さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

北陸富山の名刹・瑞泉寺

2013年05月18日 | 巡拝日記

      加賀・能登・越中・越後・信濃・飛騨の六ケ国の人々から     

              浄財を募って建てられた北陸富山の古刹・瑞泉寺を訪ねました。 

    井波別院 瑞泉寺 (いなみべついん ずいせんじ)

     後小松天皇の勅願時で1390年、本願寺五代、綽如(しゃくにょ)上人によって開創。

     井波彫刻発祥の地に北陸の浄土真宗信仰の中心として多くの信者を集めた。

    山門   重層伽藍造りの堂々たる大きさに圧倒されます!            

    1785年、京都の大工によって建て始めたられたが井波大工が後を継ぎ完成させた。

    本堂   1885年に再建。 間口46m 奥行き43m 総面積約590坪の単層入母屋造りは

             北陸随一の大伽藍で現在は修復工事中でした。

    修復工事は今年の八月で完成。 十月には完成大法要を営むそうです。

      完成した大伽藍を直に観てみたいと思っています。

    太子堂  1918年に井波彫刻の粋を集結して再建。

   約16間(29m)四方の総面積約255坪の重層伽藍で聖徳太子2才の尊像が祀られている。

    井波彫刻が随所に・・・・

                   

      

    伽藍の大きさ広さに 

      ただただ驚き、重機の無い時代にどうやって建てたのか不思議に思う!!   

    式台門の案内板

      天皇家ゆかりの門跡寺院の証となる五線の外壁が鮮明に目に映りました!

       鐘楼

        1933年の再建。 梵鐘は口径124㎝ 重量3372kgは北陸随一

    ちょうどフジの花が見頃になっていてカメラを持った参拝客が多くいました!   

        このフジの花を観ることが目的で富山路へひた走ったのですが・・・・・

        お寺の由緒ある沿革や伽藍の大きさ、凄さに圧倒され驚きました!

        更に参道となる門前町には美術ギャラリーが多く、井波彫刻で溢れ

        参拝後の散策が楽しめてもう一度、行ってみたい処になりました。

                                     

     

 

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珍しい丸門のあるお寺

2013年05月16日 | 巡拝日記

      名古屋市昭和区に円をくりぬいたような丸門のある     

                                    格式高き寺院を訪ねました!

   味岡山 香積院 (あじおかざん こうじゃくいん)

    山門をくぐり境内に入ると円をくりぬいたような門があります!

   「丸門」または「龍門」と呼ばれる門を初めて見ました!             

      本堂側から見た丸門                                   

        門の前には樹齢120年のしだれ桜。 名古屋市内で最も早く咲くと云われている。

     鐘楼

           大きな大きな梵鐘で立派な鐘楼でした!

             観音堂   

        境内の庭木

   香積院は1687年に豪商・味岡次郎九郎が若くして亡くなった一人娘の

                     菩提を弔うために寺地を寄付して建立したと伝わる。

   香積院は位階の高い門跡(もんせき)寺院の外壁がありました。

      門跡寺院は皇族の子弟が出家した格式の高いお寺で京都の三千院や大覚寺、

      仁和寺とか日光の輪王寺など五線の外壁がその格式を無言で物語っています。

                                     

   

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宮の渡し

2013年05月15日 | 名所史跡

        30℃を超す真夏日、七里の渡し「宮の渡し跡」を見てきました!   

      名古屋市熱田区の「宮の渡し跡」も今年一番の暑さでした!    

                 

                          渡しの跡地 入口                     

   江戸時代の東海道では唯一、船を利用して海を渡る箇所があった。     

    ここ名古屋市熱田区の「宮」と三重県の「桑名」を結ぶ海上七里で当時は参勤交代や

    人馬の往来で賑わった宿場だったようです。

    常夜灯     犬山城主によって建立との案内板を見てちょっとビックリ 

    船着き場

    時の鐘                                       

    宿場に住む人々や東海道を旅する人たちに正確な時刻を知らせていたそうです!

           渡しの跡地は公園に整備されていました!      

                              でも・・・・駐車場が無いのはちょっと残念!

                                      

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諸戸ガーデン

2013年05月13日 | 名所史跡

          六華苑の隣には諸戸家の本邸があってその庭園も素晴らしいです!   

  庭園は1686年、豪商・山田彦左衛門によって造園されたのが始まりでその後の1884年頃に

  初代、諸戸清六が御殿と池庭を付け加えたと伝えられています。

  庭園は菖蒲池を中心にした回遊式庭園で当初は揖斐川と繋がっていて潮の満干によって

  池の水位が上下するようになっていたそうです。

    庭園にはいろいろな樹木が植えられていて四季を通して楽しめます!    

    今の時期はツツジがキレイに咲いていました。              

   少し前にはフジの花が咲き誇っていたようです。

   この庭園は春と秋の一定期間のみ開園するとかで秋の紅葉が楽しみな処になりました!

   諸戸ガーデンの前は揖斐川でその先に長良川河口堰が望めます!       

   そしてすぐ近くに東海道五十三次で知られる桑名宿の渡船場「七里の渡し」があります。

    

   伊勢の国の東入口にあたることから伊勢神宮の「一の鳥居」が建てられた。

              

        護岸工事によって渡船場は大きく様変わりしてしまった感じです!

                          

    六華苑と諸戸ガーデンを訪れて偶々、七里の渡しも観ることが出来ました。

    桑名側の「七里の渡し」を観て、もう一方、尾張の国、熱田の「宮の渡し」も

    観てみたくなりました。近々に行ってみようと思います!

                                          

 

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桑名の六華苑

2013年05月11日 | 名所史跡

            長良川と揖斐川の河口近くに架かる伊勢大橋から

             少し下った七里の渡し跡前に建つ六華苑に行ってきました。    

     六華苑は山林王と呼ばれた三重県桑名の実業家、諸戸清六(二代目)の邸宅と

      して1911年に着工、1913年(大正2年)に完成した四階建ての洋風建築に

     大規模な和館を接続させた珍しい建物で創建時のまま現存する貴重な遺構です。

    六華苑 洋館の玄関前    

        4階の塔屋の窓には当時では珍しい曲面ガラスが付いている。

     洋館の向かって左側に和館が立ち並んでいます。

 

    洋館の内部

 

   サンルーム                         ステンドグラス

 

    大正の初めに完全な水洗トイレが備えられていたのには驚きでした!    

              

   この洋館の設計者は鹿鳴館やニコライ堂などを設計した「日本近代建築の父」と呼ばれた

   イギリスの建築家、ジョサイア・コンドルで地方に唯一残る貴重な作品となっています。

      和館

                  

         蔵までも付いた大規模な和館併設の設計は珍しいものだそうです!

     離れ

        昭和13年に改修された離れ屋

   18000㎡もの広大な敷地に洋館、和館の南側に広がる池泉回遊式の庭園は見事です!

                

        大正の初めにこれだけ贅を尽くした建物と家具、庭園が桑名市に

       残っていることに驚き、身近に直に観られることに感激した一日でした!

                                     

       

 

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