アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

砂糖という薬物 1

2011-05-01 07:32:58 | 思い
 外食の折、その日は週末だったので店内には家族連れが多かった。小さな子どもらと席に着いた若夫婦が「ほら!おいしいから食べなさい」などと言いながらわが子に料理を食べさせようとする。それはそれである意味微笑ましい風景なのだが、当の子どもたちはと言えば、コップを抱えて席を立ち通路を行き来すること多い。見ると奥には「ドリンクバー」のコーナーがあって、そこで思い思いにジュースを注いでいるのだ。
 そうか、子どもらはドリンクバーが好きなのか。だからここは家族連れの客が多いとも言える。店としては支払単価の高い客を呼び込む一つのエサとしてドリンクバーを設けているんだろうし、また家族側とすれば、ともすれば駄々を捏ねがちな子どもをなだめる一つの方策として、好きなジュースを好きなだけ飲ませておくことができる。子どもにとって甘いものは至上の快楽である。ここで「店・親・子」の三者の利益は合致してるのだ。因みにこの店で私が注文したのはサラダバーだけ。多分店としては、家族連れはそこそこの金づる・上得意で、私などは薄利のお邪魔虫みたいなものかもしれない。
 しかしあの親御さん、自分の子どもが今どれだけの砂糖を体に入れてるか、わかってるのだろうか。平均的な清涼飲料1杯(200g)には、砂糖約26g、角砂糖(1ヶ3.6g)換算で7.2ヶが入っている。カロリー量はおよそ100kcal。こんなものを2杯も3杯も飲んでいては肝心の料理を食べられるはずがない。この子らの体は大好きなジュースで既に充足してしまっている。
 しかもそれ以上に恐ろしいのは、砂糖の害である。おそらく子どもらをここに連れてくる親たちは、砂糖が人間に与える影響などなにも考えてはいないのだろう。それどころかおそらく親たち自身骨がもろく、風邪やアレルギー、湿疹などの病気がちで、いつも体がだるい、肩が凝る、頭が痛いなどとぼやいたり、どちらかと言えば神経過敏のおよそ円満とは程遠い性格をしてるに違いない。また外見は背が高かったり体格がいいように見えても、血管や消化器が弱っていて冷え症や便秘がち、おなかの調子がいつもいまいちの状態であるかもしれない。
 これらはすべて、砂糖を常食する人によく見られる身心の特徴である。他ならぬ私自身が子どもの頃に大の甘党だったのでよくわかる。あの頃、私は寒がりですぐに風邪をひき、おなかが痛いと言っては時折学校を休んでいた。冬ともなると手に霜焼けやあかぎれができて、目が疲れやすく、気ままで強情な割には落ち着きがなくて飽きっぽく、周りには問題や騒ぎが絶えなかった。成人して就職してからも胃腸が弱いのは変わらず、健診では胃下垂気味と診断され、また30代ともなると口の中にはまともな歯が残ってなくて、転勤でどこに引っ越そうと歯医者との縁が切れることはなかった。
 今ではそれらのほぼすべてが、「砂糖」の摂取を起因としたものだったことがわかる。しかし当時の私はそんなことは知らず、なぜ自分はこんなに体が弱いのか、故障があちこち多いのかとただ不思議に思っていたのである。
 だから両親と過ごす週末に嬉々としてジュースをお代わりする子どもたちを見ていると、その子らが今どのような病根を体に形成しつつあるのか、またおいおいどのような心身の特徴を備えていくのかを的確に予想できる。彼らは過ぎし日の私自身の姿である。私の両親も、わが子に何を食べさせるべきか、また何を食べさせるべきでないかについて、「人並みな」関心しか持っていなかった。しかし今このようなことを、子どもを持っていない私が感じて、子どもと向き合っている当の親が知らないというのは皮肉以外のなにものでもない。
 
