グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

家をつくるならという歌がありましたが。

2015-10-31 11:51:15 | Weblog
家をつくるならという歌がありましたが。

小鳥が飛び交うような土地で、天体観測をする透明な屋根のあるお部屋に 
草の萌えるにおいのするカーペットをひいたりしたいという歌詞で有名な、
加藤和彦の1970年代の作品に  家をつくるなら という歌
が あります。

よい唄ですよね。

小坂明子の♪あなた とならんで、 “夢見るマイホーム”を 象徴する
歌詞をもつ曲だ とおもいます。

ということで、今回は[大切なお金でつくる]そんな夢見るマイホーム
をいったい日本のどの地域に立てるか・建てたらよいのかというおはな
しなのですが・・・

参考とすべき指標のひとつとしてご紹介したい図が、こちらとなります。


ののの保険料見直し

そう、この図は10月01日からの火災保険料の値上げを前に発表され
た[保険料の値上がり具合を示した]図なのです。

・・・個人的なはなしですが、その10月になって[この図で真っ赤に
塗られている]南九州在のいち市民としては、びっくりしました。

いわゆるゲリラ豪雨や竜巻、台風などの自然災害が増えたとはいっても、
ここのところは台風の九州上陸も減少していることだし、全国平均では
平均3.5%アップという話らしいから、それならおもいっきりあがっ
たとしても15%くらいのものだろうと タカをくくっていたら・・・

予告どうりに、実際にここ宮崎県では[もちろん契約の内容で異なりま
すが
]おおよそで30%以上もの値上げ となって、ただただ驚き。

記憶をたどっても台風時の屋根被害に対して過去に1度のみしか保険金
を請求したことがない身としては、おおいにクレームをつけたいところ
ですが、
まあしかし、全体で見た場合に実際に被害を受けた場合の保険金支払い
が多いとうことで、なんともいたしかたない仕儀になりそうです。

そう思うのには、さらなる理由もあります。 それが こちら。

ののののののののイネ不作 2

この火災保険の値上げ図が[いざというときのための・遊水機能を持つ
という一面をもっている]イナ作
作況図と重なっていることをしって
いるがために、職業上でも納得させられてしまったという次第。

ということで 前置きが とっても長くなりましたが、せっかくのマイ
ホーム立てる[立てられる自由を持っている方は]場所としては、

 この保険値上げの図の・斜線の場所がいい

というおはなしでした。


◎ 台風だけではなく、落雷に風災・水災・ひょう災・雪災と
  いった自然災害にひろく保障対応している火災保険。真っ
  赤にぬられている場所に住んでいる場合には、やはり不加
  入戸いう選択肢はないように思えます。検討するとしたら
  保障内容でしょうね、ここは。 → 大型台風は こちら

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奇妙な生き物。

2015-10-29 18:11:17 | Weblog
奇妙な生き物。

昨日の昼間、足元でうごめく小動物を認識した。

のののののののののののののののののの 奇妙3

ここらあたりはもともとムカデの多い土地柄なので、この個体も 
“ムカデか、あるいはヤスデかな” と すぐに思った。

しかし。

観察していると、この動物。どうにも動きが  。
身体をくねらせて動く節足動物にしては、動きがおかしい。

ののののののののののののののののののの奇妙2

そう・・・身体を曲げずに硬直し・一本の棒のような状態 で 進む。
ハロウィンの]ゾンビのようにつっぱった身体でいながら、しかし
それでも 前に進む。

むむむ と おもって 顔を近づけると、すぐにこの生物の正体が
わかった。 ↓ それは・・・・
















冬に備えてせっせと巣へ食べ物[おそらは乾燥したミミズ]を運ぶ
すばらしくチームワークのよいアリさんたち だった。

のののののののの奇妙1

それにしても、 この配置の妙って いったい。。


◎ こんなに規律の良いチームと綱引きはしたないな と
  そう思いましたよ、ええ。

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秀家も 見ていたのかなと思った ホトトギス。

2015-10-25 10:02:38 | Weblog
秀家も 見ていたのかなと思った ホトトギス。


錦江湾をはさんで鹿児島市の向かい側にある垂水市。その垂水市の
巨大なヘゴシダが自生しているような亜熱帯ともいえる牛根地区の
樹林の中で、

ヘゴシダ ← 3mはありそう  

まだまだ暑い気候のなか、 元気に開花しているホトドスのお花を
みました。

ののの ホトトギス

ホトトギスのお花の花言葉、それは『秘めた意志』『永遠の若さ』。

お花が咲いていたこの場所が、関ヶ原の合戦のあと薩摩に匿われて
いた 宇喜多秀家の住まわれていた場所であっただけに[なんだか
秀家の心情をあらわしているようで]とっても感慨深かったです。

秀家の御座所

家康の当時の年齢を考えれば、戦に負けたとはいえまだ20代後半
であった秀家だけに、心中期するものがあったにちがいない・・・
なんてことを勝手に思わずにはおられませんでした。

