カリカリが食べられなくなって、
生タイプもシニヤ用しか食べられなくなって
それも手でしっかりほぐしてやらないと食べられなくなった。
少しでも固まりがあると
どこか痛いところに当たるらしく
ヒャッ!うううううぅぅぅ…と叫んでおびえて
椅子の下へもぐっておびえてしまう。
5分も経つと食欲に勝てず
餌に再チャレンジ。
怖いのはイヤだから
私の手から食べさせてと要求してくる。
かぁちゃんなら痛くしないと思っているのかも。
手でほぐして、口先にちょっぴりづつ運んでやる。
おもわずガツガツ食べようと欲張ると
また、ギャッ!と叫ばなくてはならなくなる。
食べると痛い。
お腹がすいて食べたいのと痛いのと
せめぎあいをなだめたりで
毎回、餌やりタイムに1時間はかかっていた。
それで痛くないのならいいのだけど、
毎回、すっきり痛みなしでは食べられない。
1日1回抗生物質と痛み止めを獣医さんちで購入した専用クラッシャーで
こなごなにして餌に混ぜる。
毎日、飲み続けても完治はない。
何かいい方法はないか考えて閃いた。
介護の職場では嚥下困難な人にとろみをつける。
お茶でむせる人もいるから、お茶にもとろみをつける。
かたくり粉、コーンスターチだった時代もあったろうけれど、
今はパラパラと振り込んで混ぜるだけでとろろんとなる
便利なものがある。
他にもあると思うけど商品名はトロメイクSP
100円ショップで小さなすり鉢も買ってきた。
生タイプのフードをすって薬も混ぜ、さらにトロメイク。
すり鉢はどっしりしているから、
『お手手からちょうだい』を無視して
座っている座布団の鼻先にボンと置いたら
あらら~自分から食べ始めた。
痛いところもとろみでスルリと通るのか
ギャッもなく完食
おかわりのおねだりまでしてきた。
食べれるのはいいけれど君はちょっとメタボラちゃんだから
用心、用心。