 砂糖は酒よりも塩分過剰よりも害多く、日常的に摂取するものとしてはおそらくタバコや農薬、食品添加物に次いで有害な物質だと思う。その害を述べ立てると真にキリがないのだが、強いて特筆すべきものを挙げれば、まず「体からミネラルや酵素、特にカルシウムを奪うこと」だろうか。
 人間の血液はpH7.4の弱アルカリ性を保っている。また血液中を流れるカルシウム量も常時一定となるように調整されている。
 ここでまず「ご飯」を食べた場合のことを考えてみよう。ご飯は咀嚼され、多糖類である澱粉は唾液と膵液・腸液でゆるやかに消化されて単糖類(グルコース)となり、小腸から吸収されて血液の中を流れる。血液中では血糖値を一定に保つメカニズムがある(血糖値は常に100ml中に約100mg)ので、摂取された糖質は逐次グリコーゲンに変えられて肝臓や筋肉に蓄積、または全身の細胞に運ばれ、「細胞質内の解糖系⇒ミトコンドリア内のクエン酸回路と電子伝達系」という経路を辿ってエネルギー生産と体熱産生に消費される。食べた後に体が温まって元気が出るのはこのためである。これらの活動は通常食事から2時間以上かけてゆっくりと行われる。
 一方、お菓子やジュースなどの形で砂糖を摂取した場合を見てみよう。砂糖の主成分であるショ糖はグルコースとフルクトースが結合した二糖類である。しかも食物繊維など他の消化対象物と混合された形で存在していないので体内への吸収が極めて早い。砂糖や飴を嘗めると僅か数分で元気が出るのはそのためである。澱粉が吸収されるには食べものが小腸まで降りるのを待たなければならないのに対して、砂糖は既に半分消化された状態の物質なので口腔粘膜や胃壁からも即自的に吸収される。もちろんどちらの場合も吸収されるのは、分解されたグルコースやフルクトースとしてであるが。
 その結果、血糖値は急激に上昇する。ご飯の場合、血糖値はじわじわと上がり、そのピークは食事から1時間後に来て、その後またじわじわと下がっていく。しかし砂糖の場合のピークは30分後でしかも高値である。その結果推移グラフは鋭角的な山を構成する。
 そこで上がり過ぎた血糖値を下げようとして、副腎皮質からホルモンが分泌され、その指令により膵臓から大量のインスリンが分泌される。これは、ご飯の場合に分泌される量と比べてかなり多い。なぜならばご飯の場合は消化吸収と同時に同化(血糖を消費または貯蔵する働き)する時間も十分あるのに対して、砂糖の場合は一度に洪水のように供給されるものだからとにかく同化が間に合わない。そこで切り札インスリンの大量投入となるのである。
 この「血糖値の急激な上昇⇒インスリンの大量投入」という変化に、人体は適応し切れていないのである。インスリンのおかげで糖の消費や貯蔵が促進されて血糖値は急下降するのだが、今度は勢い余って、平常時の値を超えて低血糖状態となってしまう。特に甘いものをたくさん食べた時に、食べた直後は元気が出ても、暫くしてかえってだるくなってしまうのはここにある。 
 だから今度は体は、グルカゴンやアドレナリン、コルチゾールなどの酵素を駆使して血糖値を逆に上げようとする。なんとなれば脳細胞などは、仮にまったく血糖が無くなれば5分で死滅するほど繊細にできているのだ。血糖値が下がるという状況は人体にとっては非常な危機である。だから体は複数の「血糖値上昇手段」を持っている。つまり砂糖を食べれば、血糖値の上下変動が必要以上に大きくなり、酵素も無駄に消費する上に内臓に対する負荷も格段に大きい。
 こんなことを繰り返せばさしもの体も調整能力を失って病気(低血糖症や糖尿病)になってしまうのだが、いかんせんこのような体の変化を当人が事前に感覚的に捉えることは意外と難しい。これには、砂糖の摂取は脳に対する「快楽感覚」として受けとられるという摂理が一役かっている。
 砂糖の摂取はそれ自体、交感神経を刺激して、体内にドーパミンという神経伝達物質を大量に放出させることがわかっている。ドーパミンは通常、欲求が満たされた時に活性化されて、快の感覚を与える「快感神経系」に働きかける物質である。それゆえ報酬を得たいという欲求や期待、行動の動機づけや、学習の強化因子として機能していると考えられている。
 例えばマウスに水と甘味料のどちらかを選ばせる実験を行ったところ、甘味料を多く選び、またそれを摂取するときにドーパミンのレベルが増加することが確かめられている。吸収される栄養素が脳の報酬系に直接働きかけ、高エネルギー食品を好んで摂取したくなるという生理的な仕組みを構成しているようなのだ。ヒトに限らず猫も犬も、習慣づければ砂糖を好んで食べたがるという性質がある(特に猫などは、「甘さ」を認識する味覚が無いにもかかわらず)のはこのためである。このことが砂糖が一種麻薬的な常習性を持つ一因となっている。
 だから砂糖の害は一見気づかれにくく、また自覚した頃には既に「中毒状態」となっているので立ち直りが困難である。それを回避するにはもちろんまったく摂らないのがベストなのだが、どうしても摂る場合には「食べ方」を吟味するのも一考である。決してすきっ腹に食べてはいけない。よく噛んで食べる、一時に多量に食べない、食物繊維を含む他の食品と一緒に食べる、食後に食べるなどして吸収に時間をかけさせる工夫が、同じ食べるにしても少しは害を軽減・・・させるかもしれない。
 ここで砂糖がカルシウムを収奪する仕組みに話を戻そう。以上のように砂糖は体内で急激に血糖値を上げ、その修正のためにインスリンが活躍し、過剰糖分をグリコーゲンとして蓄積したり、またエネルギー生産に大車輪で消費したりするのだが、問題はその消費の仕方にある。
 グルコースが細胞中に運ばれて、最初に使われるのは細胞質内で行われる解糖系である。ここでグルコース1分子に対してATP(アデノシン三リン酸。エネルギーを含む化合物)2分子を生産しながら、グルコースは最終的にピルビン酸に分解される。
 それに続いてミトコンドリア内のクエン酸回路では、ピルビン酸はアセチルCoAを経由し、酸素とビタミンC、B1、ナイアシンなどの補酵素の助けを借りて、次の電子伝達系と併せて36分子のATPを生産しながら最終的には炭酸ガスと水に分解される。こうして作られたエネルギー(ATP)は、体内の隅々まで運ばれて人体のあらゆる生命活動に使われる。

