昭和大学医学部教授 精神科医
岩波 明
さんが書いた本。
新潮社の新聞広告には
「ASDやADHDはこうして見逃されている!
うつ病、双極性障害、パーソナリティ障害、摂食障害、依存症・・・その診断書は間違いかもしれない!第一人者が初めて、誤診の実態を報告。」と説明書きがかいてある。
私は思った。
この先生、はたして脳脊髄液減少症の事、知っているだろうか?と。
脳脊髄液減少症もまた、うつ病、双極性障害、パーソナリティ障害、パニック障害、摂食障害、起立性調節障害、慢性疼痛、線維筋痛症、慢性疲労症候群、などと誤診されやすい事を。
そのうえ、脳脊髄液減少症は、高次脳機能障害が出て、忘れっぽいとか、おこりっぼいとか、の他に、
空気を読めない、関心の偏り、執着などの精神症状がでるから、患者の年齢が低ければ、生まれつきの発達障害のように間違って診る医師だっていてもおかしくないってこと。
私自身、脳脊髄液減少症になってから自分がまるで、ADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)みたいになってる事に気づいたから。
おそらく、脳脊髄液が漏れて、脳が正常に機能しなくなると、行動や考え方にも、いつもと違ってくるのでしょう。
ということは、脳脊髄液減少症でADHDみたいになった人の脳で何か起こっているのか研究すれば、
生まれつきのADHDの人の脳で何が起こっていてどう健常者と違うのかがわかれば、新たなアプローチも見つかるかもしれないのに、とも思う。
精神科の先生が、誤診の実態を報告するなら、発達障害だけでなく、
脳脊髄液減少症をはずしちゃいけませんよ!