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雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

みんな...

2018-07-20 00:12:05 | 初めに、タイトルの話
当時働いていたメジャーレコード会社に許諾を頂いて立ち上げた、
少々実験的なプライベート・インディーズレーベル。
そこから世に出した最初の作品が、
13歳の少女による
「ポエティック・ミュージック」
なる挑戦的なアルバム。
そして、とてもマニアックであったハズのその作品が、
僕自身驚くほどの売れ行きとなり。
CDの販促と流通をお願いしていた会社の社長さんがとても喜んでくれて。
お金持ちだったその社長さんは当時、
東京、渋谷の一等地に綺麗なビルを持っていたのですが......



「Uzmetさん。
ウチのビルの地下一階が今遊んでいて、何もないのだけど、
よかったら使います?
儲けさせてもらっているので、しばらくはタダでいいですよ」



「使います( ̄+ー ̄)キラーン☆」



って事でお借りして。
レーベルのチームメンバーとカンカンガクガクの相談をして。
最終的にそのビルのフロアーは......



「チームオフィスとは名ばかりのカフェ!として!
運営してみっぺ!
チームのみんなやアーティストやクリエーターさん達も遊びに来れるし。
俺は元バーテンだしね!
そだ!
そーしよー!(=´∀`)人(´∀`=)ウェーーイ☆」



となりました。
そして、デザイナーの「ちーさん」を中心に
皆で手作り感溢れる様々な改装や準備をして。
看板も手作りし。
イザ!



「先ずはオープニングパーチーだ!
身内だけのお披露目会にしよーぜぇぇーーーっ!」



と、あいなりました。
ちょうどその頃のシーンでは少女詩人「螢」のセンセーションと、
「叫ぶ詩人の会」なるユニットさん達がとても活躍していて。
ちょっとしたポエトリー・リーディングブームも起きていて。
そんなニッチなブームに興味を示していたチームのネットワーク担当、
ウェブ・エキスパートの「M山」さんが



「Uzmetさん!
せっかく螢も来るんだし、“叫ぶ螢の会” にしましょう!」

「へ?な、なに?(・・;)ソレ......」

「イヤイヤイヤ。もう、それで。決まり!で。
ステージ作って、そこに一本だけマイクを立てておくんですよ。
詩や叫びたいコトが浮かんだら自由に!
ステージのそのマイクで叫ぶ!
ってな寸法で。
螢ちゃんにも是非!来てもらって、叫んでもらって。
ね!いいでしょ!?
盛り上がりそーでしょ!」

「いや、M山さん......ほ、螢は来るかわからないし、
来ても叫ばないと思うよ......」

「何言ってんすか!叫びますよ。絶対。マイクあれば。
叫ぶ螢!って一度見てみたいじゃないっすか。
そーしましょ。もう決定で。ね!
いいわ。それ。
じゃ、マイクセットしときますから。
よろしくーーーーー........」



そのインディーズチームは、全員、
それぞれ本職の仕事を持ちながら集まってくれていた
メンバーでもあったので、
開催は仕事が落ち着く頃であろう夜7時から夜中まで。
関係者のみ自由参加。
螢の両親やマネージャーさんにも......



「中学生にお酒など!絶対に飲ませませんので!
螢のヒット祝いの席でもありますので。
ええ。ええ。
お家にはいつもの如く、
僕さんが責任を持ってお送りしまちゅので!(`_´)ゞキリリ☆」



......なんてことで彼女の出席の許可もいただき。
そうして始まった渋谷のカフェのオープニングパーティ。
総勢で50人ぐらいいたでしょうか。
螢は勿論、沢山のクリエーターやアーティスト、
チームメンバーが入れ替わり立ち替わり集まって来ていました。



そして、

例の「叫ぶマイク」はというと、

まぁ、みんな叫ぶ叫ぶ......で。

入れ替わり立ち替わりでマイクを奪い合う大盛況。

言ってることは支離滅裂。ワケワカラン。

彼女や奥さんの悪口!?愚痴?

彼氏ムカつくー!旦那イラつくー!

社長のバカー!

