「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

雨をくぐって

2005年08月20日 23時38分25秒 | 日記
 不安定な大気が続く静岡県は、毎日のように 大きな積乱雲と、鮮やかな虹を見せてくれている。
 でもそれと同時に一見俄に掻き曇り…、と懇談のセリフを地でいくような、真っ黒な雲と、稲妻をあっという間に運んできて、横殴りの雨を僕らに浴びせかける。

 仕事場の藤枝から家までの30キロの間に、僕は何度も雨のカーテンをくぐる。


 どこかでこんな空を見た覚えがある…。


 しばらく想い出せなかったのは、湿度の感覚が違いすぎたためと思う。

 僕の知っていた空は雨期のハワイだった。


 12月から2月にかけて、ハワイはスコール多い時期になる。

 ハワイの車のナンバープレートにはナンバーの脇に必ず虹がある。


 ハワイに到着したり離れたりする人達を虹で送迎してくれることが多いのもこの時期である。

 常夏の島にも、買い物客を追い立てる、スコールという不安定要素があった。

 しかし、今日本で不安定なのは大気だけではない。

 大地も不安定なままだ。

 新潟で起こった震度5強の地震は、中越地震の余震ではなく、別の地震だそうだ。

 静岡県かも、震度は観測されないものの、伊豆の島を中心とした地域と、県西部にやや大きめのエネルギーを持つ地震が観測されつつある。

 今度こそこっちか?と何度思ったか覚えてないが、今日も防災用品をチェックして寝ようと思う。