雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

摩利支天 2

2023-09-24 00:22:10 | 面白い...パワスポ寺社
「!?!?!?!?!?
にゃんだ?この感じわ......
おかしい......
東京のド真ん中やん。
平地のど真ん中......だよな......
上野の高台の上でもないし。
アメ横だし。
台地下のめっちゃ低い所やん。
そんなところで、なんだ?
なんなんだ?
この異様な山感(ヤマカン)は......
たった一歩通りを入っただけで、突然、
まったくもって空気が山やんけ......」

——————続きます。(^^)




「なるほどぉぉ…..
中に入らないとわからないのか。ここ。
入ればかなりチカラのあるお寺さんじゃん......
驚くな。
そりゃ、"摩利支天横丁" なんて名前もつけられちゃうわけだ......
しかし......
なぜ今まで気づかなかったんだろう......オレ......」





「本堂の中にも浄行菩薩さんいらっしゃるのか。
つーか、シュシュッ!っと飛んでいたのって......
天狗!?さん!?
マジか!?
だから!?ここだけ山感(やまかん)が異様に強いのか......
でも、なんで?ここに天狗さんなんだろう。
山神様なのにこんな人混みの平地にいるわけないじゃん?
でも上野って台地?山?と言ってもよいのかな......
どうなんだろ。不思議やな.......
ちょっと自信無いな......
みゆきちゃんねーさんに写真送ってみよ。
何かわかるかな……」



と、僕は天狗さんのように見える
境内を飛び交う存在のことがあまりに不思議だったので、
自分の感覚の真偽を測るため、
その場からみゆきちゃんとねーさんに、突然、
何も言わず写真だけ送ってみました。
すると、早々にみゆきちゃんからこんな返信が.......



「なんか天狗がみえるんですけど、、、
なんでだろう(゚ω゚)」

「だよね!
わかる。
天狗。
(後略)」



なにかとギュウギュウな東京でも最も混雑した
カオスとも言える場所で、
山手とはいえ、平地の只中にある街。





なのになぜ?
そんな「下界」的な場所や人混みを最も嫌う天狗さんがいるのか?
僕にはそれがとても不思議だったのです。
とても不思議だったので、
境内にある由緒を目を皿のようにして読んでてみたのですが……



摩利支天(まりしてん)さんに関して、
僕の疑問にまつわることを本やネットなどにある情報も含めて
一通り纏め記してみますと......



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徳大寺は「日本三大摩利支天」のひとつとして、
江戸時代から聖徳太子の御作と伝わる
摩利支天像をお祀りしております。
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山岳信仰の山が「摩利支天」と呼ばれる場合があり、
実例としては木曽御嶽山(摩利支天山)、
乗鞍岳(摩利支天岳)、甲斐駒ヶ岳があげられる。
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太陽の前に天尊があり、
摩利支天と名づけられている。

不可思議な力があって、
いつも太陽の前に先だって行き、
太陽はまぶしい太陽の光で摩利支天を隠すけれども、
摩利支天からはよく見える。

誰一人として摩利支天を見ることもなく、
人によく知られることもない。

とらえられることもなく、
害を受けることも、
だまされることも、
しばられることも、
借財することも、
罰をこうむることもない。
互いに憎みをもつ者同士、連絡を得ても畏(おそ)れない。

—————摩利支提婆華鬘経(マリシダイバケマンギョウ)
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摩利支天(マーリーチー)は「陽炎(かげろう)」「太陽の光」
「月の光」を意味する「マリーチ(Marīci)を神格化したもの。
「威光」などとも訳される。
由来は古代インドの「リグ・ヴェーダ」に登場する
「ウシャス」という暁(あかつき)の女神であると
考えられている。

陽炎は実体がないので捉えられず。
焼けず。
濡らせず。
傷付かない。
隠形の身で、常に日天の前に疾行し、
自在の通力を有すとされる。
これらの特性から日本では武士の間に摩利支天信仰があった。
また「隠形(オンギョウ)」の神である故に
忍者からの信仰も厚かった。

その姿は「猪(イノシシ)」の背に立っていることが多く、
元来は二臂の女神像。
しかし、後には男神として作られることもあり、
三面六臂や三面八臂で月と猪に乗る姿なども見られる。
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「梵天の子」または「日天の妃」ともいわれる。
摩里支菩薩、威光菩薩とも呼ばれる。
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そもそも摩利支天(まりしてん)とは天部の神のこと。

参詣祈願の人々に気力、体力、財力を与え、
厄を除き、福を招き、運を開く。
諸天善神中もっとも霊験顕著な守護神であると伝えられている。

その姿は猪(イノシシ)の背に立ち、
人が摩利支天の名を知り、念ずれば、
一切の災厄から逃れ勝利の功徳を得るとして、
日本国においては中世以降、
武士階級の守護神として摩利支天への信仰が広まった。
楠木正成や足利尊氏、
毛利元就や徳川家康などの武将たちは摩利支天の尊像や
旗印と共に合戦に出陣したと言われ、
「忠臣蔵」で知られる大石内蔵助も
髷の中に摩利支天の小像を入れて討ち入りに臨み。
本懐成就を遂げたと伝えられている。
まさに諸難を退け、
勝利に導く武門の護り厚き守護神としても厚く信仰され、
その後、民衆の間でも摩利支天信仰が盛んとなった。

昨今では「開運厄除」「除災得幸」の祈願はもとより、
「家内安全・商売繁盛」などの祈願や、
政治、芸能、スポーツに関わる方々の
「必勝・心願成就」祈願など、
多くの人々から広く尊崇を集めている。
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万能。
完璧。
凄い。

言葉を読み解くに、
おそらくは「光」、
もしくは「光の力や特性そのもの」の表現なのか。

そして、そんな「光」である故に、
それは太陽自体とは違っているもの。
モノモノに太陽本体より先立って届く力であり輝き。
しかし、それは太陽の力そのものでもあって。
摩利支天とは「天部」の中でも別格の存在なのか......
記されている様々な功徳は太陽神とも見まがう力。

ここで、ふと思うのは、

「天部」とは、

そもそもなんなのか?

ということ。

——————続きます。(^^)


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