雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

一枚のCD

2013-02-27 00:01:56 | 願い
バンドメンバーは若干20才!の4人。
でもって、全員かなりクール!なイケメン!
ステージは熱く、激しく、鮮烈!
そのパフォーマンスを武器に、
10代で大きなロックフェスの全てに出演し、
昨年はメジャー初のフル・アルバムをリリース!......っていう、
荒々しくも素敵な某パンク系ロックバンドのギタリストY君が、
先日、僕の家に遊びに来た時に持って行っていたCDやら本やらを
返しに来てくれました。
冒頭の写真は、そのY君が借りて行ったアイテムちゃん達のメモ。

「忘れない様に、、」

と、借りて行く時にリビングの黒板に書き残してくれていました。
僕的には

「貸すんじゃなくてやるよ!もってけどろぼぉぉーーーっ!(><)」

と、見栄をはって言い切っていたものなので、
ちょっと忘れていたことだったのですが。
Y君は一年近くたってもこの事をチャント憶えていてくれて。
メッセージも付けてシッカリと返してくれました。
音楽もパフォーマンスも過激だけど、
素顔は本当にスマートでいいヤツなのです(^.^)

そして、あらためて彼が持ち出していたモノ達を見ると......
若いのに......渋っ!?
ま、バンドマンらしいセレクトですけど。
ナウシカって......パンクなのか!?(@.@)
プライマル・スクリームまで......
オモロいやっちゃ......

彼が僕の家の黒板にこのメモを書き残して行った時は、
バンドの楽曲制作に少々煮詰まってしまっていた時で。
曲作りにおいてはメンバーの中でも多くの部分を担っている彼ゆえに、
アイデア的にもかなり苦しんでいた時でした。

「じゃあ、俺んちの棚でもアサって、
音聞きながら色々と話したりなんかしよかっ!?」

なんていうことにもなって。
ついでだから「鋭い!」アドバイスが出来そうな、
メジャーの一線で活躍する同じギタリストで作曲家の僕の友人や、
レコード大賞アレンジャーの友達なんかにも遊びに来てもらい、
男4人、皆でコーヒーを飲みながら曲作りの話しを

「アぁーでもない、コぉーでもない、、あーなんじゃねーぇ?、、」

......なんて、延々としていたのでした。
このときのY君は、確かまだ19才ぐらい。
高校も出たて?辞めたて?の頃。(;^_^A アセアセ...
僕も高校生の時にバンドをやっていたことがあったので、
そんな話しも含めて皆でトメドモ無い、
色々なことを話していました。

「そりゃ、曲の作り方なんて、
普通校の教科書になんか載ってねーよなぁーー。。」

とか、

「そんな話しをしてくれるような大人や先生なんていなかったよなぁ、
そーいえば。。」

とか、

「結局さ、俺達ってさ、色んな話しより、
たった一枚のCDから教わる事の方が多いよな、、、」

とか、

そんな話し。

——————よくよく考えると、いつもそうでした。

僕らに一番多くの事を教えてくれたのは、

いつだって大好きだった一枚のCD。

大好きだった一枚のアナログ盤。

僕らが一番多くのことを学んだのは、

いつだって大好きだった一曲の歌。

大好きだった人。

大好きだった本。

大好きなスポーツ。試合。

大好きな風景。景色。

教室で黒板と向かい合った長い時間より、

好きでもなかった授業で話された沢山の言葉より、

そんなものから学んだことの方がとても多くて、

大きかったような気がします。

勿論、勉強は大切で、

身につけるべき事も、どこ迄も際限なく広がりますが、

僕らのようなちょっと「中道」を外し気味だった人種には、そんな、

好きなものから学ぶというパターンが結構あったような......

気がします......( ̄ω ̄;)ンー

だから、

自分が好きなものを心から「大切に」して欲しいと思ったりなんかします。

そこから学ぶことは、

とても大切なモノに育っていくのだと思っていたりします。

その時、Y君とそんな話をしたことを憶えています。

そんな力のある曲を、今度は、お前らが作るんだ。

頼むぜ!

......って。

そんな話。

Y君が書いていった黒板の文字を見つめながら、

その日、そんな話しをしていたことを思い出しました。


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コメント (2)
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