「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

結婚と離婚と仕事とSEX

2005年08月06日 05時55分54秒 | 結婚観
  この間、仕事仲間と呑んだとき、「おい!ウチの職場って、なんか独身が多く
ねえか?」と聞いてきた。

 そういえばそうかな?と言うわけで数えてみると結構いた。

 しかも40代が俄然多い。

 バツイチもいれば、未婚もいる。女性も3人いるけど二人はこの間、離婚したばかりで、後の一人は未婚だ。

 こんなに増えて大丈夫なのかウチの職場は!と怒り狂うものでもない。

 考えてみれば、そうなるのも当然なわけで、ただ今のところ、急成長を遂げているウチの職場は、六年前位から、広く人材を天下に公募するとか言って、全国紙に求人募集を載せるようになった。

 要するに即戦力が欲しかったのである。

 世の中、不景気の真っ最中で、こんな田舎でも結構人が集まってきている。

 高学歴で実績に富んだ人達が、新聞やネットを通じてやってきた。

 お世話役は、いきなり僕だった。

 東京大学や、東北大や、上智大学といったお歴々が、この職場に早くなじむよう全力でサポートせよ。

 もしくはこの職場のやり方を教育して慣れさせよ、てなところだった。


 もの凄く疲れた。

 二年で職場拒否になる寸前だった。


 でも割合成果が出たと言っていい。

 

 話が逸れた。


 で、他県とか、都会からやってくる人は、どちらかというと、機動性に富んだ人が多い。
 つまり独身者の確率が圧倒的に多くなるのである。

 しかも実績をそれなりに積んでいるってことは、それなりに歳を取っていると言うことにある。

 バツイチの方々が、何で離婚したのか、詳しくは知らない。

 一人の女性は、転勤の多い夫に従いながら、各地を回った。
 頭の良い人なので行く先々で、仕事をしていたらしい。

 で、静岡に来てからは、旦那さんは単身赴任で、だんだんすれ違いうようになっていった。

 その間、どんなやりとりがあったか知らない。

 今の職場が比較的安定した仕事なので、彼女が本腰をいれてやろうと思ったこともあるのかもしれない。

 とにかく、二人が共有する時間がもてなくなったことが、最初で次に二人で共有する時間が苦痛になって、離婚に踏み切ったのではないかと思う。

 勝手な想像だからね、当てにならないよ。

 もう一人の40代の友人は仕事に追い詰められて、若い妻の若さ故の至らなさを余裕で許容してやれることが出来なくなったときに亀裂が生じたのではないかと疑っている。

 これも勝手な想像。

 このブログは、現実の僕を知っている人も見てるらしいし、そういうのっって段々知れて行くようになるのは当然のことだけど、ここだけの話にしておいて欲しい。

 一緒にいるのが嫌になる。二人でいて孤独。

 100の離婚があれば100の理由があるはずだけど、その100の理由が離婚の決定的な理由になるとは限らない。

 我慢してきたのか、譲り合っていたのか、協力していたのか、自分の行為を言葉で理由付けしようとすれば、何とでも言える。

 でもその基本にあるのは、「一緒にいたい。」と思うこと「一緒にいるのが当然だ」と疑いもせずいること。

 どんなケンカをしても、別れない夫婦もいれば、ちょっとした一言で別れに進む夫婦もいる。

 「家庭を顧みない」夫がいる。家庭を顧みないんじゃないんです。仕事人間でもないんです。

 自分で精一杯で、自分が仕事の犠牲者のごとく感じているから、自分に向けられる言葉のみを待ち、自分を支える人々を労わないのだと思います。

 


 前にね、結婚式に呼ばれたんです。主賓じゃないけどね、スピーチを頼まれました。

 帰りにね、新郎新婦の友人達と、電車で一緒に帰ったのさ。

 そしたら、その中の女の子がバツイチでさ、ビックリしちゃった。

 「去年じゃなかったっけ?結婚したの」

 「駄目なの、さんざん大切にするっとか言ってたくせに、結婚するとガラッと態度が変わるの信じられない!」だそうだ。

 彼女は資産家のお嬢さんで、一人娘で高校卒業にFMラジオのMCをやっていた。

 まあ半ば芸能人のようなものでした。

 綺麗と言うより、可愛らしい人で、レギュラー番組と、不定期にフリーで仕事を入れていたから、サラリーマンの旦那とは基本的に生活サイクルもあわなかった。


1年以上かけて口説き落とした彼が、彼女にどんな条件を提示したが分からないが、随分無茶も言ったのではないかと思う。



しかし彼は彼の思う普通の生活を作りたかったらしい。

 普通が何を意味するかが問題だが、おそらく彼が仕事を終えて帰ってくると、カミさんが台所にいて、「ご飯にする?それともお風呂を先にする?」といったセリフから始まる生活なんだろうなと想像できる。

 彼には決定的なミスがある。

 彼にとって結婚とは、極論であることを怖れずに言えば、「セックスのできる若い母親」を得るのが結婚であったようだ。

 若くして結婚に失敗するケースは圧倒的にこのケースが多い。

 そういう女性もいますよ、確かに。でも働いて自立していて、自分一人なら充分社会と渡り合っていけると思われる女性に、世間並みの称号と、親の安心を引き替えに自分の自由を極端に制限する、マイナス行為でしかないのだから。

 結婚にはそれだけのリスクをしょってでも得られる、彼氏自身の魅力が必要であったはずだ。

 僕は「そんな男、それまでの男よ!」と言い放った。ホントは「セックスの出来る母親」の話をしたかったのだが、何せ結構混んでる電車の中で、他の人の視線と、聴覚のパラボナアンテナが一斉に僕らの集団に向けられていたので言えなかった。

  もう少し書きたいけどちょっと疲れた。あしたはこの話は更新できません。

 伊豆の伊東温泉「ホテル聚楽」にいってまいります。

 デジカメ持って行こうっと。

 と終わるつもりでアップしようと思いましたが、アップできたのは今朝です。

 行ってきます。