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頭の中に5000人いる?

2016-07-02 07:00:48 | 日記
プラトン曰く

 さすがウォーキングが人気、多くの方とコースで出会います。
すれちがった縁で挨拶をして、互いに名乗って立ち話をする。
そんな事情から3、40人の方々のお名前を知る事になります。
 そこでふと思いました。

 毎週土曜日は生活の中で生じた極々小さな疑問を取り上げています。
今週は「人間は人の名前を幾つ覚えられるか?」です。

 先に結論じみた事を言ってしまえば、どうやら5000人が最大値の様です。
ギリシアの哲人プラトンは、人の顔と名前が一致する数は5000人だと言いました。
現代日本において一流のホテルマン曰く、一度会ったお客様のお顔とお名前は忘れません、
だいたい5000人の方を覚えています、と。
 およその上限値は分かりましたが、大きな問題がふたつあります。
ひとつは、5000もの顔と名前をどうやったら凡人である私が覚えられるのか。

 一瞬で名前を覚えるやりかたをネットのライフハッカー日本版が紹介しています。
記憶術のプロが語るそのやり方はこうです。
 初対面の相手に向き合って、先ずは顔の中で一番目立つ場所を選ぶ。
次に相手の名前から何かを連想する。
その連想した物が顔の目立つ場所で何かをしているストーリーを作り、それを頭の中で
映像化する。
最後に今浮かんだ映像とストーリーをもう一度振り返る。

 ある分野において超人的な才能を見せるサヴァン症候群のイギリス在住ダニエル・タメット氏
は円周率を世界で一番多く記憶しているそうです。
 氏は記憶の秘訣を「数字が風景に見える」と説明します。
その風景を学校までの道のりの記憶とリンクさせる。
そうすると学校までの道のりを思い浮かべるだけで2万桁の円周率が自然と甦ってくる。
誰でも学校までの道は思い出せるでしょ、だから円周率を覚えるのは簡単な事、と言います。
 どちらの話も他の物に絡めて記憶する手法が有効だと教えてくれています。

大きな問題その2

 しかしより深刻な問題があります。
その前に私の頭の中に何人の名前があるのか調べてみましょう。
 長年在職した会社では社長から後輩まで多くの方に接しましたが、今でも顔と名前が一致
するのは多めに見積もっても300人。
名簿を見ずに思い出せる得意先関係者もせいぜい300人。
親類縁者で数十人、友人知人で200人、学生時代から何かの縁でお名前を存じた方も
覚えているのはおよそ300人。
スポーツ選手や芸能人などの有名人が300人。
全てを合計してもおよそ1500人が良い所。

 すると5000人マイナス1500人で残りまだ3500人分も脳みそが空いています。
問題は、これから3500人と新たに出会う筈が絶対に無い事です。
余程劇的にライフスタイルが変わらない限り、新しく記憶する対象は数百人がせいぜいでしょう。
 まるまる3000人分もスペースを余らせたまま人生を終えるのは勿体ない。
草の名前を300種、鳥の名前を150種、それでも残りはまだまだ埋まりません。
まったく、やり残したことが多過ぎてボケてなんかいられません。
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