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身近な生き物:犬派宣言

2021-06-23 06:29:59 | 日記
ネコブーム

 先日公園で異な場面に出会いました。
若いアベックがリードを引いて生け垣から何かを引っ張り出そうとしているのです。
後ろ脚を踏ん張って抵抗しながら引きずり出されたのは白黒斑のネコ。
ネコを繋いで散歩している珍しい光景でした。
 仕草がかわいい、ツンデレが魅力的、世を挙げてのネコブームです。
でも放し飼いのネコに庭にされた糞が臭すぎて、以来ネコは大嫌い。
私は断然イヌ派です。
 今週は、若干劣勢に見えるイヌ派に送るエールです。

イヌ派の反論

 どうしてイヌ派なのか、思いつくまま根拠を挙げましょう。
先ずは人と関わる立ち位置。
 <本来イヌは群れをつくる動物。
ずっと集団で暮らしているので飼い主をリーダーとみなしその指示に忠実に従う。
一方ネコは単独行動する動物。
食事やトイレの掃除などどうしても必要な時以外人間を頼らない。>
 言ったことに従うからイヌはかわいい、人に媚びないからネコが愛おしい。
イヌ派ネコ派の主張は様々なので優劣はつけられません。
でも私は上から目線で見下してくるネコのあの視線が苦手です。

 次は声やしぐさの違いです。
<イヌは吠えたり遠吠えしたりする、ネコはニャーと鳴きシャーと唸る。
イヌは歯を向いて威嚇し、ネコは背中を丸めて毛を逆立てる。>(引用は全て Hilis より)
 野を駆けめぐる狼を思わせるイヌ、どう頑張ってもライオンには見えないネコ。
イヌの魅力は野性味を忘れていないところです。
 爪ひとつとっても大きな違いがあります。
イヌの爪は一生出たままなので歩くたびに地面で削れて常に研ぎ澄まされています。
 一方のネコの爪は通常はひっこめているので地面を歩いてもこすれません。
時々柱などで研ぐ必要があります。
能あるネコは爪隠す、を気取って出したり入れたりするのが気に入りません。

 狩りの方法も違いが明快です。
イヌの狩りは追跡型、長時間走り続けられるように手足が細長く発達し驚異的な
持久力の持ち主となりました。
どこまでも追い続け獲物が弱ったタイミングで襲い掛かり噛みついて倒します。
 ネコの狩りは待ち伏せ型。
一瞬で仕留められるように瞬発力の高い筋肉が発達しました。
獲物が来ると前脚で抱きかかえるようにして捕まえます。
それにしても待ち伏せとは陰湿です。
 狩りの方法の違いが体の特徴にも現れました。
それは体臭です。
群れで狩りをするにはコミュニケーションが必要、そこで互いを認識するために
イヌは体臭が強くなりました。
 一方のネコは待ち伏せ型なので獲物に気付かれないように体臭を消す必要がありました。
だからイヌはにおってネコはにおわない。
加齢臭予備軍としてはこの点でも親しみを感じます。
コメント
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