「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

夏休みの宿題

2005年08月31日 23時39分58秒 | 日記
 今日、仕事から帰ってきて、ご飯を食べていると、突然娘が算数のワークを差し出し「採点して!」と言ってきた。

 どうやら夏休みの宿題らしい。

 近頃の小学校の宿題は、実に少なく国語と算数の入っているワークブック一冊だけだ。

 後は市販の問題集なり、工作なり、研究なりを「夏休みチャレンジ」と称して事前に計画を立てさせて、好きなだけ提出させるようだ。

 僕らの頃のように、画一的にワークブックと指定図書による読書感想文と自由研究と工作じゃないようだ。

 ウチの娘は感想文を結局外してしまったらしい。
 研究の「星の見え方日記」も途中で頓挫して、提出を断念。

 それで先ほどの「公文式 1学期総復習の算数」と「4年理科参考書と問題」と「漢字ノート」と「手作り風鈴」と後何かを提出する予定だ。

 それで問題集をやったら必ず採点してもらい「お直し」をして、親に点検してもらって初めて提出できるらしい。

 まあ小学生も大変だ。

 大変だと言えば、僕の妹の子供は今年中学3年で来年受験だ。当然のごとく塾に行っているが、この夏休みにだけで塾に払ったお金は実に11万円になるというからこっちも大変だ。

 そんなことを考えながら、採点を終わってリビングにいくと娘が毛布を引っ被って泣いている。

 隣でカミさんがプリプリしている。


 やだなあ~この流れはと思いつつも逃げるわけにはいかないので、わざと何でもない風に「どしたの?」と聞くと

 「この理科の問題さあ、何で最後までやらなくちゃいけないの!」とか言って怒っている。

 みるとそいつは理科の「電流の流れ」が分からなくなっている娘のために僕が本屋で選んだ参考書と問題集がセットのなったものだ。

 結構内容検討をしたやつなので、分かりやすいと思っている。

 だがそいつは4年生の総復習版なのだ。

 だから夏休みにやっても授業でまだ取り扱っていない箇所が沢山あって当然なのだ。

 どうやらカミさんはその辺の事情を知らずに、娘に「最後までやりなさい!」と言ってしまったらしい。

 娘は根性で参考書の部分をみながらやったらしいが、点数が全然取れない。

 それを採点しようとしたカミさんが気付いて、「何であんたはやってない所だって言えないの!」って、あなたそういうの逆ギレって言いませんか?

 と言いたいところだが、これ以上感情的にするとこっちも危ない。

 カミさんは更に娘の生活記録表を取り出し。9時15分の就寝予定なんて守ったことなんて1日もないのにこの人8割方○付けてるのよ。守る気なんて何にもなかったのに、学校の先生の前では見栄張りたがるんだから、嫌な子よね。」とかまくし立てている。

 さすがに嘘はいけません。そういう考えで世間が渡っていけると思ったら大間違い。

 「寝」マークに付いている○を全部消しゴムで消して、「守れない日もありました」という本人反省の弁も全て消して書き直すように言った。

 娘は大泣きに泣いていたが、親の見解に「娘の就寝時間については親がもっと意識して心懸けます。」という反省文を書いたので、30分後に自分の反省も書いた。

 その後理科のちんぷんかんぷんの部分を一緒にやってだいぶ機嫌を直した所で、今度は機嫌を損ねたカミさんが、どんどん寝室に入ってしまった。


 親が反省しなきゃいけないのはカミさんも分かっているはずだ。

 夏休みは親もだらしなさすぎた。


 娘にそれが影響したとしても仕方がない。

 わざわざそれを学校に報告しなくてもいいじゃないかって思うかも知れないけど、隠し事と全て子供のせいにするのも良くないことでしょ。

  と、いいながら実は去年の夏休みの最終日も似たような状況だったよな。


  要するに進歩のない家族だったりする。

エマ(6)のはずなのに

2005年08月31日 00時14分01秒 | 書評
エマ (5)

エンターブレイン

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 エマの6巻が出ましたね。

 考えてみれば、今はやりのメイド系のマンガじゃありませんか。

 でも中身は英国貴族との身分違いの恋のお話、現在テレビで放映中です。

 設定が単純なのに展開が読めそうで読めない。

 今の韓流ドラマと同じで分かりやすいのに、ドキドキさせられる。

 軽く読めて、英国のロイヤリティも学べて、すこし上品な読後感が良いと思います。
 
 最近のマンガにはあまり見かけませんね。こういう雰囲気。