あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

大相撲中継、弓取り式が流れる理由は?

2017-05-27 06:25:33 | 日記
スケジュール表

 稀勢の里の休場で優勝争いの興味は消えましたが、それでも見どころはタップリ。
毎日NHK中継を楽しんでいます。
そこで気になる点がひとつ、今場所は毎日弓取り式が映っていませんか?

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い様な愚問を取り
上げています。
今週は「大相撲の不思議、その2回目」です。

 昔の大相撲中継は、最後に必ず弓取り式が流れて終わっていました。
それがいつの頃からか中継から消え、余程波乱があって時間が余った時でなければ
映らない光景になっていました。
 ところが今場所は毎日のように弓取り式が放送されています。
これは意図的な狙いなのか、それとも時間調整がうまく行かなかった結果なのか、疑問です。

 本場所の土俵上にはキッチリとした時間割があります。
午前8時に開場し、8時35分頃から序の口の取り組みが始まります。
その後延々と取り組みが続き16時頃に中入り、16時10分頃幕内の取り組みが始まって、
17時55分に弓取り式が行われます。(日本相撲協会公式サイト より)
 一方NHKのテレビ中継は幕内の全取り組みを放送する事と決まっていて、過去一番
長引いた時は18時23分まで延長したそうです。(with news より)

 これだけしっかり決まっていても勝負は水物、計画通りには進みません。
そこで様々な時間調整の工夫がされていると言います。
取組前の塩をまく回数は毎回同じ様に思えますが、実は減らされる場合もある様です。
時計係の審判が時間の流れを計算して、右手で合図を出します。
すると呼出が力士にタオルを手渡すお馴染のシーンとなり、力士は制限時間が来たことを
知るのです。
 また取り組みの後にほうきで土俵を掃く場面でも、微妙に時間調整が行われます。
更に大幅に時間が余ってしまうと、15時55分頃に式守伊之助が翌日の取り組みを発表する
「顔ぶれ言上(かおぶれごんじょう)」を行って時間を稼ぎます。
 幕内の取り組みは21番、十両は14番と原則的に取り組み数は決まっているし、時間を
調整する色々な工夫もされています。
それでも今場所の中継に弓取り式が多いのは、「それも含めて大相撲」とNHKが判断して
敢えて放送していると考えるのが良さそうです。

さがりとタオル

 大相撲にはまだまだ愚問が盛りだくさん。
呼出がタオルを手渡す話がありましたが、あのタオルは誰が用意していると思います?
まわしの色とお揃いの時もあれば、まわしは黒でタオルは真っ赤と全くかみ合わない時も
あります。
 調べてみると、力士が自分で用意するのだそうです。
十両力士は自分で持ってきて呼び出しに渡し、幕内力士は付け人がそれを行います。
 取組後は本人が持って帰ると言うので、昨夜の中継を気にしながら見ていました。
すると照ノ富士がさがりとタオルを手にして花道を引き揚げて行く場面が映りました。
なるほど確かにそうでした。
 大相撲の愚問、まだまだありますがそれはまた来場所で。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やられっぷりが見事だった謎... | トップ | 日曜日は川柳の日 »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事