 ここで解糖系とクエン酸回路・電子伝達系とを比べた場合に、どちらも同じようにATPを生産する仕組みではあるのだが、嫌気的な細胞質内の活動ではエネルギー生産が低く、好気的なミトコンドリア内の体系では著しく高いことがわかる。これは生物の発祥は元々は無酸素状態に適応して生まれたものだったが、後に出現した酸素呼吸をする進化生物が先の生物の体内に取り込まれ、共生した形で進化した結果だろうと言われている。今もミトコンドリアにはそのような痕跡があり、独自の遺伝子や特異的な活動をすることからもそれが裏付けられる。
 こういったわけで「エネルギー生産効率の悪い解糖系」と「効率のよいクエン酸回路・電子伝達系」という対比的図式が浮かぶのだが、しかし解糖系にも長所が無いわけではない。広大な細胞質部分をフィールドとする解糖系は、一時に多量の糖を処理することができるのだ。それに比べて小さなミトコンドリア内という極めて限定された空間で行われるクエン酸回路は、エネルギー生産効率はよいのだが処理のスピードに限界がある。
 つまり生物は、どうやら無気呼吸部分の解糖系に根源的なエネルギー基盤を置いているようなのだ。クエン酸回路以降は言ってみれば、その上に据えられたターボエンジンである。これはどうしてかというと、元々は解糖系に立脚した生物が酸素呼吸生物を体内に取り込んだからであって、その逆ではないことにある。よって元々自然界には無い、砂糖のような極端な高カロリー、易消化性物質を体内に取り込んだ場合において、解糖系はなんとかそれらを処理できる能力を備えているのだが、それに続くクエン酸回路は対応しきれない。フル回転で活動しても解糖系から出されるピルビン酸を有効利用できずに体内に余してしまうことになるのである。
 クエン酸回路で消費しきれなくなったピルビン酸は、無害な乳酸に変えられて一時的に血液中に放出される。それらは時間とともに再びグリコーゲンとして肝臓に蓄えられるのもあれば、あえなく尿中に排出されるものもある。しかしそれらが留まる間、血液は乳酸によって大きく酸性に傾く。先にも述べたように血中のpH値は一定域を保つ性質があるので、その状態を中和するのに、体はまずは血液中の重炭酸イオン、そしてそれでも足りない場合は、骨や歯の成分となっていたカルシウムを動員するのである。
 この時に分泌されるのが副甲状腺ホルモン(PTH)と呼ばれるものである。この作用によって骨中カルシウムが溶出されるのだが、しかしこのホルモン、実は必要以上にカルシウムを溶かし出してしまうという、少し困った性質を持っている。
 ところで酸性に傾いた血液を中和させるのには重大な意味がある。仮に体内の酸塩基平衡がpH7.4を下回る状態(酸性に傾いた場合)になると、体の中に酸が蓄積されることにより「代謝性アシドーシス(酸性血症)」という状態に陥る。
 これは軽度ならば無症候性だが、一般には胃腸症状として悪心、嘔吐、腹痛、下痢や、倦怠感、筋肉痛、過呼吸などが顕れる。更に進行すると、眠気を感じて意識も混濁し、重度の急性酸性血症ともなると血圧低下からショックを伴う心機能不全,心室性不整脈,ならびに昏睡を引き起こす致命的なものとなる。この事態を避けるために、人体は血中に取り入れられた酸に対してそれを中和すべく、時として過剰なほどのカルシウムを放出するのだ。
 この時骨から溶け出したカルシウムは、通常食物から摂取するカルシウムとは違う構造をしている。ヒドロキシアパタイト(水酸燐灰石)と言う、生物の歯や骨を構成する主成分である。このヒドロキシアパタイトは、一端放出されると二度と同じ場所に吸収されることはない。尿中に排泄されるか、あるいは同時に骨から溶け出していたコラーゲンや多糖体と結合して再び凝集して固まり、石のようになってしまうという性質を持っている。つまり尿道結石などの原因になったりもするのだが、これについては後段で触れる。
