2011年3月4日
脳脊髄液減少症:損賠訴訟 事故で発症とは認めず--東京地裁判決
04年の交通事故で脳脊髄(せきずい)液減少症(髄液漏れ)を発症したなどとして、東京都練馬区の中学3年、前原海斗君(15)と両親が、
ニッセイ同和損害保険(提訴当時)と運転していた男性を相手取り、治療費など総額約2億1600万円の支払いを求めた訴訟で、東京地裁は3日、同社と男性に計725万円余の支払いを命じた。
中西茂裁判長は、日本神経外傷学会などの診断基準から、髄液漏れの発症を認めなかった。
前原君側は高次脳機能障害の発症も主張したが、判決はこれも退け、
左足のけがに伴う急性ストレス障害だけを認めた。
前原君の代理人の弁護士は
「被害の深刻さや髄液漏れへの理解がなく、あまりにひどい判決だ」と話している。【渡辺暖】
ここからは私の言葉。
本当にあまりにひどい判決。
弱者に鞭打つような判決。
こんな判決を出す、こんな無理解な国で、もはや生きてなんかいたくない気分。
同じ、交通事故で脳脊髄液減少症にされ、人生の大半をメチャクチャにされた被害者として
こんな判決を導いた学会を心の底からうらみます。
(脳脊髄液減少症はきわめてまれは事故後遺症なんかじゃない2はこちら。)
こんなにも長い間、脳脊髄液減少症患者を間接的に苦しめて、
あなたたちはそれでも弱者の患者を助ける医師の集団ですか?
裁判官や弁護士も脳脊髄液減少症について深く学んでほしい。
生の患者の声を聞いてほしい。
本当の事故被害者での脳脊髄液減少症患者の私たちを、いったいいつまでうそつきよばわりし、苦しめ、傷つければ気がすむのか?。
損保会社は、人としての良心を取り戻してほしい。
目先の損得ではなく、長期的は視野を持ってほしい。
脳脊髄液減少症を見逃された患者が脳脊髄液漏れを治療されないまま症状の数々を放置されたまま生活することで、
また事故を起こすかもしれないことで、自分たちにもふりかかるリスクを考えてほしい。
詐欺師ではない真の被害者の訴えに耳を傾け、
事故との因果関係を認め、患者の早期発見と早期治療、被害者の早期社会復帰を支援するすることは、損保会社として当たり前のことで、
それを真摯に行うことは
回りまわってその企業に対する信頼性と
その企業に発展性をもたらすということに、そろそろ気づいてほしい。
お願いです。信じてください。
脳脊髄液減少症は交通事故で起こるんです。
実際に事故にあって苦しんでいる患者が言っているんです。
国民の皆様、
どうか信じてください。
そして、私たち患者を助けてください。
そして、今後、私のような患者を出さない日本にしてください。
交通事故が原因で発症した脳脊髄液減少症の被害者が、
正当に補償され、普通の怪我人や病人や障害者と同じように、
医療やリハビリや福祉の世界で、当たり前に支えてもらえるような社会にしてください。
事故で、脳脊髄液減少症になって、
義務教育を受ける機会さえ、奪われかねないこどもたちを、
理解し、支え、助けてあげてください。
こどもたちは、自分の力では大人の患者のように、症状の苦しさをうまく訴えることさえ、できないと思うから。
大人の私たち患者の発信する脳脊髄液減少症の症状を集めて、
どうか、脳脊髄液減少症について知ってください。
学んでください。
お願いします。