さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

鎌倉五山第三位の寿福寺

2017年10月25日 | 巡拝日記

   

普段は非公開で境内だけに入ることのできる

五山第三位の古刹に行って来ました!

「亀谷山 壽福金剛禅寺」の総門

通称、寿福寺は西暦1200年に北条政子が夫である

源頼朝を弔うために創建した鎌倉五山第三位の寺院です

寺史によると寿福寺は源氏家祖先伝来の地であり、

頼朝の父である義朝の居館があった所で

墓地には源頼朝、北条政子らの墓があります

総門から仏殿に続く参道

桂敷きという技法で造られた石畳の参道が約300mもあって

静けさの中を歩き進むほどに心が鎮まっていきます

「仏殿」

「梵鐘」

非公開のために仏殿内部は拝観が叶わず、鎌倉時代に

造られた貴重な仏像類は残念ながら観られませんでした

国の史跡に指定されている境内は清涼感に溢れていて

五山らしく格式の高さは感ずるも非公開のせいか

何か物足らなさの残った拝観になりました

   

 

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鎌倉五山第二位の円覚寺

2017年10月24日 | 巡拝日記

   

建長寺の次に五山第二位の「円覚寺」を拝観しました!

「総本山 円覚寺」

円覚寺は1282年に北条時宗により創建された寺院で二度に

わたる蒙古の大軍を撃破した時宗が両軍戦死者の菩提を弔う

ために建てられた大寺院です

総門に掛けられた山号・瑞鹿山(ずいるくさん)の扁額

拝観入口

円覚寺のシンボル的な建物「三門」

 

 「三門の説明」 

石段を上がり目の前に現れた巨大な三門は

1783年に再建された建物でその大きさには圧倒されました

「仏殿」

関東大震災で倒壊した仏殿は1573年に作成され残されていた

設計図に従って1964年に再建された建物で

禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置しています

仏殿の内部

仏殿の天井の「白龍図」

ダウン症でありながらも書家の金澤翔子さんが書かれた

作品が奉納されていて暫し、その場から動けないほどの

迫力に感動しました!

修行僧の座禅道場で萱葺き屋根の「選仏場」

         

五山一位の建長寺は厳格で人を寄せ付けない厳しさが漂っている

ような感じでしたが、ここ円覚寺にはその厳しさの中にも何処か

フワッと優しく包み込んでくれるような安堵感のような感覚が

残った拝観となりました!

  

 

 

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鎌倉五山第一位の建長寺

2017年10月23日 | 巡拝日記

   

いつか「鎌倉五山」を巡ってみたいという以前からの

願いを叶えることが出来ました!

鎌倉五山第一位 「巨福山 建長興国禅寺」

(こふくさん けんちょうこうこくぜんじ)

建長寺は鎌倉を代表する格式高い大寺院で1253年に

北条時頼によって創建された禅寺です

巨福門(こふくもん)と呼ぶ「総門」

1783年に建立された京都、般舟三昧院の門を移築した門で

この日は修学旅行の小学生が大勢、拝観に訪れていました

「三門」

三解脱門の略で楼上に五百羅漢などが安置されていて

その下を通ると心が清浄されると云われています

 三門右横の国宝「梵鐘」

建長7年の1255年、大和権守の物部重光が鋳造したと

伝わる重さ22.7トンの名鐘です

 三門から仏殿に続く境内

 「仏殿」

東京、芝の増上寺から移築された建物で江戸初期の

華麗な装飾が施された建物です

 仏殿内部には本尊の地蔵菩薩坐像が祀られています

 「法堂」

現在の法堂は1814年に再建されたもので木造建築

としては関東最大の建物です

 本来、法堂に仏像は祀りませんが現在は千手観音菩薩像が

安置されています

 法堂の天井には約80畳もの大きさの「雲竜図」があり

日本では珍しい五爪の龍が小泉淳によって描かれていて

その姿は迫力満点でした!

 仏殿前の「柏槇」(ビャクシン)

幹周りが7mもある古木で創建当時から760年以上も

生き抜いてきた銘木で名勝史跡に指定されています

         

けんちん汁という料理の発祥の地でもある建長寺で

禅寺独特の重厚な気品高い空気感を感じ得ることが

出来て鎌倉にやって来た甲斐があったと思いました! 

   

 

 

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鎌倉の山々に囲まれた瑞泉寺

2017年10月22日 | 巡拝日記

        雨の中、鎌倉の山の麓にある

庭の綺麗な古刹に詣でて来ました!

「 錦屏山 瑞泉寺」

(きんぺいざん ずいせんじ)

 瑞泉寺は鎌倉時代末期の1327年に夢窓国師が創建した

鎌倉公方の菩提寺で四季を通して様々な花が楽しめる

庭園は国の名勝に指定されている名刹です

 瑞泉寺の山号はお寺を囲む山々の紅葉が錦の屏風のように

美しいことから「錦屏山」と名付けられたとされています

今回の参拝は時期的にちょっと早かったようです!

 瑞泉寺「本堂」

 本堂内部

夢窓国師が作庭する庭園は「泉・石・草・木」の四気に代わる

気色を工夫するとされていて自身の心を磨く修行のためだとも

云われています この庭を一目見て引き込まれるような想いが

して傘をさしたまま暫し、立ち止まって見惚れていました! 

 境内には梅の古木やいろんな草花が植えられていました!

 梅の木の脇でシュウメイギクが雨の中で

映えて見えました!

  

 

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古都鎌倉の象徴・鶴岡八幡宮

2017年10月20日 | 巡拝日記

     

どしゃ降りの雨の中、" いざ 鎌倉へ " と

意気込んで鎌倉市の周辺を巡拝して来ました!

「鶴岡八幡宮」

鎌倉五山と坂東・秩父の両観音霊場巡りを始めるにあたり

先ずは鎌倉の象徴とも云える八幡宮に参拝して来ました!

朝早く冷たい雨の中、真っ直ぐに伸びた参道の石畳を

高校生二人だけが寒そうに歩んで行きました

 鶴岡八幡宮は源頼朝ゆかりの神社で1063年に源頼義が由比郷に

創建したのが始まりで後の1180年に平家打倒のために源頼朝が

源氏の氏神としてこの地に遷座したと伝わっています

「舞殿」 

 「本宮」

 無残にも倒壊してしまった大銀杏

 その横で若々しい銀杏が育っていました!

 参拝客の居ない朝早くの参拝は神社らしく凛とした

空気が漂って清々しい気持ちになれました

鳩が八の字を描いた八幡宮の「扁額」

 

            

降りしきる雨の中でも参拝後は気持ちがスッキリとして

 活力が漲って来たような感覚になれました!

 

    

 

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