グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

冬場のたい肥の大量使用には気をつけよう!

2013-11-29 00:40:15 | Weblog
冬場のたい肥の大量使用には気をつけよう!

9月03日分は、ソルガムなどの平均気温が15度以上が必要な秋の牧草
硝酸態チッソの蓄積に関するはなしでしたが、今回はイタリアンなどの冬場
に栽培する牧草の話になります。

こちらも気をつけねばならないのは、収穫時に硝酸塩が多量に蓄積した飼料
作物が少なからず確認される
ことです。原因は

 家畜フンが原料の未熟なたい肥の過剰な施用

だと考えられますので 

  適正な散布量を守る
  散布前の たい肥の成分検査
  散布を予定している圃場の〔塩素やナトリウムを含む〕土壌検査

などの対策を事前におこなうことで、牛の硝酸塩中毒を防ぎましょう。

また施用量を制限していたとしても、曇天が続いたあと〔光合成が制限され
るため
〕などには、どうしても蓄積しやすいのが硝酸態チッソの特徴です。
毎年そのような傾向があらわれる圃場やミネラル分の少ない圃場では、元肥
施用時に

  マグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を施す
  ケイサン分や鉄分などのミネラル分を施す

ことも、良い牧草の収穫につながりますよ。ちなみに当地では元肥や給餌前
の刈り取り時に、それようの資材として マグホスの施用をすすめています。
毎年、良い牧草が育たない圃場では、少ない面積からでも試されみてくださ
い〔なにより牛の喰い付きがよくなりますし〕。

なんといっても 牛の健全な成育にはバランスのとれた牧草が いちばん。


◎ まあしかし、牛はまだいい。硝酸過剰な場合を注意してもら
  えるわけですから。しかしその点、ヒトの場合は問題あり。
  たい肥の施用基準がないわけですから。
  ということでプランター栽培や家庭菜園などの、とくにせまい
  面積であればあるほど冬場の大量使用には気をつけましょう


 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜




がルルルル という声が聞こえた。

2013-11-27 17:09:24 | Weblog
がルルルル という声が聞こえた。
なついているのか、いないのか・・・よくわからないアシタカですが、
ときおり定位置にでてきているのを見かけると、やはり気になってし
まいます。

そんなとき、またたま庭で ハゴロモが手にはいりました。

で、さっそくアシタカのいるであろう神棚のおそばにまいったのです
が、さきほどまでいたはずのアシタカが、いなくなっております。

 うーん、どうするべか。
 よくよく考えたら、もちろん ハゴロモもだって
 たべられるのは いやだろうし、
 留守にしているのなら、生きているうちに庭に放すか・・・。


と、思案していたところ、背後から なにものかの視線を感じました。

ハエトリグモです。
振り返ると定位置から、こちらは愛嬌いっぱいに身体を揺らしながら
手に載せたハゴロモを見ています。

 ちょっと君には〔餌としては〕大きすぎるんじゃないかなぁ。

と思ったのですが、〔脅しに負けて/笑〕ハゴロモを 置きます。


 認識っ。.jpg


ちょっとだけ羽ばたいたハゴロモの大きさに一瞬たじろぎながらも


 接近.jpg

 
ハエトリグモは、慎重に回りこみながら近づいて


 組み付いて.jpg


ガッと組み付き相手の反応を確かめるかのように“獲物”をふり回し


 してやったり.jpg


ようやっと仕留めたとわかると、
こちらに向かって どうだとばかりに、
自信たっぷりを装い・大げさな動きをみせます/笑。

その力強いポージングからは、がルルルル という声まで聞こえた気が
しました。


◎ ひとから距離を置くクールなアシタカに比べて、ハエトリグモ
  は、なんとも憎めない愛嬌ものです。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染










ペットだといえなくもない小さなアシタカ。

2013-11-27 16:03:16 | Weblog
ペットだといえなくもない小さなアシタカ。H

次回関連で再掲載です。

 ↓

座敷の神棚のお花のしたを定位置とし居住いを正して静かに“いる
小さなアシタカ。

おそらくは、数日に一回の割合で定期的に取り替えるサカキについて
いる虫をたべてくれているのだろう。またときどきは部屋に出没する
ゴキブり、窓から侵入するドクガなどの害虫を食してくれているのだ
と思う〔ひょっとしてナンキンムシなどもだったり〕。


のの 神棚.jpg


こういった部屋のいわゆる“警備”業務だけでも感謝に値するのだが、
それにもまして、いつも控えに構えているその姿には好感をおぼえず
にはおられない。

そんな小さなアシタカの様子がちがったのは、今日。神さまのお花の
お水をとりかえていたとき。


どうにも姿勢が落ち着かない。 子どものアシタカ.jpg


おもいあたるといえば、本日の急な寒さ。ここ2・3日の季節はずれ
の夏日のあとの急激な寒さで、なんだか弱っているようなのだ。

そこで庭に出る扉を開けた。そう、いまやペットといえなくもない小
さなアシタカのエサを探しにいくつもりで。

するとそのとき。
一匹のアオバハゴロモが、いずこから飛びきて
着ているトレーナーに止まった。

不思議なこともあるものだと、そのまま神棚の前まで引き返し正座し
ハゴロモを触るつもりで、トレーナーの左腕についたハゴロモに指を
伸ばしたその瞬間・・・


 瞬殺.jpg

飛び立ったハゴロモは畳のうえに舞い降り、すぐさま小さなアシタカ
のエサとなった。それはまるで、祀られているお方が〔毎日お花を警
備してくれるアシタカのために〕餌をお与えになったかのような、そ
んなできごとにみえた。

