脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

もし、一人親が交通事故で脳脊髄液減少症になったら・・・。

2011年03月08日 | つぶやき

もし、

一人親が交通事故にあったらこどもたちはどうなるのでしょうか?

もし、

こどもが親の手をより必要とする幼子だったら、どうなるのでしょうか?

 

本日の朝日新聞社会面

「いま 子どもたちは  上を向いて 6 NO.53」に

中2の14歳の女の子 の気持ちが書かれています。

ぜひ、皆さんにも読んでほしい。

そして、想像してほしい。

 

私は危惧します。

こどもを抱えたひとり親のお父さん、お母さんたちが

もし、交通事故で

目には見えない、体内の怪我

「脳脊髄液漏れ」を起こしているのに、

それが医師にも見逃され、

充分な補償も受けられず、

働けなくなり、職を失い、

周囲にも、医師にも、職場にも、保険会社にも、弁護士さんにも、誰にも症状が理解してもらえず、

誰も助けてくれず、

保険金詐欺師や怠け者扱いされたら、どうなるのか?と

 

まだ、骨折とか、外傷など、第三者にわかりやすい怪我のほうが

救われると思います。

 

もし、目に見えない脳脊髄液減少症や高次脳機能障害などの、目に見えない怪我を負ったら、

自分の力で示談交渉に応じることもできません。

 

加害者の起訴と不起訴の違いを教えてくれる人がいなければ、

検察審査会への不起訴不当の申し立ても知識も思いつかないし、できません。

 

理解して助けてくれる弁護士さんや、脳脊髄液減少症の専門医を探しだすことさえ、

自分ひとりでは非常に困難です。

 

やっと専門医のいる病院を探しだしても、自分ひとりで予約の電話をすることさえ、

ましてや自分ひとりで病院まで、いくことさえ難しくなっている被害者もいるかもしれません。

 

一見まともそうだが、精神的にも肉体的にもハンデを負っている脳脊髄液減少症被害者の一人親が

助けてくれる配偶者も、家族もいなかったら、

大人なんだから自分で判断行動できるでしょうと、

誰にも助けてもらえなかったら、

どうやって、自分ひとりで、健康でプロの損保社員に太刀打ちできるでしょうか?

 

まして、脳脊髄液減少症の知識のない無理解な医師に「異常なし」といわれたら、

もし、第三者にも見える怪我に加えて、脳脊髄液減少症を合併していたら、

ますます、保険金の増額をねらった詐病扱いされるかもしれません。

 

「自殺を防ごう!」とと声だかに叫ぶ人たちはいますが、

こういったことで、追い詰められていく母子、父子たちの存在は

想像したことはあるのでしょうか?

 

脳脊髄液減少症の公的研究班にいながら、

今まで脳脊髄液減少症に、何かと批判的立場で、

あげく、

約束の期限の3年を過ぎて、患者を絶望させてきた、批判的立場の医師たち。

 

昨年になってもまだ、「事故で起こるがきわめてまれだ」とかいう意見のおろかな医師たちだって

人の親であり、

人の子でしょう?

そういった人たちのこと想像する力があるのでしょうか?

 

脳脊髄液減少症の診断基準を厳しくすることで、

脳脊髄液減少症なのにそうと診断されない人たちを出すことが、

どれだけ罪なことか、

もし、

親が脳脊髄液減少症なのに、見逃され、

適切に救済されなかったら、何の罪もないそのこどもたちの未来まで、つぶしかねないことに、

まだ、気づけないのでしょうか?

 

早期のがん、小さながん、自覚症状のないがんなら、一人残さず見逃さない重要性は

医師は誰も異義を唱えないのに、

保険金の絡む交通事故での脳脊髄液減少症だと、

患者が自覚症状を訴えても、認めようとせず、

診断基準まで厳しいものにしようとする医師がいる現実。

 

それには、いったい、どんな力がはたらいているのか?

どんな思慮が存在するのか?

それとも純粋に、心から脳脊髄液減少症はきわめてまれに起こると思い込んでいるのか?

 

病気になったり、怪我を負ったら、

一人残らず早期発見、早期治療で少しでも早く、一人でも多く完治させたり、症状を軽減させて、

長患いさせず、

社会で活躍してもらうことのほうが、本人はもちろん

めぐりめぐって損保会社にとっても、国の医療、介護保険も、障害年金財政も、いい方向へ進む可能性に、

まだ気づけないでしょうか?

 

 

 

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