天皇や皇族が陵墓参拝の折に休憩に用いられる建物の
御座所を拝観して来ました!
御座所に通じる本坊の玄関
四条天皇の葬儀が1242年に行われた以降、泉涌寺は天皇家の
菩提寺となり後光明天皇が1654年に崩御された以降は境内に
陵墓が設けられるようになったと伝わっています
こうして泉涌寺は天皇をはじめとして皇族の方々の参詣が多く、
そうした場合の休憩場所として用いられたのが御座所です
「勅使門」
泉涌寺御座所は明治15年(1882年)出火により焼失。
明治天皇は御座所の再建を進め御所にあった御里御殿を
そのままの形で移築をされて現在の建物になっています
移築された御座所は天皇が着座する「玉座の間」をはじめ
全6室から成る部屋があります
「御座所庭園」
出火による焼失の後、1884年に整備された庭園
小さいながらも無比の環境の中に自然と人工の巧の技が
織りまざっている名庭です
雪見灯籠は江戸初期の作とされ、桂離宮の灯籠と
双璧の名品と伝わっています
檜皮葺きで緩やかな傾斜の屋根の建物は「霊明殿」
本当に素晴らしい庭園で時間の経つのを忘れて見惚れていました!
天皇や皇族の方々が参詣の折に休まれてご覧になる庭を
同じ目線から自由に心置きなく眺められて癒されることの
素晴らしさ、有り難さを感じ取りながらの拝観でした!