それにしもアシタカグモ。
ツルツルすべすべした身体をしているハゴロモを、なんなく捕らえた。

それは、おなじくハゴロモを食する爬虫類のカナヘビなどよりもよほ
ど上手で〔瞬殺でした〕、その器用な食事ぶりには改めて驚かされま
した。

ということで今回は、この秋にペットだといえなくもないほどに親し
くなった小さなアシタカクモのご紹介でした。


◎ せっかく仲良しになったのだから、なんとかこの冬を乗り切って
  ほしい。しかしそうなったら、この個体も来年には 大人の手の平
  サイズに?
 なるのかしらん。



51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染











農業の「6次産業化」が推進されたわけですが。

2013-11-27 01:06:23 | Weblog
農業の「6次産業化」が推進されたわけですが。

2012年度から全国の都道府県で一斉に始められた観のあった官主導
の農業の「6次産業化」。そろそろ1年の成績がでるところでしょうが
あなたのおられる都道府県での1年目の事業の成否はいかがなものでし
たか。ちなみに消費地から遠い〔地元の消費人口の少ない〕地域では、
「事業は好調ともいえるのだが農家にはいるお金は予想以上に少ない」
「地域間競争が激しすぎる」「類似加工品が多すぎる」「ヒットさせる
のは至難の業」といった反省の弁も発表されるようになってきたように
感じられます。・・・といったわけで、20010年2月に別のブログ
において発表していた回を、記録の意味でこちらのブログに数回に分け
て再掲載しておくことにいたしました。よろしかったら、ご参考に。


 


『農業の6次産業化が推進されるわけですが/2011年2月分』

来年度農業予算で

 農家などが加工や流通事業に進出して収益化をはかる「6次産業化」に
 ついては、官民の「農林漁業成長産業化ファンド」(仮称)で支援。創
 設資金として300億円を計上された。


ということで、脚光を浴びているのが、いわゆる「農業の6次産業化」で
す。しかし、現場にいるものとして気になるのは、

 ● 「農業の6次産業化」にさえ取り組めば成功する

といった〔威勢の良すぎるとおもわざるをえないような〕論調です。これまで
まるで「農業の6次産業化」がいっさいおこなわれてこなかったと思わざ
るをえないような論調です。

たとえばここに農水省が昨年の11月に発表した「全国の農協」や「農業
経営体」が運営する農産加工場の2009年度調査結果のニュースがある
のですが・・・


 加工場 記事.jpg

いちおう全国の農産加工場の数は2009年時点で


27231ヶ所あることになっています。 既に多いって。.jpg


わかりやすいように言わせていただくとすればですね・・・・

 現時点でさえ6次産業化〔農商工連携も含めて〕の取り組みは、山ほど
 ある。


といわざるを得ないというのが正直なところではないかと思えるんですよ。
さらにこれに加えて〔これから参入する計画以外の〕農産物加工を生業と
する既存の一般企業も存在する
わけですから。。

と、いったわけで、これから6次産業化に取り組もうかと考えておられる
方への、わたくしなりのアドバイスなのですが

  市場ニーズがあるのかどうか
  よその商品やほかの企業に勝る部分はどこにあるのか

を、よくよく考えられたうえで行動を起こされてくださいね、資金を借りるう
えで利用する金融機関や行政の担当者などの第三者の視点もしっかり
と取り入れられて
くださいね、

ということです。


◎ 本業が赤字だから起死回生で6次産業化だっ・・・というよりも、
  本業に余力があるから6次産業化でもやっちゃうか・・・というほうが
  よりベターな考え
だと思うんです。

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夕陽を追う飛行機の窓から連想するのは。

2013-11-26 14:48:46 | Weblog
夕陽を追う飛行機の窓から連想するのは。


つるべおとしにお日さまが、沈んでいく秋の空に


のの DHC400.jpg


飛び立っていくのはフライトステージ16時55分の伊丹発・
宮崎行きの


のの プロベラ機?.jpg  


DHC8-Q400・・・プロペラ機です。

そんなDHC8-Q400の窓越しに見えるプロペラの先 に
広がるのは、追いかける夕陽に染まったオレンジ
黄色の層をなす夕焼け雲。


ののの 夕陽を追いかけて.jpg


緑色からしだいに紺そしてやがて漆黒に染まっていく淡路島
や四国の地の色とは対照的に、雲はいよいよ赤みを帯びます。

まるで 「Stage Fright」のジャケット のように。


のののの ステージフライト.jpg
 

Stage Fright”とは〔飛行機のFlightとは もちろんちがって〕
演奏者が舞台であがってしまうこと”を指すのだそうですが、

飛行機も空にあがっていくだけに、その言葉遊びの“あがり”
つながりにも ひとりで にんまり。


◎ タイトル曲ももちろん良いけれど、窓の景色を 
  眺めながら 眠りに落ちるのには ♪The rumor が 
  お気に入りです♪
  別ブログの農業ブログは こちら 。



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