雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

鎌倉徒然

2016-08-31 00:55:19 | 美味い...パワスポ寺社
神奈川、鎌倉名物「力餅」さん。(^^)うふうふ。





ちょうど伊勢の赤福さんと同じ様な感じ。
ふっくらお餅の上に甘すぎない上品なアンコがノセられていて、
添加物なども一切使われていないので賞味期限も
「本日中」と書かれています。
もちろんとても美味しひ。(^^)
こちらを作っているお店は、
知る人ぞ知る鎌倉の名店「力餅家」さん。
創業300年以上の歴史を持つ和菓子屋さんです。





このお店はキョンキョンのドラマ
「最後から二番目の恋」の冒頭カットでも出て来ていたと思います。
最近では「海街diary」の漫画や映画でも出てたかなぁ......
どうだったかなぁ......
そんなお店の名物「力餅=ちからもち」さんの箱の中には、
力餅家の主人が昔ながらの文字と文体で記した、
とても味のある「商品由緒」というものが入っていて......





一見、ちょっと読みにくいのですが、
大体はこんな感じ......



————————鎌倉に御霊社あり。
権五郎景政の霊を祀る古社であります。
景政の源義家と奥州後三年記「金沢の柵を攻むる候」に見え、
相模の国の住人鎌倉権五郎景政と云う者あり。
先祖より聞え高き武士なり。
年若き十六歳にして大軍の前に戦て、征矢にて右の目を射させ、
矢を折りかけて、
抜かずして敵を射とりつと云う英雄—————云々——————



意外に知られていないコトなのですが、
この美味しい「力餅」さんの起源に書かれている勇猛な武将
「鎌倉権五郎景政=かまくらごんごろうかげまさ」
さんという人こそ!実は!
源頼朝さんの開いた鎌倉幕府以前に、
鎌倉という地を一大要害地として造り上げ、
鎌倉氏を名乗り、
その名を地名共々全国に轟かせた最初の人だったりするのです。
鎌倉という地はもともとこの方の管理のもとに発展し、
その後、頼朝の幕府が開かれて今に至るというわけなのです。

とてもスゲー人なのです。

この時期、海での仕事もチャラチャラとあったりもして、
鎌倉アタリにもよくお出かけしたりするのですが、
ここ最近の鎌倉の人気具合や人混みというのはちょっとスゴくて......
もともと首都圏では大人気のスポットではありましたが、
そこへきて、
このところの外国人観光客や全国からのツアー客の増加などで、
メジャーどころや町中は最早マトモに居られないような感じ。
さらに、夏には海水浴客も沢山やって来るわけでやんすから......
土日などはもう完全に行く気が失せてしまいますのです。
ええ。まったく。

チトキビチイ。

でも、こんな歴史深く、
風光明媚な深い街が人気ということは全然悪い話ではないですし。
故に、なかなか複雑な気持ちでもあって。
して、そんな複雑な気持ちの中には先出の武将「権五郎」さんのことも、
この地を訪れる沢山の方々にはちょと知っておいて欲しいような......
そんな気持ちもあったりして。



ということで、今回は「鎌倉徒然」とあいなります。(^^)



鎌倉のことは過去にもケッコウ書いているので......
日曜日のコーヒー
5月の海
水無月の桜
光と、白と青と
あたりでしょうか......
なのでこのあたりの記事とは被らないように、
今回は権五郎さんを巡る鎌倉徒然という感じで記し残しておこうかと思います。

先ずはなんといっても!
力餅家さんの由緒冒頭に書かれている
「鎌倉に御霊社あり」
の御霊神社(ごりょうじんじゃ)さんです。(^^)/





こちらは、
この地を開いた鎌倉権五郎さんの御霊(みたま)が眠っている宮でもあり、
鶴岡八幡宮と並ぶ鎌倉の最重要地だと僕は思っていたりなんかします。



スゲーとこっす。ここ。ええ。
一瞬、人によっては異界感があって、
たじろぐ部分もあるかとは思いますが、そこは武将、権五郎さんの懐。
一歩境内に踏み込めば......とても優しい雰囲気。
良きトコロ。



江ノ電唯一のトンネルを抜けたとこにあるのです。
色々な写真に使われる、とても絵になるところです。



この地は風水的には有名な長谷寺のパワー源である観音山の龍穴っす。
そこにはちゃんと......誰が立てたのか、
国常立大神(クニトコタチノオオカミ=国之常立神)さんが祀られています。
最初に建てた人、センスあるなぁ。。



こちらは権五郎さんが体を鍛えるために使っていたと伝わる「力石」。
2つあって「袂石(たもといし、60kg)」と
「手玉石(てだまいし、105kg)」さん。



権五郎さんはコレを片手で着物のタモトに簡単に入れちゃって、
ぐるぐる回しちゃってたくらいの豪腕だったそうです。
そりゃつえーっす。
冒頭の「力餅家」さんの名物のお餅というのは、
もともとそんな権五郎さんの「力持ちさ!」にあやかろうと、
このふたつの石に「餅」が供えられるようになって、
供えられたソノ餅は参拝者にも分けられたりするようになって。
それでいつしかそこの餅のことを
「権五郎の力餅」
と呼ぶようになったのだそうです。



