さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

国宝・茶室如庵の「有楽苑」

2015年12月23日 | 名所史跡

   見所がいっぱいの有楽苑には

国宝に指定されている茶室「如庵」があります!

 木曽川沿いの犬山城の東側にあって自宅のすぐ近くに 

こんな素晴らしい日本庭園があったとは灯台下暗しでした! 

四季折々に苑内の樹々や草花を愛でる楽しみが出来て

特に雪景色の苑が見てみたくなりました!

       

 織田信長の実弟、有楽斎が1618年頃に京都建仁寺の境内に

旧正伝院書院と茶室如庵を建てて有楽の生まれ故郷の犬山の

この地に移築された遺構を見に先に進みます

 

 茶室の前には井戸が掘られていて井戸上部の井筒は

有楽斎好みだそうで元和元年9月2日有楽と銘が残されています

現存する国宝茶席の三名席の一つとして茶道史上において

貴重な遺構になっている如庵(じょあん)

 国宝指定書なるものが掲げてありました!

 

 杮葺きの端正な外観は思ったより綺麗で400年もの月日が経っている

建物には見えないほど手入れが行届いているようでした

 

 萱の門に石灯籠が有楽斎の隠居所の雰囲気を

醸し出しているようでした!

 

 

 茶室 「元庵」(げんあん)

 「元庵」は有楽斎が大阪、天満に構えたとされる茶室を

古図に基づき復元した茶室だそうです

 

 

 

 杉苔が敷き詰められた庭

 竹林が生い茂る苑内

         

ワクワクドキドキしながらの苑内散策は思った以上に綺麗で

手入れの行き届いた素晴らしい庭園に驚き、

雪が降るのが楽しみになり、

梅や石楠花に桜や藤にツツジ、サツキなどが咲き揃うのが

待ち遠しい想いにさせてくれた有楽苑巡りでした!

   

コメント
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