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二人暮らし 日々諸々。

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春の薬膳カレー

2014-04-18 09:01:34 | 旬をゴチになる

今季2度 採った自生のツワブキですが、実はこれも生薬です。
生薬名はタクゴと言います。

はじめに採ったつわぶきは、作りおきとして、きゃらぶき。
次に採ったものは冷凍をしているので、色々と楽しめます。
サイズ規格もなくて自生するもの!って感じで面白いです(笑)。

 

オットが「ただいまー。どの家か、今夜はカレーのところがある」
と言って帰ってきました。

「あのー、うちですけど」。

「お! やったあ」。

・・・。

春の薬膳カレーです。薬膳食材のみでチャツネを作る
ことはいまだ発展途上なのですが、ブイヨンとルウは
いよいよ好きな感じになりました♪

そこに春おすすめの具材です。春は「肝」 が弱りやすい
季節なので、「肝」 の働きを補う食材を使います。

にんじん、セロリ、ツワブキ=生薬タクゴ を使いました。
お肉は豚肉で潤い効果です。ごはんには刻んだにんじんの葉を
トッピングしました。

辛さの摂り過ぎは「肝」 を痛めるので控え目にしています。

 

せっかくなので、サラダも「肝」 によいもので。
近所の直売所に行けば、野菜でみる肝の薬があるので。
クレソン、トマトです。

 

それからはじめて見た、かつお菜の菜花も加えてみました。
かつお菜は“勝男菜” と書く博多のお雑煮に欠かせない
縁起物。お正月の頃には葉だけですが、春には花も食べる
のですね。ほー。

「どんなですか」と尋ねたら「苦味がある」 ということなので
こ れ は (春の)苦味!解毒だとイメージしました。

4月17日は春の土用入り。

薬膳では師事する先生によって土用の解釈がそれぞれ
あります、ありました。

わたしには、土用は春夏秋冬、年に4回あるという、雑節の
ひとつという捉え方が自然なので、これでやっていこうと
思っています。

「土用」は、季節の変わり目のとき。
季節の変わり目は体調が不安定なので注意が要ります。

春の土用は立夏の前の18日間です。

春の邪気は、ふう・風(風邪、ふうじゃ)。
風にのって舞うホコリ、黄砂、花粉。暮らす福岡は大陸に近い
都市なのでPM2.5に対してもものすごく敏感です。

鼻グズグズ、喉がやられるカゼ、菜種梅雨・春の長雨で
体が冷えるなどです。

陽気がよくなり、春の長雨が降り出すと季節はもう
次へと進みます。

食卓では、行く春の仕上げと、次に来る夏のことを考えて
ごはんを作ろうと思います。

春は「肝」の調子が活発になり(同時に弱る)、張り切って
頑張れます。

「肝」に繋がる目の機能も高まって、いろいろなものが
色鮮やかに見えています。

食べものでは芽吹くもの、緑の濃い野菜が多く出回って
います。これらで気と血のチャージと解毒(デトックス)です。

しっかり出すことで、夏に弱りやすい五臓の「心」を
養うことができるのだそうです。

 



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