さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

庭園と茶室の犬山「有楽苑」

2015年12月22日 | 名所史跡

        犬山城の東、犬山ホテルの敷地内にある

日本庭園「有楽苑」に行って来ました!

国宝「犬山城」を見上げてホテルの敷地を進みます!

織田信長の実弟の織田有楽斎は茶の湯の創成期に尾張の国が生んだ

大茶匠であり、晩年は武家を棄て、京都建仁寺を隠棲の地とし、

旧正伝院書院を隠居所にしていたと伝わっています

その隠居所の書院や有名な国宝の茶室が遺構として有楽斎の

生まれ故郷である犬山に帰り「有楽苑」と名付けて

後世に残されることになったそうです

苑内に入って珍しい光景に出会いました!

なんと・・・ツツジの狂い咲きです!

やはり暖冬なんでしょうか?

初夏に咲くツツジの花が冬に咲いているのを初めて見ました!

  

「岩栖門」

武家屋敷の門で細川満元の建立と伝わっています

有楽斎が隠居所にしていた「旧正伝院書院」

「含翠門」

もう少し早く訪れていたら

しっとりとた紅葉が観られたかも・・・

「徳源寺の唐門」

唐門に通じる道の両端には

樹形の整った黒松が存在感を示していました!

茶室の入口の「水琴窟」が " 音 " で癒してくれます!

「弘庵」

苑内で四季折々に催される茶会のために造られた茶席

茶席内部

茶室でお茶を頂きながら庭をゆっくり拝見して

心落ち着く時間が楽しめました!

竹林の小径

有楽椿の鮮やかさが目に留まりました!

  

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大石内蔵助ゆかりの来迎院

2015年12月19日 | 名所史跡

   赤穂浪士ファンには必見の観光スポット

  「来迎院」を訪ねて来ました!

「明応山 来迎院」 (みょうおうざん らいごういん) 

来迎院は泉涌寺の塔頭寺院で藤原信房が泉涌寺四世の月翁和尚に

帰依して一院を興したのが始まりと伝わっています

来迎院には日本最古とされる荒神坐像や大石内蔵助が建てた

含翠軒という茶室が残る京都東山の古刹です 

         来迎院の由来

来迎院は真言宗泉涌寺派の総本山でもあります

 山門を潜り境内に入ると樹々の紅葉が見事でした!

 

 「荒神堂」

日本で最も古い荒神坐像、護法神立像が祀られていて

安産祈願として多くの参拝者が訪れるそうです! 

 

 

 「含翠軒」と書かれた石碑

 

赤穂浪士の大石内蔵助が建てた茶室、含翠軒に内蔵助自身が身を隠し

浪士による密会もここで行われていたそうで赤穂義士たちの遺品が

数多く所蔵されている来迎院は赤穂浪士ファンには必見の寺院です!

  

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今日の御嶽山

2015年12月18日 | 其の他

   

余りにもいい天気に誘われて御嶽山を見に行って来ました!

となり街の坂祝町からの眺望です

白く冠雪した御岳山がくっきりと見えました!

立ち上がる噴煙が肉眼でも確認出来ました!

これだけ綺麗に見えるのは年に2、3回ほどです

  

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塔頭寺院・善能寺の祥宮殿

2015年12月17日 | 名所史跡

     弘法大師、空海が創建した古刹を訪ねました!

 泉涌寺の塔頭寺院「善能寺」(ぜんのうじ)

 西暦823年、弘法大師・空海の創建とされている古刹です

境内にはひっそりと稲荷社が建っていて " 日本で最初の稲荷社 "

と云われています。その由来は開山した弘法大師が東寺の南門で

稲を背負った老翁と出会ったそうです

老翁は自らを八条の二階観音堂に住する紫守長者と名乗り、無者に

福を与え、空海の仏法を守護する者だと言ったそうです

空海は喜び、赤飯を供し、法華経を講じて紫守長者を稲荷大明神と

尊称し、稲荷社を祀り、供養したと伝わっています

 

 善能寺の由来

 

 屋根のラインが綺麗な宝形造りの「祥空殿」

紅葉と芝生の緑と参道の石畳との調和が美しく、

静かに佇む祥空殿が映えて見えました!

 祥空殿は昭和46年に北海道の山岳地に遭難したバンダイ号の

遺族の一人が供養にと寄進したものだそうです

バンダイ号墜落事故は1971年、風雨の中、函館空港に着陸直前の

東亜国内航空のYS-11が郊外の横津岳に墜落し

乗客、乗務員68名全員が犠牲になった事故です

 「遊仙苑」と呼ぶ庭園

 昭和の名造園家、重森三玲の作とされています

 

 白砂に「南無観世音」の三尊石組の慰霊碑

 道に迷い、偶然立ち寄った泉涌寺の塔頭寺院・善能寺には

お稲荷さんの逸話とか、航空機事故の犠牲者を慰霊する

宝形の美しい祥空殿があったりで

思いもしなかったいい出会いがありました!

   

 

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皇室ゆかりの写経道場雲龍院

2015年12月16日 | 名所史跡

    真言宗泉涌寺派の別格本山で

御寺泉涌寺の別院でもある雲龍院を訪ねて来ました!

 「瑠璃山 雲龍院」(るりざん うんりゅういん)

後光厳天皇が1372年に竹巌聖皐律師を招き、

自らの菩提所して建立し開山したのが始まりとされています

 雲龍院の由来

 手入れの行き届いた清々しい境内を進み書院に向かいます

赤い毛氈が敷かれスッキリとした書院の玄関 

 玄関では迫力のある「龍」が出迎えてくれます

 

 「蓮華の間」

雪見障子の四角いガラス窓からは四枚の違った絵を

眺めているような感じでした!

境内の中庭 

 

 紅いモミジは散った後で少々遅かったようです!

 

 「悟りの間」

 丸窓からは訪れる度に違った風景が映し出されます

「霊明殿」と「石灯籠」 

  霊明殿の説明 

 

 本堂の「龍華殿」の説明 

歴代天皇の信仰が厚い雲龍院は開山した後光厳天皇の皇子で後の

後円融天皇が「如法写経」を始められ、龍華殿は現在も写経道場

として一般にも開放されて使われています

皇室ゆかりの寺院ながら開放的で全てを受け入れるといった

温かな雰囲気も漂っていて

何とも言えぬ居心地の良さを実感した寺院でした! 

       

 

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