちらに向かうともわからない状態ですが、そのせいか今日の高見山は背中に雲を背負っているように見えます。

その後方 右に連なる紀伊山脈の峰々は、今日は雲の中で見えません。

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ショウウインドウの秋

2024年09月26日 | ディーサービス

 

今月最後のディサービスの日でした。

ウインドウの中は、秋がまた進んでいました。

山々がこのように色づいていてゆっくり秋を楽しめる日が待ち遠しいです。

 

柿とドングリの布の感触をうまくいかした手作りの秋、ほっこりします。

 

色とりどりの秋桜のアートフラワーが優しく迎えてくれます。

介護士さんが「これ、昨日私たちが創ったの。」きっと昨日の通所の人たちもお花創りをしたのでしょうね。

 

ここにも、モールで造った秋桜です。

何気ない可愛いお花に嬉しい秋を感じます。

 

玄関ロビーのお花です。

来た時はなかったのですが、先程介護士さんが持って来てくれたのだと、教えてくれました。

白い彼岸花と、紫御殿(・別名  「パープルハート」)です。

音和舎さんへ来ますと、なにか嬉しい出来事があるものです。

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秋の空

2024年09月25日 | 

 

部屋を開け放して外の風を入れる気持ち良さを、やっと満喫できる日が来ました。

「暑さ 寒さも 彼岸まで」もうこんな言葉も死語になってしまったかのような酷暑の9月でしたが、

やはりそうではなかったのかと、ほっとしています。

東の空の雲は、熊野灘の海風が運んで来る水蒸気のなせる業なのかしらと思いながら、高見山を眺めています。

 

真上の真綿を引き延ばしたような雲は、夏のモクモク雲に変わって秋の爽やかな雲です。

 

畦道の彼岸花が姿を見せてくれます。

足が痛くなかったら、杖を突いてでも傍に行きたく思います。

夕風が吹く頃に、外歩きをしてみたいと思いながら窓から彼岸花を眺めています。

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