グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

食べ方に関してのチェルノブイリからのアドバイス本。

2012-03-30 10:52:08 | Weblog
食べ方に関してのチェルノブイリからのアドバイス本。

昨年の12月23日の当ブログですが、次回分の参考として再掲載です。

 ↓

『食べ方に関してのチェルノブイリからのアドバイス本。』

物事には経験と経験から得られる経験則がなにより役に立つ・・・とい
うことで、ロシアの関連本のご紹介です〔前回は こちら 〕。

福島市の各地で、収穫された玄米から国の暫定規制値(1キロ・グラム
あたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが、連続して見つかっ
ている問題〔サンプリングに関する当ブログの話は  こちら 〕から・・
ベルラド放射能安全研究所のウラジミール・バベンコさんの書かれた本
自分と子どもを放射能から守るには』を 購入しました。

 知って守る・食べて守る・この地で生きる

という 3つの章からなる本 です。   放射能 本.jpg

注目は〔もちろん日本の暫定規準値よりも厳しい〕1999年に設定されていた
というベラルーシの食品の暫定規準値
です。

それが購入の目的でした。しかし実際に本を手にとり、個人的に感銘を
受けたのは、それよりも むしろ 

 放射能が心配な食品ばかり。それをいかにして食べるか。

という、より生活に密着した実践的な本の姿勢でした。 

加えて、カラーイラストを多用し、“誰がよんでもわかり易くしよう”と
工夫されている点にも、好感を持ちました。



バベンコさん.jpg



まさに 経験則 から生み出された本だなと、おもわずにはいられなかった
です。“コメのセシウム汚染は少ない”という日本の情報があったがために、
いままで手にとっておられなかった人には、いままさにお薦めの本です。


◎ 大事なものは、先人の知恵とたくさんの経験・・そう思います。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





マニフェストを信じて投票し、後悔の念でいっぱい。

2012-03-29 23:28:15 | Weblog
マニフェストを信じて投票し、後悔の念でいっぱい。


この番組をみた時には・・・野党のみなさまが、残念な気持ちを代弁
してくださった気がして、わたくし、テレビに向かっておもわず快哉
を叫びましたよ/笑。そんな番組が、3月18日のNHK「日曜討論」
でした。現状を再認識するためにも、よろしかったら ご参考に。
番組の内容については以下のようになります。

 ↓

『NHK「日曜討論」で、消費税率を引き上げるための法案について、
民主党は、党の事前審査を経て方向性を示し、与野党で議論したいと
いう考えを示したのに対し、野党側からは、社会保障改革が不十分だ
とか、税率の引き上げ自体に反対だという意見が出されました。

この中で、民主党の一川参議院幹事長は、党内で消費税率を引き上げ
るための法案の事前審査が続いていることに関連し、「与党の責任を
果たすため、論点を整理して国民の意見を吸い上げるなかで、しっか
りと方向性を見出す必要がある。近いうちには方向性が示されると思
うので、そのあと野党と大いに議論を深めていきたい」と述べました。

国民新党の亀井政務調査会長は「法案には賛成できない。消費税は上
げないと言って政権をとった。国民新党との連立合意文書にも消費税
は上げないと書いてある。国民にうそをつき、国民新党との約束も破
ることに、不退転の決意で臨まれても困る」と述べました。

自民党の溝手参議院幹事長は「前回の参議院選挙で公約しており、引
き上げそのものに大きな抵抗感はないが、短時間労働者の問題も含め、
年金問題は徹底的に議論しないといけない。これをいいかげんにして、
消費税増税にいくのは問題だ」と述べました。

公明党の木庭参議院幹事長は「消費税を議論する前に、社会保障改革
の全体像を示すことやムダをなくす努力、景気回復などの前提条件が
あるがそろっていない。社会保障を置き去りにした消費税増税だけの
改革は、国民の理解は得られない」と述べました。

みんなの党の水野幹事長代理は「増税の前に、特別会計にメスを入れ、
デフレ対策を優先すべきだが、野田政権は増税にしか熱意が感じられ
ない。自民党も政権を取り戻せば10%にすると言っており、2大政
党の安易な増税路線に断固反対する」と述べました。

共産党の井上参議院幹事長は「増税反対の国民の声が広がっており、
耳を貸すことなく、法案を出すことはあってはならない。むだづかい
を続けたままの増税で、社会保障の切り下げと一体だ。経済に大きな
打撃を与えて財政をさらに悪化させる」と述べました。

社民党の吉田参議院幹事長は「社会保障をだしにして消費税増税あり
きという姿勢で問題だ。一体改革と言う前に、貧困、格差の問題をど
のようにしていくのか、しっかり取り組むことが必要だ。社会保障と
年金を政争の具にするべきではない」と述べました。

たちあがれ日本の片山参議院幹事長は「総理大臣も出席して素案をま
とめ、大綱を閣議決定したのに、また根っこから議論するのは、民主
党がマニフェストのけじめをつけていないからだ。国民が反対してい
るのは、増税は認めても、先行きの不安や景気の問題があるからだ」
と述べました。』

↑ 以上です。


▲ この演説 を 聴いたら、誰でも投票したくなりますよ、それは。
 また 声に張りがあるんですよね、これが。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染






