二人暮らし 日々諸々。

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ふじももキッチン'20 10月終了

2020-10-24 16:45:10 | 薬膳教室

無事に今月の教室が終わりました。

空気が澄んでいる秋は月がきれい。
今年、暦のめぐりは十五夜と十三夜が10月!
お月見感増し増しでお迎えしました。


 

大きな白磁を月に見立て、月の
うさぎを連想。


 

 

(秋は) 収穫の季節の始まり。
お米の前に芋の収穫があります。
それらを秋の草と共に月に供えました。



 

お菓子とお茶。
お月見菓子と秋の新茶の組み合わせ。

 

 

ワークショップ。
空気がひんやりして乾燥が始まる季節に
重宝する甘くて滋養の高い作りおき!

自家製ハニーナッツです。
発酵食品をプラスして効能を上げたいので
フリーチーズとモッツァレラチーズイン!
各自、着席にてお作りいただきました。


 

 

秋季養生。
10月は「晩秋。秋土用の家庭薬膳」。
秋が極まり冬に向かう候。
潤い不足を祓い身体を養う。


秋分が明けると寒露。
酷暑が思い出せないくらい涼しくなって
気持ちが安らぎます。
一方で陽気が影をひそめ、空気は徐々に
乾燥して吹く風に冷たさも混じります。

ふじももキッチンでは、秋分の頃は
体内の陰陽バランスが整うと同時に
健康や体力の回復期と捉えています。


具体的には、暑いシーズンが終わり
夏に疲れた胃腸の調子も整い、
食への欲求が高まる頃(食欲の秋)。


その一方で多いのが胃もたれ。
家庭薬膳では消化を担う脾胃の機能が
低下した状態と考えます。
よく言われる原因が脾胃の苦手な暴飲
暴食や過剰な水分。

個人的にはその他に気温や気圧の
激しい変動が「体調」に、心を痛める
ニュースが「こころ」に影響している
のではないかと考えたりもしています。
ああ新型コロナめ!

 


寒露が明けると霜降に移ります。
霜降は秋の土用期間と重なる二十四節気。

土用とは季節の特徴が極まる期間。
秋土用ならば極まった秋がピークに達し、
冬へと転じる。秋の気の中に冬の気が
生じて入り混じって冬の始まりを感じる。
日本の暦の考え方です。

 秋たけなわ  空は高く澄み渡り
 農作物の収穫期  金木犀の香り
 山から紅葉が始まる など。

 

この頃は風が急に冷たくなり、五臓の
肺にひゅ~~~っと冷気が入ります。
(五臓の) 肺は外気に触れる器官なので
乾燥や冷えなどが直接影響します。
華奢で潤いを好むとされています。

多いトラブルは、春先同様くしゃみ、
鼻水と言われるのですが、春と秋では
症状や原因が異なります。


春は肝機能の高ぶりが原因。
秋は急激な気温の低下で症状が出やすく
暖かいときは軽減すると捉えています。


新型コロナについては上気道感染との
見解が多く、のど対策と鼻対策をしています。
これについては、秋の家庭薬膳と共通点が
多いので併せてセミナーしました。


ともあれ、秋の土用期間はキョンキョン
の歌にある
♪白い季節の風に吹かれ
 寒い冬がやってくる~♪ の世界観です。
自然の実り同様、豊かな秋を過ごしつつ
体とこころのコンディションを良好に
保ち、冬に備えたいですね。



家庭薬膳メニュー。

食前のドリンクはマスカット酢ソーダ。

薬膳風にらだんご。
疲労回復ビタミン、韮白(にらの葉)、
大蒜、生姜、つなぎに葛粉。



 

薬膳の考え方「一物全体」をイメージした
ししゃものアヒージョ。秋の夜長に。
ワークショップで使ったチーズ、お味見用。

 

 

通年企画のお味噌汁。
今月は解毒して体を潤す!
具材は小松菜と大根(画像なし)。

ごはんは焼き舞茸ごはん。
舞茸の効能は、補五臓や養身体。
も ち ろ ん かぼすをぎゅっ。




薬膳スイーツは秋恒例の氷糖銀耳
(白きくらげの氷砂糖煮)。アレンジ多様
なのであれこれ考えるのが楽しい!
今年は杏仁豆腐といちじくと赤ワイン。

事前にタッパー持ってきて~と回覧板!
お持ち帰りありま~す。美肌づくり~(笑)。

 

 

差し入れありがとうございました。
素敵なお月見&ハロウィン先取りでした!

 

 

楽観視できない状況は続きますが
制限を設ける中、生徒さまにはご理解と
ご協力をいただきましてありがとう
ございます。

何件か参加希望のお問合せを
いただいておりますが新規の募集は
中止していることをお伝えしています。

新規募集の再開を決めましたら
本ブログでお知らせさせていただきます。

深謝。

 



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