雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

イル・ケッチャーノ

2013-08-17 04:08:02 | 美味い
新築された東京駅の一階
「GRANSTA DINING=グランスタ・ダイニング」
にあるパスタショップ
「Yudero191=ユデロ191」。
いつ行ってもチロチロと人が並んでいる
人気の小さなパスタショップです。



山形県「庄内野菜」のサラダっす!
厚みのある味の野菜なのだ!(^。^)
でもって「庄内豚」の厚切りベーコンと
「庄内玉ねぎ」のトマトソース!
メタクタ美味しい!((*´∀`))ウキャキャ



この小さなお店に入ると、
カウンターや壁の所々に小さな液晶モニターが備え付けられていて。
このお店のコダワリを表すこんな映像と言葉がループして流れています......



「食材の声を聞く」

「その日の食材がして欲しい料理をする。食材がして欲しくない料理はしない」

「茹でる水とその水の特徴によって使う塩を変える」

「ソースによってパスタの茹で加減を変える」

「ソースの旨味とコクによってパスタとの混ぜ方を一回から二十回に変える」

「どのパスタも一皿の塩分量をほぼ一定にする」



そりゃ......
美味いでしょうよ!(=゜ω゜)ノポンポン



兵庫県の淡路島。
そこに廃校になった小学校を改装して創られた
「野島スコーラ」
というイタリアン・レストランがあります。
レストラン以外にも地元農家による採れたての野菜売り場やカフェ、
手作りのパン工房も併設されています。

三重県「湯の山温泉」には
「AQUA×IGNIS=アクアイグニス」
というミックスカルチャーな不思議な温泉施設があって。
その中に「奥田食堂」と「サーラ・ビアンキ・アル・ケッチャーノ」という
二つのメインダイニングがあります。

最早、完全に東京の名物観光地の一つとなった「東京スカイツリー」
そこに併設されたモール「東京ソラマチ」の最上階、
地上150mにある東京が一望出来る話題のレストラン
「LA SORA SEED=ラ・ソラシード」
と、一階にある
「farm il aid=ファミレード」

千葉県の柏市には、最近「未来の食と農」をコンセプトに掲げ、
農園を始め様々な施設が併合されたプロジェクトビレッジ
「オークビレッジ柏の葉」
がオープンしました。
その中にも施設内の農園で採れる食材を使って作られる、
美味しいと評判のメインダイニングがあります。

そして、東京、銀座一丁目。
言わずと知れた、予約も大変なイタリアン・レストラン
「San-Dan-Delo=サンダンデロ」



......冒頭の「ユデロ191」は勿論のこと、
これらのレストラン全てに関わる一人のシェフさんがおりまして。
それが奥田政行さん。
「ユデロ191」のスモールモニターの写真になりますが、
こんな方です......



奥田さんは知る人ぞ知るイタリアンの名シェフ。今や
「言わずと知れた......」
という言い方の方が良いのかも?しれません。
2006年にはイタリア・スローフード協会から
「世界の料理人1000人」のうちの一人にも選ばれ、
数々の賞も受賞されているような方。
イタリアンのシェフでは珍しい、
本場イタリアに修行に行くというようなことも無かったキャリアのようで。
東京で修行を重ねた後、地元、山形県、庄内平野にある「鶴岡市」に戻り、
2000年にオーナーシェフとしてイタリアンレストラン
「Al che cciano=アル・ケッチャーノ」
をオープン。
そこから世界に名を馳せていきました。

鶴岡市街からはほど遠い農村のど真ん中。
畑以外は何もないような中にチョコン......と建てられた、
その一軒家のお店は、
奥田さんの「地産地消」「地域の発展」という考え方と共に、
地元、庄内が誇る、あらゆる食材を使った料理を出してくれます。
いつも多くの人が引っ切り無しに訪れているようです。

先日、ちょこっと山形に行っていたので、
そんな奥田シェフの本拠地「アル・ケッチャーノ」にも寄って来ました。
看板はこんな感じで。
なんだか「味」がありますなぁ......



なんと!
今や専用のバス停迄出来ているのです。(゜ロ゜)ス、スゲー!



行ってみると、とてもハッキリと実感できるのですが。
庄内平野というのは、
とてもコンパクトなエリアの中に豊かで美しい海や山や川があって。
その豊かな土地には有名な「お米」は勿論、
魚介類や牛さんや豚さん、山羊さんから沢山の野菜にいたるまで、
とても美味しいキラキラした食材が作られているような地域。

特に「月山=がっさん」という、
ブナの原生林を中心とした太古の自然をそのまま残す
大きな山から流れ出る河川は、
麓に広がる広大な平野に栄養豊かな水や土をもたらしています。
貴重な月山の恵みは庄内のあらゆる農産物に......
それは、そんな川や土が流れ込む海の幸に至るまで......
特別な味や命を与えているようです。

そんな「あまりにも豊かな恵み」に対して、
地元の人々は「月山」と峰を連ねる「羽黒山」「湯殿山」の三山を合わせ
「出羽三山=でわさんざん=いではさんざん」
と呼び。
古来より今に至る迄
「神の住む山」
として厚い信仰や畏敬の念を捧げ続けて来ています。
奥田シェフの「アル・ケッチャーノ」というお店は、そんな

「日本一の月の山!」
「月に届く山!」
「月山!」

を望む地に立つレストランなのです。
とても素敵なお店なのです。(^_^)
ただ、今回は訪れた時間がランチタイムで、

「ディナーはまだ、ちょっとぉぉ......」

という時間であったのと、さらには、そのままスンナリと
「アル・ケッチャーノ」
なんぞに入ってしまうと、
このブログのスタート以来ずっと謳って来た、
僕の「B級マイスター」の看板にキヅをつけてしまう!?
即A級戦犯!
ってなことにもなりかねない!(><)
ような感じもするので、
今回はその「アル・ケッチャーノ」の隣に出来た
「il che cciano=イル・ケッチャーノ」
というカフェ・スタイルのお店の方に入ってみまちた。
コチラはパスタやピザを中心としたライトミールと、
自慢のドルチェを沢山揃えているという、これまた超人気!
のお店なのです。

B級の僕さん向きぃぃ(^ω^)/

このお店。
僕さんは今回初めて入ることが出来たので、なんだかとてもうれすぃ。
ちなみに、どちらのお店の名前も一聴するとイタリア語!?
に聞こえますが、どちらも地元「山形弁」の言葉。

「そんなのソコにあるんじゃねーの!?」

......という様な意味の

「あるけっちゃーの」

「奥田シェフはどこにいるのかって!?
そこにいるんじゃねーの!?」

......ってな意味の

「いるけっちゃーの」

だそうです。

So Cool!( ̄∇ ̄)

でもって、ちょっと長くなったので......
も少し「つづく」っちゃーの!


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