とか、

酔いながら意味不明な詩を朗読し出す人も。

挙句、ギターの弾き語りで鬱憤を叫んでみたり。

ただひたすらマニアックなギターを弾き続けるだけの人とか。

かと思いきや、

マイクの前で何故か?シャドーボクシングを始める人とか。

自分のこれまでの人生をボソボソとマイクで語り出す人も......

いた、よーな......



とにかくメチャクチャな開店飲み会。
誰が誰だかももうわからないくらいぐちゃぐちゃ。
そして、そんな中、
そんな大人達を見て笑っていた螢の側にM山さんが寄ってきて、
彼女をつかまえて僕はこう言いました。



「ここで!螢でしょ!ね!螢!みんな!」

「うおおおおおおおおーーーーーーーっ!ほたるーーーーっ!」

「♪───O(≧∇≦)O────♪」

「なんか叫べーーーーーーーーっ!(=´∀`)人(´∀`=)」

「おおおおおおーーーーーーーーっ!\\\٩(๑`^´๑)۶////」



流石に酔った阿呆者の大人達の迫力に押された
可憐な少女詩人の螢さんは、その時、
ちょっとためらいつつもカフェの隅っこからトボトボ......
と歩いてステージに上がり。
そして、おもむろに立ててあったスタンドマイクを握り。
辺りを見回し。
一言だけ「ボソ」っと話しをし出しました。
とても騒がしかったフロアは一瞬で静まりかえります.......



「みんな......」



........ご、ゴクリ......
フロアーは一気にそんな雰囲気。
螢の顔からは笑いは消えています.......



「な、なんかいうぞ。
螢が言うぞ.......」



少々興奮気味のM山さんが僕の耳元でそんなことを言ってきます.......



「みんな.......バカ」



「 (☉∀☉)(☉∀☉)(☉∀☉)(☉∀☉)(☉∀☉)ぱやややーーーーんん........!」



まぁ、螢はいつも正しいわけなのです。
(*´-`)ええ。ええ。
そんな僕らのカフェは、
その後オープンしたものの1ヶ月で7日間程しか開けることができず。
3ヶ月目にして運営を諦めた僕さんは、
晴れてオーナーさんにフロアーをお返しすることにしました。



「すいません。。折角のご厚意を。。
本業が忙しすぎて誰も店を開けれる人がいませんでした。。
メニューも......
カレーライスしか......出せませんでした......(T ^ T)グスン......」



よく覚えているのは、
そんなお馬鹿パーティーの帰り道。
皆との約束通り、
螢を横浜の自宅まで車で送っている時に彼女と交わした会話。
まだ、インディーズでデビューしたばかりの彼女でしたが、
既に多くのメジャーレーベルから契約のオファーも届いていました。
しかし彼女は、今のままのチームで、
僕のいるメジャーレーベルの方からメジャーに行きたいと、
そう言います。
僕はそんな彼女に



「よく俺たちのようなバカ連中のとこに来てくれたねぇ、、、」



と。ポロッと。何気なく。
チョット不思議に思っていた事を言葉にしました。
すると、
サイドシートにチョコンと座っていた彼女はこんなコトを言いました。



「.......うん。
Uzmetさん逹だけだったの。
私のことを子供扱いしなかったのは。
私、わかるの。どんな言葉で言って来ても。
私を子供扱いしてるかどうかはわかるの。
学校もそう。
みんなも、そう」



今年はとても暑い夏となっていますが......
気がつくと、
このブログがスタートした時からの読者さん達との約束の回となりました。
それはブログの一年毎の区切りとして、
マイルストーン的に螢との記憶に残っているエピソードを記すという約束。
今年もこうして記せたことがちょっと嬉しくも、意外でもあります。
よく続いているなぁ、と、かなり驚きもしていますが。
また来年も記せるようであれば、よいのかなぁ......
どーなんでしょうか?(^ω^)ね。



左端メニュー欄の「カテゴリー」にも纏めてありますが、
以下にも置いておきます。
☆初めに、タイトルの話☆
雲と螢
雲と螢 2
雲と螢 3
おちあがるように
平原の丘
少女の手
Klimt,Schiele,Hotaru
厳しいトコロだった
無駄な人数


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コメント (8)
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