さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

京都・泉涌寺の御座所庭園

2015年12月15日 | 名所史跡

    天皇や皇族が陵墓参拝の折に休憩に用いられる建物の

御座所を拝観して来ました!

 御座所に通じる本坊の玄関

 四条天皇の葬儀が1242年に行われた以降、泉涌寺は天皇家の

菩提寺となり後光明天皇が1654年に崩御された以降は境内に

陵墓が設けられるようになったと伝わっています

 こうして泉涌寺は天皇をはじめとして皇族の方々の参詣が多く、

そうした場合の休憩場所として用いられたのが御座所です

「勅使門」 

 

 泉涌寺御座所は明治15年(1882年)出火により焼失。

明治天皇は御座所の再建を進め御所にあった御里御殿を

そのままの形で移築をされて現在の建物になっています

 移築された御座所は天皇が着座する「玉座の間」をはじめ

全6室から成る部屋があります

 「御座所庭園」

出火による焼失の後、1884年に整備された庭園 

 小さいながらも無比の環境の中に自然と人工の巧の技が

織りまざっている名庭です

 雪見灯籠は江戸初期の作とされ、桂離宮の灯籠と

双璧の名品と伝わっています

檜皮葺きで緩やかな傾斜の屋根の建物は「霊明殿」 

 本当に素晴らしい庭園で時間の経つのを忘れて見惚れていました!

      

天皇や皇族の方々が参詣の折に休まれてご覧になる庭を

同じ目線から自由に心置きなく眺められて癒されることの

素晴らしさ、有り難さを感じ取りながらの拝観でした!

  

 

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