 このように砂糖は代謝の中で乳酸という形に変わり、これが大量に放出されることによって血液を急激に酸性に傾けさせ、その結果体内のカルシウムを大量動員させてしまう。ところでカルシウムは人間の体内でさまざま重要な役目を果たしている。例えば神経の興奮を鎮めたり、心臓や胃腸の筋肉の収縮のために作用したりする。また、血液を健康な状態に保って免疫力を維持するには欠かせないし、酵素の働きを活発にしたりホルモン・バランスを整えたり、胃酸、胃液、腸粘液、汗などの分泌過程をコントロールしたりもする。だからカルシウムが欠乏するという状態は、人体として何としても避けたい状況なのである。 
 さて、砂糖の摂取でどのくらいの体内カルシウム(ヒドロキシアパタイト)が動員されるかということを一例で見てみよう。いろいろな摂取条件にもよるので一概に言えるものではないが、とある情報では角砂糖1個でおおよそ牛乳7本分のカルシウムが消費され、缶ジュースを1本飲むと牛乳50本分のカルシウムが骨中から失われるという。(「『キレる』の授業」より)
 牛乳(1本200ml)に含まれるカルシウム量は200mg。つまり7本分だと1.4g、50本分だと10gである。これはちょっと過激な数字のような気がする。しかしこの情報も多分何かの裏付けがあって記されていることだろうから、まあそんな可能性もあるのだ受け止めておきたい。
 一方カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルで、成人の体重のおよそ2%を占めている。例えば、50kgの体重の人なら約1kgのカルシウムが体内にあり、その99%が骨や歯に存在する。つまり缶ジュース一本で人体内のカルシウムの1%が失われるというのだ。これが体重25kgの子どもなら2%である。本当だとしたらのっぴきならない事態である。
 因みにカルシウムは、小松菜やチンゲンサイ、大根の葉などの葉菜、また海藻類に牛乳よりも多く含まれているので、体内への吸収割合は若干低いにしても、大豆や野菜・海藻を心がけて多く食べていればまず不足するということはない。ただし「砂糖を食べない」という条件付きである。厚生労働省では日本人のカルシウム必要量を1日700mgと定めているが、角砂糖1個でその倍のカルシウムが失われるとすれば、「カルシウムを摂る」ことよりも「カルシウムを失わせる物質を摂らない」、つまり砂糖、肉類、脂肪、リン酸塩などの食品添加物、過剰な塩分を避けることの方をより真剣に考えなければならないのは明らかである。
 さて以上が、砂糖が世に「カルシウム泥棒」と呼ばれるゆえんである。一言付け加えるならば、砂糖で奪われるのはカルシウムだけではない。同じ炭水化物でも穀類や芋を食べる分には、澱粉とともに豊富なビタミン、ミネラルを同時摂取することになるので栄養的な問題は起こりにくい。しかし砂糖は、糖質以外なにもないのである。その極端な成分を消化・吸収・同化するために、体内で多くのミネラルや酵素が消費されるようなのだが、その全貌は未だ十分に解明されてはいない。
 よく「砂糖は代謝の過程でビタミンB類を収奪する」と言われるが、それはクエン酸回路が機能する過程でビタミンB1やCなどが消費されることを指しているのだろう。しかしこれは、砂糖に限らず澱粉由来のグルコースでも同じことが行われる。またクエン酸回路で取り出されたエネルギーは必ず体内の活動に利用されるので、決して無駄にはならない。砂糖が用いられなければ、肝臓や体細胞中の素材が使われるだけである。
 してみるとこの問題もやはり、砂糖は糖質以外他の栄養素を何も持たないことに尽きると言える。例えばご飯(玄米)を食べた場合、体は澱粉と一緒に豊富なビタミンB1、B2、ナイアシン、B12、E、それに鉄やカリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどを摂取することができるのだが、それに対して砂糖は糖質以外何も携えず、ただそれらを貪欲に消費するだけである。食物としては著しく偏ったものと言える。
 実際に砂糖は食品というよりも「化学物質」として人体に作用していると言う方が正しい。それは砂糖の製造過程にも関わることなのだが、これについて述べる前にまずは「砂糖」そのものについて基本的なことを学んでみよう。