最初ココに来た時、

「酒もあると嬉しいなぁ......」
「我は利き腕ではない左腕も特に強く鍛えていたのだ( ̄∇ ̄)ニヤリ」

なんていう権五郎さんの声が頭に響いてきて......
それで左の石(向かって右)の方にお酒を注がせてもらったのですが......
ええ。ええ。
しかし、さすがの猛将。
左右同じような力であったことも想像できちゃう。。
体の筋力バランスとかすごかったんだろうな。と。
右脳と左脳とかも。ええ。
スゲーっす。ゴンゴローさん。
メダリスト並っす。きっと。
お酒を捧げさせてもらった後には

「お前はまだ左が弱い。
もう少しバランスが良くなるように鍛えなさい」

なんてアドバイスも貰っちゃうし。ええ。ええ。
ありがたいっす。
その後ちゃんと頑張ってるしね。
言われた通りに。ええ。
スゲーいいバランスの体になったの。ホント。
右脳と左脳も。なんだか。
ありがと~~! (* ̄o ̄)ゝごんごろーさぁーんんん!
そんなパワフルな権五郎さんの逸話を現代の文言でもう少し詳しく記せば



——————————歳僅か十六歳で初陣を飾り、
大軍を前にして命を捨てる覚悟で懸命に奮戦する間、
征矢(そや)が右の目を貫いた。
なんとその矢は、首を射貫いて冑(カブト)の鉢付の板に達していた。
権五郎景政はその矢を折り、当たった矢をまた射って敵を射取った。

さてさて、その後、陣に帰った景正はカブトを脱いで
「傷を負った」
と言って仰向けに倒れ伏してしまった。
同国の武者に三浦の平太郎為次という者がいた。
この者も相模国では名高き武者である。
権五郎景政を貫いた矢を取り出そうと
景正の顔を踏んで矢を抜こうとした。
すると景正は倒れ伏しながら、刀を抜き、
為次の胴の下に付けた草摺(くさずり)を握って刀で突こうとした。
為次は驚いて

「何をする。何故そんなことをするのだ!」

と言うと、それに景正は答えて、

「弓箭(きゅうせん)に当たって死ぬ事は武者として望むところだ。
しかし生き永らえて、
他人の足でこの面を踏まれることは我慢ならんことだ。
この上は、お前を仇として殺し、私もここにおいて死ぬつもりだ」

と言った。
為次はこの覚悟に舌を巻いて、言葉を失ってしまった。
そこで為次は、景正に膝をかがめさせ、頭を押さえて、
何とか矢を抜いてやった。
多くの者がこの話を見聞きして
「景正のような武功は、とにかく前代未聞だ」
と言い合った———————————————————



すげーっす。。ごんごろーさん。
そんな権五郎さんの御霊社と守護山を分ける長谷寺さんも、
最後にチットだけ。
こちらは日本一大きい木製の観音様がいることで有名なのですね。



奈良県、桜井市の長谷寺の開基、
徳道さんを招請して開山したという由緒あるお寺さん。





奈良の桜井といえば元は「ニギハヤヒ=饒速日」さんのお膝元。
御霊神社の方では
「金毘羅社=こんぴらしゃ」として祭られているように感じますが、
ここだけの話、
ニギハヤヒさんは大神神社(おおみわじんじゃ)の
大物主神(オオモノヌシノカミ)さんの主要成分!?
御霊(みたま)さん!
でもあります。
なので長谷寺と御霊社は饒速日さんでつながっていて、
セットで参拝するのが良い感じなのです。
鎌倉の原点スポットです。
順番的には、
古くて力持ちの御霊神社さんが先というのが美しいと思いまする。ええ。
どちらにもニギハヤヒさんの眷属さん、
奈良の長谷寺にもいる虹龍さんがちゃんといらっしゃいます。
ええ。ええ。
長谷寺ではこの眺めが見えるあたりに。いつも。
スゲーでやんす。ええ。



そんな長谷寺さんの方にも一つオススメのお店がありまして。
それが境内中程にあるカフェ「海光庵=かいこうあん」さん。
入場料を払わないと入れないところにあるので、
混んでる鎌倉の中でも意外と穴場なカフェです。



眺めもサイコー(^^)



オキニイリは断然「大吉だんご」&コーヒーィィー( ̄▼ ̄*)♪



そして名物は「お寺のカレー」らしいのですが......
アチキわこっちが好きなのぉー!!



その名も「華麗なるうどん」!
ようわカレーうどぉぉーーーーん( ̄∇ ̄)♪


でもやっぱ......


鎌倉は混んでるっす。(T 。T)ぶぇ。


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コメント (4)
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