アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

子どもたちからのメッセージ

2008-09-27 07:24:57 | 思い
 病院での分娩と母子の取り扱いを、実際に見たことのない自分が言うのもなんだけれど、以前こんな内容の話を本で読んだことがある。  生まれたばかりの赤ん坊が両親と一緒にいると、親と子どもの結びつきが強まるそうだ。新生児を母親が抱き上げ、胸のうちで母乳を与える。父親があやし、赤子は穏やかな家庭的雰囲気に包まれて人の声や物音を聞きながら、生まれ出た世界とコミュニケーションを結ぶ。このようにして最初の一歩を . . . 本文を読む
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タバコと森林火災

2008-09-26 03:50:45 | 思い
 近年、大規模な森林火災のニュースをよく耳にするようになった。この前はロシア、今回はアメリカ西海岸などと、本当に世界のあちこちで火災が起きている。一件の火事で日本の年間排出量の何倍ものCO2が排出されたりするのだから、森林火災は地球環境にとって、京都議定書を根本から無意味にしてしまうくらいの力がある。統計においても、ここ20年来世界の森林火災は件数・焼失面積ともに急増の一途を辿っている。温暖化効果 . . . 本文を読む
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煙の因果

2008-09-25 19:29:14 | 思い
 幼児や子どもがタバコの煙を吸わされることによって、喘息や気管支炎などさまざまな障害が顕れるということは、今では誰一人知らぬ者のない事実となっている。では赤子や子どもがどれくらい受動喫煙をしているかというのを客観的に知るためにはどうしたらいいのだろう。調べてみたら、尿や唾液中に含まれるコチニン(ニコチンの体内代謝物質)の測定値が用いられるそうだ。 「NPO法人 京都禁煙推進研究会 タバコフリー . . . 本文を読む
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旅の途中

2008-09-22 19:30:30 | 思い
 スヌーピーと、散歩を始めてからもう何年になるだろう。彼女(スヌーピーはメスである)が幼い時に保健所から引き取って6年半。雨の日も風の日も、嵐の日も雪の日も、私は一日も欠かさずに彼女とともにいた。「猫家」にあってひとりだけの犬。いつも裏庭にいて目立たない存在ながらも、砂利道、山道、獣道、畦道、彼女は私とともに近在にある道という道を歩いてきてくれた、大切な家族の一員である。そのスヌーピーが、もう私の . . . 本文を読む
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子孫への遺産

2008-09-16 05:43:49 | 思い
 タバコの発がん性については既にいろいろな角度から証明されているので、おそらくこれに異議を立てるのは、例えタバコ産業の人であろうといないだろう。煙に含まれる発がん物質はたくさんありすぎて、すべてを把握することは専門家の所業である。年追うごとに新たな毒性や有害物質が次々と発見され続けているのが現状だ。ここではその中から代表的なものとして、2つの物質をとりあげたい。  まずはポロニウム210。そしてベ . . . 本文を読む
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狂わされた子どもたち

2008-09-14 03:33:18 | 思い
 妊婦の喫煙が出生児の体重と身長に影響を及ぼしたり、死産や流産の確率を高めるということは既に広く知られていることだけれど、実はそれどころではなく、出生後ずっと経ってからの子どもの能力や一生涯つきまとう性格まで、ヒトの人格に根深い痕跡を残しているということまで知っている母親は、いったいどのくらいいるだろう(実は私もつい最近知ったことなのだが)。  以下にネット上で見つけた二つの情報を掲げてみる。 . . . 本文を読む
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日常的すぎる虐殺

2008-09-12 20:22:25 | 思い
 世界で初めて「受動喫煙」による害を主張したのは、元国立がんセンター疫学部長の平山雄博士だった。喫煙と肺ガンの関係を日本で25万人という大コホート集団(共通した因子を持ち、観察対象となる集合。疫学用語)で追跡した氏は、もしか他人の吸ったタバコの煙の影響も、肺ガン発生に関係するのではないかと思った。そこで夫が喫煙者の女性の肺ガン発生頻度を調べた結果、そうでない場合より肺ガンリスクが1.5倍~3倍にも . . . 本文を読む
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