4月のレッスンが無事に終了しました。
今年は一週間ほど早く葉桜になりました。
が!学んだ四月の行事は花見。
お迎えのお菓子とお茶は桜満開のまま、変更なし!
ワークショップはレモン仕事(を2つ)。
ひとつはレモン塩の仕込み。
もうひとつはレモンカードを作りました。
どちらもお持ち帰りいただきました。
レモン塩は仕込みから約一週間でエッセンスが
上がって完成。教室と各ご家庭に共通の調味料が
出来ました。使い道は季節や薬効とリンクさせて
その都度お教えさせていただきますね!
今月の食とセミナーのテーマは「晩秋と春土用の月」。
花と新緑の季節。
木の枝の新芽が日増しに葉を広げるように、そんな
のびのびとした様が(五臓の) 肝は大好き。
ですので肝のストレスを減らして(木火土金水の) 木、
緑のエネルギーをコントロールすることを目指しました。
また今月17日は春の土用入り。
春(の特徴) が極まって過ぎ行き、夏の気が生じて
入り混じる頃です。土用期間には大型連休もあって
晴れ渡る空の気持ち良さ、木木が緑にあふれて風薫る
季節を体感することもできますよね。
ですが、一方では風に乗って舞う埃、黄砂、花粉、鼻や
喉の奥や粘膜がやられやすく、また春の長雨で身体が
冷える、自律神経が乱れがちになるともいわれます。
これらをカバーするよう組み立てました。
乾杯はだいだいのソーダ。
だいだいは皮も実も果汁も使っています。
春の酸味と夏の苦味が一体になってシュワー♪
だいだいは漢方では枳実(きじつ)。皮は橙皮(とうひ)。
お肉料理は、薬膳風のミートソース春バージョン。
薬膳には “同じ部位を食べるとその部分がよくなる”
という考え方があるので、レバーを加えました。
実習はレバーの下処理。
これが見事に決まり、初めてレバーが食べれた、と
おっしゃってくれる生徒さまも。やった!
魚料理はいか。
春のいかはやわらかくて、美味しい!
薬膳として食べても、肝の働きを助けてくれる
食材です。やりいかと新玉ねぎのマリネ。
ミモザサラダはレモン塩で作るドレッシングで。
具材は春の野菜と山菜。これらを生のままだったり、
ゆでたりしてサラダにしました。
菜の花、レタス、春キャベツ、アスパラ、つわぶき、
刻んだゆで卵です。
(ぎょえ!写真がないっ!アーメン)。
スープはクレソンのポタージュ。
クレソンを薬膳として食べると平肝の効果。
トッピングは豆腐を型抜いた名残りの桜(笑)。
レッスン日はまさかの寒の戻り!
大分県内は吹雪いたところもありました(驚)。
帰大した日の翌日、レッスン日は気温が下がる
こと20℃もっ!
嘘やーーーん!
急きょ、温めるひと品を追加することにしました。
わけぎ(ねぎと玉ねぎの雑種) です。
ねぎには温める作用や解毒の作用、玉ねぎにも
温める作用があります。酢味噌で和えました。
昔ながらのおかず。
アシスタント(の母) が腕まくりをしてくれました。
デザートは桜のアフォガード。
器の底に桜を練り込んだ白玉が隠れています♪
漢方ティー。
市販のベリー系の紅茶と、ゴジベリーを合わせた
ベリーベリーティー。
シュクル(仏 / 砂糖) を “祝来” と当て字したお砂糖を
添えて。新年度、皆さまによかことがあふれますように!
ご参加をいただきありがとうございました♪
◎ 5月の教室は12日(土) と13日(日) ◎
暦は立夏と小満。
ワークショップはリクエスト企画。
4月に続き、薬膳にある “同じ部位を食べると
その部分がよくなる” という考え方を利用して
常備菜を作ります。
春の名残りは(五臓の) 肝、レバー。
夏の訪れを(五臓の) 心、ハツを用います。
五季食楽(ふじももキッチンのお食事) は
初夏がテーマ。
早めの梅雨対策も兼ねたいと思います。
場所:大分県大分市。
両日満席を頂戴しています。
ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。