 垂水市側から見た桜島 ↓

のの桜島

元気の象徴ともいえる、あの錦江湾に浮かぶ活火山である桜島の姿
を朝な夕なに見ていれば、だれでもきっとさう思う気がして。

 → 竹中半兵衛のお墓編は こちら 。

◎ 関ヶ原から時代がくだって、大坂夏の陣のあとに流行っ
  たという、“花のようなる秀頼さまを 鬼のようなる真田
  がつれて 退きも退いたり加護島へ” という俗謡。
  この謡は、秀家の鹿児島滞在も踏まえての希望的観測だ
  ったのでしょうね、きっと。

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お花版のスローフードみたいな・・・そんなお話。

2015-10-23 18:19:12 | Weblog
お花版のスローフードみたいな・・・そんなお話。

次回関連で、2009年分再掲載です。

 ↓

『お花版のスローフードみたいな・・・。』

仏壇のない家がふえているようですね。それに伴って仏壇に飾る お花の
種類も変化してきました
。以前、仏花といえば菊。菊でなければいけない
といった風潮さえあった時代が夢のようです。

いいことだと思うんです。仏壇はないけれど、故人の好きだった花や自分
のすきな花を、写真のそばに活けてみる。たとえば「おばあちゃんの好き
だったユリやバラをかざってあげたい」なんて想う心が、なんだかとても
ほほえましい。

都市部のお花やさんで売れる仏花はとくにこの傾向が強いのだとか。ヒマ
ワリやガーベラ、バラにデンフェレなどのリクエストも多いといいます。
品種に詳しくないお客さんも「明るい花束を」、「ピンク系に仕立ててく
ださい」と、注文をされるのだそうです。

ガーデナーとしたら、この傾向をもう一歩すすめたいですね。自分の庭や
プランターで作ったお花を飾りたい。リビングや床の間、お気に入りの家
具の上においた大切な人の写真の横を自作のお花で彩りたい。

それに加えて

こんな楽しみもあるんですよ。それは バラ作りを通じて、同じようにバラ
を栽培していた故人の体験を、あなたも追体験することができること。

 「こんな生育状態のとき、おばあちゃんなら どうしてたんだろ?」とか、
 「わたしもピンクのパラが好き、いっしょなんだなあ」なんてかんじで、

バラ作りを通じて時間と空間を越えた故人との会話が可能  になる。

それって、あなたの身体のなかに確かに存在するおばあさんの遺伝子を確認
する行為でもありますよね。

気のせいかもしれませんが・・・なんだか いいなあ。

さらによくよく考えてみれば、こういったガーデニングによる仏花の手作りは、
経済が発達する以前の「自然な供養」の姿ではなかったのか
なとも思
います。そうであるなら、この『手作りのお花で供養』運動は、業者の手に
わたっていた供養という行為と「供養花」を自らの手にとりもどす行為とい
うことにもなりますね、きっと。

これって、つまりは お花版の地産地消、お花版スローフード
っていうか 『スローフラワー運動』 ですね。ふふふ。


◎ そうやって、太古の昔からの先人達の努力でガーデニングや
  農業は発展してきたのではないのかとも思うのです。

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おいしいおコメを収穫するために。

2015-10-22 10:00:55 | Weblog
おいしいおコメを収穫するために。

10月下旬に収穫期となる普通作でヒノヒカリを育て、そのヒノヒ
カリを バインダーで刈り取り、

ののバインダー 2

水田に置かれた、バインダーによってヒモで束ねられたイネ株を

ののバインダー 4バインダー 3 

刈り取りが終わった水田に組んだ棹/さおに、順番に掛けていき

のののバインダー 1

掛け終わったら、掛けた稲を雨から守るためのビニールをかぶせて
モミが乾燥するのを待ちます。

この作業を 掛け干し といいます。この作業することによって、
モミのうまみが増すとされていますよ。

その理由としては

  太陽光による 自然乾燥
  ワラの部分の養分が、じょじょにモミの部分に移動する
  夜が冷えて昼が温度があがるという 昼夜の温度差

などの効果によるものとされています。

イネの収穫間直前の期間である]登熟期からイネ刈り、そして
その後の掛け干しの期間に晴天が続いたことによって、宮崎県地
方の普通作のおコメのうまみは、なかなかのものになりそうです。

ちなみに ヒノヒカリ。
このイネは、宮崎で育成された品種なんですよね♪


◎ 宮崎といえば、7月中に収穫する沿岸平野部の早期栽培の
  コシヒカリが主力ではあるのですが、ここ10年くらいの
  間に[水が自由にある地域での]ヒノヒカリの普通期栽培
  が ふえてきつつあります。
  早期栽培が県外の大都市圏に出荷される作型であるのに対
  して、ヒノヒカリの普通期栽培では近在の消費者に自家販
  売するケースがおおいようです。[コンバインで一気に収
  穫してしまう早期栽培に対して
]労力のかかりすぎる普通
  期の・しかも掛け干しによる収穫作業ですが、より有利に
  販売できるのであれば、これもまた経営戦略
のひとつであるかと。

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