グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

おどれよ、シロアリ。

2013-06-16 21:46:33 | Weblog
おどれよ、シロアリ。

梅雨の夜・・・・部屋の電気に飛んできた虫。よくみるとそれが
シロアリの羽アリで、肝を冷やしたことはありませんか。
ということで今回は、梅雨の時期になると翔び始めるシロアリに
ついてのおはなしとなります。よろしかったら。

 ↓

木造家屋の木材を食い荒らす害虫として畏れられているシロアリ。このシロ
アリを、ある道具を使って自在に操る方法をご存知ですか。

その道具とは、ボールペン油性マジックです。

ボールペンや油性マジックで紙に線をつけておき、シロアリをこの紙の上に
のせると、シロアリはこの線の上を器用に歩きます。大きなカーブや小さな
カーブ、ギザギザな形の線をひいてシロアリを操れます〔ただしイエシロア
リやヤマトシロアリだけです〕。

音符を書いて躍らせてみましょう。楽しいですよ。
シロアリをみつけたらやってみましょう。。

・・・なんて、この場合、自宅で簡単にシロアリが見つかったとしたら、
それはそれでとても心配になっちゃいますけれど。

それでも、ボールペンや油性マジックの上をシロアリが歩くのは、ほんとう
なんですよ。シロアリをおどらせる原因は、ボールペンや油性マジックのイ
ンクに含まれる溶剤に秘密があります。

舌を噛み切りそうな名前ですが、

 ・ ジエチレングリコールモノメチルエーテル 
 ・ エチレングリコールモノフェニルエーテル

といったボールペンや油性マジックのインクに含まれる溶剤が、シロアリの
「道しるべフェロモン」に良く似ている
ためです。
「フェロモントラップ 」で、昆虫フェロモンについて述べてまいりましたが、
昆虫の行動にとって、いかにフェロモンが大きな影響をもつのかが分かる話
ですよね。

そして、もし仮にです。
ご自宅でシロアリによる被害がでていたとしたら・・。

この場合、シロアリの反応する溶剤を含んだボールベンやマジックを使って、
屋外に向かって矢印を書いておくと、シロアリが自主的に家からでていって
くれたらうまい
ですね/笑。

さいごに、これらのボールベンやマジックの溶剤の欠点についてもお伝えし
ておきます。それは乾燥
白アリに「道しるべフェロモン」と勘違いさせるボールペンや油性マジック
の溶剤は、じつに蒸発しやすいんです。したがって効果が続かない。

効果の持続するためのさらなる研究開発がまたれるところですね。


◎ 生き物の嗜好って、ほんとに おもしろいですよねー。   ↓

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染



伝説の巨大カメを攻撃するもの。

2013-06-16 11:26:38 | Weblog
伝説の巨大カメを攻撃するもの。


ベトナムが大事な局面にはいると必ず現れるという、ある種の守り神
的な役割を担っている
かのようなホアンキエム湖の巨大カメが治療の
ために保護されたというニュースが配信されたのは、2011年のこ
とでした。

このニュースを聞いたときに思ったのは、

 巨大カメはなにが原因で弱っているのだろう

ということでした。原因として まず頭に浮かんだのは

  ハノイにあるための水質汚染
  釣り針や網などによる人為的なケガ

といった、人間が関係するものだとおもったのですが・・・当地で原
因として挙げられているなかに、

  ほかの動物からの攻撃

という箇所があったのに、わたしは 驚きました。

というのも、このホアンキエム湖の巨大カメの正体がシャンハイハナ
スッポンであったからです。

というのも・・・

するどい首の動きで、“噛み付く”動物の象徴ともされるスッポン、
いったん噛み付けば、雷が鳴るまで放さないともいわれるスッポン、
〔それほど大きくない個体でも〕噛み付けば青竹も引きちぎるといわ
れるほどのスッポンの、それも体重が200キロを越すといわれてい
る ホアンキエム湖の巨大スッポンを攻撃する動物などがいるのかと、
思ったからです。

そこで、その動物の名前がはいったニュースを探したところ、ロイタ
ーの発信したニュースのなかに、巨大スッポンを攻撃したと思われる
という動物の名まえを、見つけたのです。

その動物とは ミシシッピアカミミガメ。日本でもお馴染みのいわゆ
るミドリガメでした。
ということで、20センチ以上にもなることもあるというミドリガメ
の狂暴性を再認識させられましたよ。ニュースは  こちら 。

伝説やUMAファンのひとりとしては、巨大スッポンが まだ元気な
うちに、ベトナム政府やハノイ市に、、しっかりとしたミドリガメ対策
をおこなってほしいなと願っている次第です。

というわけで今回は、その繁殖力のつよさで、ベトナムでも生息域を
拡大しているミドリガメについてのおはなしでした。


◎ ベトナムの精神的な支柱ともいえる伝説の湖で繁殖するのと同じよ
  うに、ミドリガメは日本でも大繁殖しています。象徴的な例として、
  たとえば 古事記にも登場する「日向の橘の小戸の阿波岐原」では
  ないかといわれている宮崎市の阿波岐原森林公園内にある御池/みい
  けですが・・・こちらも、ミドリガメがいっぱいです。
  先日は、多摩川で繁殖しているという話もありましたし、早急に手
  を打たねば、日本の水辺でみかけるのはほとんどがミドリガメ
  見たいな光景になるのかもしれません。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染