(つづく)

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2 コメント

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たいへん勉強になりました! (cafeo )
2011-05-21 01:11:35
はじめまして!
砂糖という薬物…まさにそのとおりです。
どれだけの人がこの事を問題視しているだろうか。
甘いものを好んで食べている時点で、すでに砂糖という麻薬にはまってしまっていますよね。

甘いもの、と認識してないウインナーなどの練り物や、醤油やドレッシングなどの調味料などにも、砂糖やそれ以上に怖いブドウ糖果糖液糖などを使用してる商品も多いですね。
砂糖が食品であるという認識から、その危険性を見過ごしがちですが…。
からだやこころに何らかの症状が出る前に気づいてほしい。
いえ、そうならないように摂取しないでと願うばかりです。

こちらでは、難しい体の仕組みが詳しく、わかりやすく書かれていて、たいへん勉強になりました!

高校時代の生物で習ったクエン酸回路や解糖系、久しぶりに思い出しました。生物の授業は大好きだったのですが、当時はこんなこと勉強して将来役立つのかな?と思いつつ…。(文系だったので) まさか、自分の心身不調の改善に関連して、あらためてこの事を学びたい!となるとは思いもよらず。
そんなおり、ひょんなことからアグリコさんの日記を知り、読ませていただいた次第です。

これからも日記を読ませていただきますね。
楽しみにしております!
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どうもありがとう。 (agrico)
2011-05-21 07:22:38
 私の書いたものが役に立ってくれれば幸いです。砂糖も、酒もタバコも食品添加物も、体を害して初めてそれが毒だったことに気づきます。ほとんどの場合、その時には重篤な状態になっていたりするのですけどね。
 私も今振り返れば、たくさんの体の障害が「甘いもの好きの自分」が産み出していたことに気づきます。でも当時は親も学校も誰もそんなこと教えてくれなかった。せいぜい「甘いものは虫歯になるから」くらいで。
 身の回りを見回すと、甘いものをたくさん食べる人がどうなっているかがわかります。特に年配の方を見るとよくわかりますね。太り過ぎか痩せすぎか、寒がりで病気の塊のような体をしてる人が多くいます。ガンに罹り入院しても、病室にまでお菓子を持ち込んで食べてる人が多いそうです。
 営利と結びついた場合、とかく情報は隠され歪曲されて伝えられます。砂糖は脳の働きによい、運動する人に必須だなどと、砂糖業界のお金を受け取って科学者や知識人が語ります。みんな「欲」で動いているのですね。正しい情報は、自分で探すしかありません。
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