知恩院の境内の中にある大方丈と小方丈の前庭に
京都らしい見事な庭園がありました‼
方丈庭園の入口
方丈庭園は江戸時代の初期に小堀遠州と縁のある僧玉淵によって
作庭されたと伝わる池泉回遊式の庭園です
方丈は住職の居室であるのが一般的ですが、ここ知恩院の
大方丈は将軍の公務のために用いられていたそうです
左が大方丈。その奥が小方丈になっていて
大方丈が表向きの建物であるのに対して
小方丈は将軍の私的な場所とされていたそうです
大方丈前の池泉回遊式の庭園
小方丈横の二十五菩薩の庭
臨終を迎えた念仏者を極楽浄土に迎える二十五菩薩の
来迎の姿を石とサツキで表した庭園です
大方丈、小方丈ともに江戸幕府、三代将軍の徳川家光に
よって1641年に再建されたと伝わっています
徳川家三代の霊を祀る権現堂
屋根瓦には徳川家を表す「葵の紋」が多く使われていました!
京都洛中随一の名書院とされる大方丈、小方丈の庭園は東山を借景に
茂る樹木を池の水面に映して幽寂な世界を創り出していて
京都らしさを随所に観ることが出来ました‼