今朝ラーメンに入れようと
卵を割ったら 血が混じっていた
母鶏の巣箱からはみ出して
ころころと転げ落ちた卵
床に転がっているのを私が手にとり
「いただくよ」と言って持ち帰った卵
巣箱は小さい その中に卵が山になっている
それを２羽の雌鳥があらそい合って抱いている
結局２羽折り重なって 狭い巣箱にぎゅうぎゅうと居るのだけど
見ているほうは気が気じゃない
昨日は雌鳥たちがミミズを食べてる . . . 本文を読む
とある山里に、貧しいながらも明るく助け合って暮らしている猫家という家がありました。
ある日裏の笹薮から不気味なウメキ声が・・・
マンガ「マルダヌキ物語」は、私が雨や雪の日に少しずつ描き溜めてきた猫家を舞台にした物語です。
長い間「働くこと」を美徳としてきた日本の家庭に、まったく違った価値観を持った存在が入り込んできたら、どうなるでしょう？
これは国際化、多様化が進んだ現在実際に起こっていることで . . . 本文を読む
企画中止のお詫び"
先日お知らせした猫家春の企画は、どういう訳か今ひとつ反響が思わしくなかったので、残念ながら実施を見送らせて頂きます。
心待ちにされた方もいたとは思うのですが、謹んでお詫び申し上げます。
なにとぞ次回の企画をご期待ください。
春の企画
【写真は「ゴメンナサイ」と言っているホルス】 . . . 本文を読む
何気ない拍子に思わぬものを見る時があるじゃないか
天井の木目 床の模様 布団の皺
小さい頃はよく怖いものを見た コンクリートの床に幽霊の顔が浮かび上がる その場所を通るのが嫌だった
一瞬 目を離した次の瞬間には もう消え去っていたその映像
映るものは大概 怖いものか楽しいものが多かった
大きくなってからも たまに 見るときがある
ふっ と息を抜いたその瞬間 床板の木目が女性の顔に見えたりする . . . 本文を読む
あっちに行ったりこっちに行ったり 汗だらけ
もう疲れきって どうにもならない夕暮れ時
鶏の夕飯にと畑のブロッコリーの花を摘む
白い小さな花が肩寄せ合って咲いていて
みんなで一斉に空の青さなんかについて しゃべり合っている
地に這いつくばって根っこを掘る 泥だらけ
鶏小屋では雄鶏が 母鶏の替わりに羽の下に子供たちを入れているのが可笑しくて
写真でも撮っておきたいと思ったけれど
も . . . 本文を読む
猫家もだいぶ苦しくなってきたので、この辺で最近はやりのグリーン・ツーリズムを企画したい。と言っても今の時期に穫れる収穫物もあまりないので、考えた末次のような企画を打ってみようと思うけれどどうだろうか。
農業体験 ミミズつかみ取り！
今が旬！新鮮ピチピチ！堆肥場から獲り放題！
鶏や小鳥の餌に、家庭菜園の地力増進に、安価で安全な天然資材。
バケツ１杯何と100円。完全有機培養。お得で . . . 本文を読む
我が家にはお散歩猫がいる。
毎朝スヌーピー(犬です。）と私が畑から田んぼを通って散歩する、約1kmの道のりを一緒に歩いて回る。
名前をミーコ。私が初めて飼った猫で、３年前にこの家に引っ越して来た時に一緒に来た。
もし私がスヌーピーとふたりだけで散歩に出かけようものなら、後ろから嵐のように吹っ飛んで来て言う。「何で私に声をかけないのヨ！」
我が家のお散歩猫は今や集落中が知っていて、近所の人たちは私 . . . 本文を読む
野原も畑も一面若草色に覆われる５月、今年１回目の草刈をする。
これから半年間、日々草を見、草を刈り、草を集めながら生活することになる。
この家に引っ越してきたときには、田も畑も丈高いヨモギやクズ、カラムシや笹で覆われていた。以前ここにひとりで住んでいたおばあさんが、身体の具合も悪くて草刈をし切れなかったようだし、除草剤を使っていたから結果的にそれに対して強い草だけが生き残っていた。
あれから随 . . . 本文を読む
桶を片手に堆肥場に行く。春先はそんなでもなかったけれど、山々も野原もすっかり若葉に覆われる今頃になると、いるいる！堆肥をスコップでひとすくい、中からミミズがわんさわんさ．．．。
私がミミズで一杯の桶を手にしてやって来るのを、毎日小さい口を大きく開けて待っている奴らがいる。裏庭のヒヨコたち！
彼らが生まれてひと月半が経った。もう首もピョンと長くなり、ツバメより一回りくらい大きくなってはいるけれど、 . . . 本文を読む
今日新しいレシピを開発した。
名付けて、「じゃがいもパンケーキ」♪
うちは季節季節の限られた種類のものばかり食べている生活だけど、持ってる食材は最高級だと思う。小麦、そば、キビ、粟、アマランサス、大豆、米．．．すべて有機栽培で無理なく作ったものばかり。思えばこんな食材が欲しくてこの道に入ったようなものだ。
けれど一面、ある季節にはどうしてもこれだけは食べ続けなければならないという場合もある。
春 . . . 本文を読む
「猫家の世界」のタイトルを「アグリコ日記」に変更しました。
HP「猫家の世界」からリンクする都合上からです。(同じタイトルでは紛らわしいので。）
今までHPの日記欄から抜粋、転載する手間をこれによって省こうという作戦です。どうかご了承ください。
ありがとう。 . . . 本文を読む
今日ようやく田植えをした。
春以来の農作業の遅れがたたって、我が家の田植えはいったい何時になるのだろう？と自他共に心配していたところだったけれど、なんとかまあまあこの地域の許容範囲内に終わることができたみたいだ。これも今までいろいろ教えてくれたり快く道具を貸してくれたりした隣近所のおかげだと思う。
それと忘れてならないのは猫家(我が家のこと！）家族ぐるみの心の支え。世間からは男ひとり暮らしで農業 . . . 本文を読む
あぁいそがしい！
ふと隣りを見たら、ミーこが大きく口を開けてあくびをしていた。
・・・・・
そういえば我が家には人間はひとりしかいないけど、口の数だけは多い。
猫が８匹、犬が１匹、にわとりが９羽・・・。
（ゆえによって多くの食糧を要する！）
自足生活を目指してあれこれするうちに、いつのまにかこんな大家族になってしまった。
もし我が家の猫たちに、忙しいから手を貸せ！といったらどうだろう？
そりゃ . . . 本文を読む
ワラビでカレーを仕込んでみようと思い立った。
いつもワラビはからし醤油かワサビ醤油、または酢味噌和えで頂いている。でもこの時期毎日食べるワラビだから、もっとレパートリーがあってもいいと思う。
一晩アク抜きしたワラビを大鍋に山盛り、ジャガイモとニンニク、キャベツ、昆布と一緒に煮る。(今我が家で使える野菜は左の通り。)ついでにちょっと干し過ぎのタクアンも入れてみる。ワラビが山になってもちろん蓋が閉ま . . . 本文を読む
私は今ひとり暮らしだけれど、たいして寂しくない。
私のそばにはいつも犬や猫たち、ニワトリたちがざわめいているし(ひとりと18匹だぁ～。これは寂しくない！）、一歩家を出れば隣近所の人たちが田んぼだろうが畑だろうが声をかけ、挨拶をしてくれる。
この山村に引っ越してまだ３年も経ってないのに、猫家と家族ぐるみでつき合ってくれる人たちがもう何軒もある。その時々に必要なものはみんなのお陰でほとんど手に入った。 . . . 本文を読む
