ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

四つ足歩き

2006-07-28 21:57:47 | ナンバ・古武術・動き

直立2足歩行による一連の関連疾患については、きのう紹介させていただいた『足のクリニック』という本で、よーくわかったので、すぐ四つ足歩きをやってみた単純オヤジである。

今朝、芝生の公園で裸足ジョグ40分。その前後に補強運動の一環として試してみた。
幸い、あたりに人影なし。
浅井えり子選手の本『新版 ゆっくり走れば速くなる』(ランナーズ刊) に書いてある記述に従って姿勢づくりから。

「腕・脚はあまり広げず、肘と膝を伸ばし、なるべくお尻を高く上げるイメージで20~30mくらい歩きます。
うまく連動しないと、なかなか前へ進みません。身体の連動を覚えるとともに、大腿部が伸び、その状態で歩きますから、動的なストレッチの効果もあります」

あかちゃんのハイハイみたいに膝を地面につければラクな姿勢だが、脚を伸ばして尻を高く上げた状態で歩くのはけっこう大変。前を見るために首を上げるのも負担になる。
馬がゆっくり歩くときのゆったりした常歩 (なみあし) をイメージして50mくらい歩く。

裸足走の後、今度は四つ足でちょっと走ってみた。走るときには、肘と膝は少し曲げたほうが動きやすい。(浅井さんの本にもそう書いてあった)

草の上を、まだぎこちないながら四つ足で走っていると、野生動物見習い1年生になったような気分。目線が、普段よりもグンと下がるのでそれもまた新鮮。目線が高くなる高下駄とは逆で、いずれにせよ新感覚で気持ちいい。

ワシがランニングバイブルとして愛読している金哲彦氏の『カラダ革命ランニング』(2004年、講談社刊) にも、ちゃんと書かれてあった。

「初心者に四足で走らせると、上半身と下半身のコンビネーションが格段によくなります。四足で走ったイメージのまま、ニ足で走ってもらうと、その効果はてきめんです。特に子どもはすごい。完全に背中が動いて、あっという間に速くなります。
この四足の走りを言いかえるなら、『背中で走っている』イメージです。上半身のリードが背中を伝って腰に行き、腰がパワーを生み出して地面に伝える。
この流れが表面の筋肉で行なわれるわけではなく、背骨から肩甲骨、肩甲骨から背骨の周囲の筋肉を動かし、それが骨盤を動かすというように、体幹で行なわれて強く速く走ることができるのです。
これは、頭で考えていてもなかなかできません。動物になった気持ちで、実際に四足で走ってみてください」

へい、親分。初読後2年もたってから、ようやく実行に移しやしたぜ、とTV時代劇の影響で次郎長風につぶやくオヤジであった。


というわけで、朝は裸足走のみ40分(約6km)、心拍109。
夜、気合を入れて力みは抜いて新聞突き破りなど定番トレ。

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2 コメント

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Unknown (lune)
2006-07-29 12:55:29
なんばによる身体操作のレクチャーでも、四つ足歩きの逆の形(背泳ぎバージョン?)で、5~6メートルぐらいヒョコヒョコと走るの数セットやりますが、四つ足走りも知らず知らずのうちに体幹に効くのでしょうね。背中で走るというのは、初めてでもなんとなく意識できるものでしょうか。?



これで、犬みたいに早く走れたら、痛快でしょうね。
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背面四足 (ハギA)
2006-07-29 22:55:52
◎luneさん 仰向けの姿勢で四足歩きするわけですね。早速やってみました。



うん、これもまた効きそう。今度の芝生走の時、表裏両面で試してみましょう(笑)。



道で猫や犬と会うと、その歩き方をじっと見つめてしまい、猫には睨まれ、飼主からは不審な目で見られております。前足と後足の出方は微妙にズレてますね。けっこうむずかしそうです。
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