二人暮らし 日々諸々。

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'12 7月 夏の養生教室

2012-08-01 13:04:36 | 薬膳教室

梅雨が明けて本格的な夏! お教室は7月22日でした。
この日は、季節を二十四等分した“二十四節気” でいう“大暑”。
大暑とはもっとも暑い真夏の頃のこと。先生の7月レッスンは
すでに終了していたのですが特別にやっていただきました。
贅沢なおひとり様レッスン!!

まずは夏の四字熟語をふたつ。
はじめは「冬病夏治 とうびょうかじ」。
夏は冬の病を治す時! という意味。冬の病と言っても様々あった
のですが該当したのは“冷え” かな。症状がひどい人は今の
うちに病院に行きましょうという意味もあるらしいのですが、
おかげでそこまではないので、日ごろの食べ物で冬病夏治!
「しょうが多め」「にんにく多め」 でオッケーだそうです。

次に「陽気旺盛 ようきおうせい」。
自然界の生長と実りに合わせてカラダの陽気が一番旺盛になる!
という意味。なので夏こそ“保養” が大切なのだそうです。
10~15分の昼寝をしましょう! って。

それから薬膳で必要な季節と臓器のつながり。
夏に盛んになるのは「心」、心臓です。

 

お茶、「炒り玄米茶」 が飲み頃になりました。
玄米はカラダの熱取りと発散。滋養の効果も高いそうです。
冷たいものの摂り過ぎで胃が弱らないよう、引き締め効果の
ある
味覚は酢! 梅干しinで。

 

続いて起こりやすい症状4つ。

1 【夏の邪気(暑邪)】 による顔の赤み、多汗、のどの渇き、
   尿が濃い・少ない、舌先が赤い。

2 【体内の良い水分不足】 による息切れ、脱力、夏バテ、熱射病。

3 【汗】 による動悸、寝つきが悪い、不眠、多夢、イライラ、怒り。

4 【高温多湿】 による食欲不振、疲れ、気力がない、四肢がだるい、
  吐き気、下痢。

なるほど! これらの症状が出たら、いや、出る前(未病の状態)
からカバー(養生) する、予防する食事を作ればいいのね☆

薬膳では“カラダを冷やす” のではなくて、体内の“熱を冷ます”
という考え方で夏を健康に過ごします♪ なるほど!!

積極的に使う食材としては、盛んになる臓器「心」 に良い食べ物。
「心、心神」 の不安を補う食べ物。体熱を冷ます食べ物。体内の
余分な水分を出す食べ物。汗といっしょに気も流れるので、気を
補う食べ物。それから酢っぱいもの…だそうです。

 

肉の存在も忘れないで~と先生。
夏の体力作りにとてもいいのは豚肉だそうです。
塩麹×オレンジジュース×すりおろしニンニクに漬け込んだ
スペアリブ。付け合せはズッキーニのジョン。クコの実on!
ズッキーニは体内の熱をおさめ必要な水分を補充。

 

ゴーヤは豚ひき肉詰め。ゴーヤは「心」 から効いていきます。
効能は熱を取る、カラダを潤す、夏の暑さを癒す。

 

ナスといんげんの黒胡麻和え。
ナスはカラダの熱取り、利尿作用、むくみ取り。いんげんは気を
補ってカラダの余分な水分を汗や尿にする。

 

トマトカップのジュレ仕立て。のどの渇きにいいトマトを器に。
パプリカ、アスパラ、ヤングコーン入りのジュレを入れます。
ジュレには余分な水出しをするはと麦が!

 

酢のものはタコ。タコは気と血を補います。漢方薬にもよく
使われる山薬(さんやく
、長いものこと) とオクラを三杯酢、だしで。

 

スープは冷汁。先生は宮崎県のご出身なので、夏といえば
冷汁! だそうです。
家庭家庭に伝わる味で、先生のレシピは
お母様直伝!!
こ れ ぞ先生が得意とする“日本の伝統食は薬膳そのもの”。
カラダを冷やす性質と温める性質の食材を一度に使って
バランスを取っています。
夏のむくみ取り食材、緑豆のご飯と
いただきました。

 

黒米×はと麦をベースに、レーズン、黒・白ごま、松の実、クコの
実が入ったデサート。添えたかぼちゃクリームがキレイ!

 

「8月はお休みをいただくから、お詫びにもうひとつデザート」 と
先生。ブルーベリー×小豆だそうです。この組み合わせって…

 

だ大丈夫なの?
と、ところがどっこい!! 上手いことコラボしていました(驚)。
はじめは、とても警戒(爆)。
ブルーベリーと小豆のアントシアニンで血液循環、そして
利尿作用もあるそうです。

 



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