カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

放生の池

2006年09月30日 | ☆ ふるさと・大和



境内にある放生の池である。
山門からこの池にかかる太鼓橋は、正面に薬師如来を祀る本堂を望む。
この光景は子供の頃と全く変わらない。
目の病などで願掛けをしてよくなった時や、願掛けのお参りの時など、この放生の池に鯉や亀を放してお参りすると聞いたことがある。



放生の池の鯉6画像

木陰とそうでない場所の違いで、鯉は、青空に泳ぐようであったり、木の下をまるで散策するように見えたりするのが面白い。
かなり大きい鯉が群れて泳ぐ様は見飽きない。
池の傍に立ち止まると、寄ってくるのは、餌を与えてもらえると思うからであろう。
何も持っていないので気の毒に思ってしまう。

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 巨樹百日紅は 今

2006年09月29日 | ☆ ふるさと・大和




標高380mの位置にある大澤寺は、五條市内から大阪府へ国道310号線を走る途中から枝道をさらに走るので、場所的には金剛山中腹かしらと思われる所にある由緒あるお寺である。

お彼岸前だったが、境内の楓の古木の梢が紅葉を始めていた。



2月にここにきた時、放生の池に張り出した太い幹の百日紅を見た
この木の花の咲く頃にまた来たいと思いながら、真夏は出かけ難く、秋になってしまった。
今年は、まだあちこちで百日紅の咲いているのを見るにつけ、秋晴れの午後出かけた。

9月の百日紅4画像

花の盛りは過ぎたとはいえ高く伸びた枝にはピンクの花を咲かせていた。
木が大き過ぎてそう感じるのか花が小さいように見える。
見る位置を変えながら眺めていると、300年という長い年を毎年花を咲かせ続けた巨樹のエネルギーのようなものを感じた。


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都心の彼岸花

2006年09月28日 | ☆季節




『東京駅から10分の中央区にある姉のマンションの11階で五條の神宮寺の土手でとった彼岸花が20年近く咲きつづけているのです。
見事なのでごらんください。』


上のようなメールに4枚の写真が添付されて、友人から受け取ったのは、お彼岸の頃の事である。

隅田川が下を流れるマンションのベランダに咲いた彼岸花。
高層のビルを背景にした彼岸花に感動した。

しかもそれは、彼女のお姉さんが育った町の実家近くの神宮寺の彼岸花であることと、そのお姉さんは、昔 私が大学生の頃、家庭教師のアルバイトをしていた当時6年生だった人なのである。

彼女は4人姉妹の一番上で、4人とも一緒に我が家に来て、熱心に勉強していたおかっぱ頭の目の綺麗な子だったことも、印象に残っている。

もう一つ彼女の思い出は、菊の花の咲く頃に、奈良へ遊びに連れて行って、公会堂の菊花展を一緒に見たこと。
これは、多分6年生の子ばかり3~4人だったと記憶している、当時の写真がアルバムのどこかにある筈だが・・・。

都心の高層マンションのベランダで咲く彼岸花は、彼女の故郷や家族への熱い思いであり、和みを与えてくれる花であろう。
(了解を得て画像4枚使わせていただきました)





今年の神宮寺の土手に咲いた彼岸花である。
傍の公民館で、会合のあった日・9月25日に撮った。



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九品寺の詠と石仏  

2006年09月27日 | ★ 日々の呟き
<九品寺の詠と石仏>
<住む土地の> < 墓やまに ><野にかへり>< 武蔵野の ><たちならぶ ><ありがたし >
<石仏に会う> < 石段にて><石垣の下で>< 草に埋もれて><片隅の ><いにしえより>


本日2度目の記事である。
先日行った九品寺の短歌と、石仏に心惹かれ、どうしてもそれらを、残して置きたくて、整理しマウスオンアルバムとして一堂に集めた形である。
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可愛い! 美味しい! おまけの話

2006年09月27日 | ☆ ふるさと・大和





ゴール近くになった頃、可愛い声が通り越していた。
姉妹らしい二人の少女が手に彼岸花をいっぱい握っている。

私と一緒に歩いていた女性カメラマンのHさんが、知っている子だったらしく、
「おばちゃんが、いいもの作ってあげるよ。」
と言って道端の彼岸花の1本を採って、茎を交互に折りながら、見ている間に首飾りを作り姉妹の首にかけてやった。
可愛いお譲ちゃんたちの写真は、一緒に歩いていたお祖父ちゃんの了解を得てカメラに頂いた。

コスモスのマスクなしの写真は、このお譲ちゃんたちにあげる為に、プリントした。



彼岸花の首飾りは、子供の頃この季節には、子供同士集まって作って遊んだものだった。
野原の草花での遊びは、子供たちのもの創りの天才のようにいろんな植物を使って遊んだ。
Hさんも、そのような世代の人である。

「彼岸花の根には、毒があるけど、花は大丈夫だよね。」
そういったけれど、帰ってから季節の花300で確かめてみて、それを確信した。

・根のところにはリコリンという毒があるが、
この毒は水で何回もさらせばとれるので
昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料とした。
・田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、
これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐ、
という説と、
彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
植えてあぜの作りを強くするため、
などの説がある




8キロを歩き終えてゴールに着いたら、資料館前ではお餅つきが始まっていた。
木の臼に、蒸しあがったもち米が入り「こつき」をしている。これがうまく出来ると、杵でつく時には米粒が飛ばないと話しながら臼の周りから丁寧にこつきをする。手なれたものだと感心しながら見ていた。
ゴールしてきた人も、飛び入りで、体験している。



つきたてのお餅にきな粉をいっぱいまぶしたお餅を頂いた。
疲れた体に適当な甘さのお餅が美味しかった。
最後まで、楽しいイベントで、参加して本当に良かった。

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