さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

嵯峨の門跡寺院「大覚寺」

2015年08月08日 | 巡拝日記

    

京の嵯峨野は水と緑が豊かでしっとりとした美しさが残っていて

嵯峨天皇をはじめ貴族たちの別荘になっていた場所です

旧嵯峨御所 「大本山 大覚寺」

 大覚寺は西暦876年に嵯峨天皇の離宮・嵯峨院を寺院に

改めたのが始まりと伝わっています

 門跡寺院とは貴族や天皇の血族が僧籍を勤めた格式の高い寺院の

ことで白い五本の線、定規筋の入った壁で表しています

因みに五本線は御所や門跡寺院に用いられています

 明智門を通り陣屋に進みます!

 大覚寺はいけばなの「嵯峨御流」総支所であることから

凄い作品が展示してありました!

さつき盆栽の樹形づくりに参考になりました!

 式台玄関の横から拝観順路に従って進みます!

 「唐門」と「宸殿の庭」

 海を表わす白砂が一面に敷かれていました!

 勅使門の唐門は大覚寺の正門で大覚寺門跡となった慈性入道親王が

朝廷の命で江戸の輪王寺に移ることになった折に、名残惜しそうに何度も

振り返ったことから「おなごりの門」とも呼ばれています

 「宸殿の中庭」

 宸殿の説明 

宸殿とは天皇、皇帝が住まう殿堂のことで江戸幕府二代将軍、秀忠の娘、

徳川和子の女御御所(にょごごしょ)として1618年に建立され、その後

1673年頃に大覚寺に下賜されたと伝わっています

 襖絵 「牡丹の間」

 「柳松の間」

 「紅梅の間」

「鶴の間」 

 廊下、回縁が鶯張りになっている宸殿の内部は四部屋に分かれていて

狩野山楽の筆による優美な襖絵で飾られています!

   

 

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