農業の「6次産業化」でおこるリスクもある。

2012-03-27 22:42:30 | Weblog
農業の「6次産業化」でおこるリスクもある。

ボツリヌス菌による食中毒事件を知ったときに思い出さずにはおられなか
ったのが、当ブログの3月05日分の、まさにこの記事です。
このニュースの中の、記者会見する社長の姿には、事故を起こしたことに
対する反省とともに〔食中毒を出そうと思ってだしたわけではないでという〕
ある種の無念さ
を感じずにはおられません。
というわけで、農業の6次産業化でも充分におこりうるであろうケースと
して、ご参考までによろしかったら。

 ↓

『農業の「6次産業化」でおこるリスクもある。』

来年度農業予算で

 農家などが加工や流通事業に進出して収益化をはかる「6次産業化」に
 ついては、官民の「農林漁業成長産業化ファンド」(仮称)で支援。創
 設資金として300億円を計上された。


ということから、熱い注目を浴びる 「農業の6次産業化」ですが・・・
前回は、「しかし、6次産業化〔農商工連携も含めて〕の取り組みは、現時
点でさえ山ほどある」という現実を お知らせしました。 こちら 。

そして今回は、もう一歩踏み込んで、6次産業化でもっともありがちな

 農産物を食品加工をすることで利益率を高める

という6次産業化の最大のウリポイントを例にとって、発生しがちなリ
スクを考えてみることにいたしましょう。

たとえばですね、

 農産物を加工して販売していた漬物に異物が混入した

といったケースはどうでしょう。さらには

 製造販売した惣菜や、農家レストランで提供した食事が原因で食中
 毒事故が発生した


というようなケースはいかがでしょう。

そう・・・たしかに農産物を食品加工し販売することで、利益率はあが
るかもしれません。
しかし、食品加工し販売するということは、同時に農産物を販売してい
るだけではおこりえなかったリスクもまた発生する可能性もあるという
ことを考えておかねばならないということなのです。つまり

 ただの農産物の販売には適用されないけれど、
 農産物を加工した場合は「製造物責任法」が問われる


ということなる。6次産業化を計画するということは、こういった不慮
の事態が発生する場合を常に考えておかねばならない
ということでも
あるのです。

 メリットには、かならずデメリットがついてくる

ということですね。

そういったわけで、農業経営に対するわたくしなりのアドバイスなのです
が、なによりいいたいのは、利益率をあげる方法は農産物加工ばかりが
その方法ではない
ということです。

たとえば農産物の秀品率を上げることでもいい。農産物の糖度とか機能
性とかの品質面を向上させる事もそうでしょう。収穫量をあげるのもいい。
その地域における珍しい作物を作るという手もある。

そうすることで、6次産業化を計画したことによるデメリットに関係なく
できた農産物を 既存の食品業界に高く買い取ってもらうことでも
利益率を上げることは可能だということなのです。

いじょう、優れた農産物や人気のある農産物を作るという農業本来の営
業努力を積み重ねる
こともまた、〔より簡単に〕利益率をあげる方法だ
というおはなしでした。。


▼ 果物生産の話しです。
  高値が期待できるからと、全国で一斉に“早生”“極早生”品種を奨励
  しちゃったら、“晩生”のほうがよくなっちゃったなんて話は 農業界では 
  ごろごろ。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





ボツリヌス食中毒・・・商品名に関するニュース。

2012-03-27 11:51:22 | Weblog
ボツリヌス食中毒・・・商品名に関するニュース。

前回の 「ボツリヌス食中毒発生についての厚労省報道。」 につづいて
製造業者によって自主回収されはじめた商品の、具体的な名前が報道
されています。 読売新聞による こちら 。

いまのところ、「夫婦が食べた商品の入手経路や賞味期限、保存状態
などは不明で、県によると26日現在、同様の被害報告はない。」と
いうことですが、強い毒素を作るボツリヌス菌が検出されているいじ
ょうは、充分な注意が必要でしょう。


▼ 地元の岩手日報によるニュースは こちら 。
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜



ボツリヌス食中毒発生についての厚労省報道。

2012-03-27 02:18:58 | Weblog
ボツリヌス食中毒発生についての厚労省報道。


本日3月26日、厚労省・医薬食品局食品安全部監視安全課食中毒
被害情報管理室から、報道関係者各位へのつぎのような発表がなさ
れました。↓

「ボツリヌス食中毒事例の発生について」
 本日、鳥取県からボツリヌス毒素を原因とする食中毒患者(2名)
 が発生したとの連絡がありました。毒素が検出された検出食品の
 入手の経路、保存状況等について調査中ですが、ボツリヌス毒素
 による食中毒の重篤性を考慮し、厚生労働省から別添のとおり
 全国の地方自治体を通じて消費者や医療機関への情報提供、注意
 喚起を行ったのでお知らせします。厚労省の関係ページは こちら 。
 ↑

そして この報道発表を受けて、たとえば 東奥日報では速報として

 あずきばっとう」中毒で回収

題するページ をネット上に掲載しています。

なお、食中毒事件に関するニュースは 以下のとおり。

  ボツリヌス菌食中毒、5年ぶりに発生  読売新聞
  ボツリヌス菌の食中毒で夫婦が意識不明 日本テレビ


▼ 「あずきばっとう」等、対象となっている商品の回収が急がれています。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