アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

最期の審判員

2007-01-30 20:52:00 | 思い
昔から子どもに関心があったものだから、図書館やスーパーや、地域の行事などに行ったりすると自然とそこにいる子どもたちに目を留める。もっともそのような場所に顔を出す子らはいわゆる「健康児」が多いわけなのだが、しかしよく観察するとどうも少し、いや、そんなことないかな、でもなんとなく様子が・・・と思ってしまうことが度々ある。 落ち着きがない子、むやみに走り回る子、親らしき人の袖を引っ張り際限なく駄々をこね . . . 本文を読む
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酒屋のおやじとおかみさん

2007-01-22 10:09:03 | 思い出
あの時の酒の味は、まだ忘れてはいない。 あの頃飲んだ酒は、もう何という名前だったのかほとんどが思い出せなくなってるけれど、折りしも人並みの暮らしをうち捨てて、この先どこまで続くかわからない貧乏生活を決めこんだばかりの僕にとっては、一滴一滴が身から溢れ落ちる至福となり、苦しかった時も頑張れる力を与えてくれるかけがえのない宝であったことを、今でもこの体が憶えてくれている。 僕は脱サラして北海道に渡っ . . . 本文を読む
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家庭のいのち 地球のいのち

2007-01-14 18:05:05 | 思い
200年前、新大陸にヨーロッパからたくさんの移民が渡った時に、バッファローはおおよそ6000万頭いたと推定されていた。「茶色の大地が動いている」という形容が言葉の表現の枠を超えてそれをもの語る。見晴るかす草原を疾駆するバッファローの大群は、想像するだに壮大で躍動的であり、大地に漲る圧倒的な生命力を感じさせただろう。そこに住むアメリカ・インディアンたちはバッファローを主食とし、その群れとともに移動し . . . 本文を読む
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バベルの塔

2007-01-09 17:22:03 | 思い
各地域の神話や伝説には、しばしば人間が動物や鳥、木や花、更には石などといった自然界の存在たちと会話する様子が描かれている。今まで何気なく読み流していたこれらのことにも、もしかしたら大切な何かが含まれてるのかもしれない。 動物たちは、よく観察しているといろいろと不思議なことを見せてくれる。キツネなどは同類が一度かかった罠には決してかからない。キジもすぐ見つかりやすそうな場所に巣を作っているのだが、 . . . 本文を読む
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精神性

2007-01-04 19:51:31 | 思い
自分自身長い間漠として実体がわからなかったものに、「精神」というものがある。「心」も「体」もそこそこわかる(ような気がする)し、魂というのもなんとなくイメージしやすい。(因みに私のイメージする魂とは、エネルギーのことだ。)でも精神というとそれは何なのだろう。心や魂とはどう違うのか。この言葉もえてして広義・誤義で使われる傾向が大きい気がする。確かにそれだけわかりにくいものには違いない。もちろんここで . . . 本文を読む
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