現在に至るまで「カルト」の統一した学術的定義は定められてないようなので、ここで幾つかの資料を読んだ上で私なりにイメージしたカルトの特徴を述べてみよう。
1.教祖は大きなカリスマ性を持っている。
2.その教義は社会的に受け入れられがたいものがほとんどである。
3.巧妙なマインド・コントロールなどの手法を用いて洗脳する。
4.信者に対し共同生活や極端な情報統制を行ったりする。
5.超能力や現世からの . . . 本文を読む
戦前の有名な宗教弾圧事件に「大本(おおもと)事件」がある。
「大本」は明治年間に京都府山間の小都市、綾部にて開教される。予言や神がかり的啓示をベースにした田舎の小さな団体だった。それを僅か20年余りで傘下に新聞社を擁するほどの一大教団に育て上げたのは、ひとえに教祖・出口王仁三郎(でぐち おにさぶろう)である。
記録によると、王仁三郎に出会った人は皆その人物の大きさに驚き感銘を受けたと言う。実際彼 . . . 本文を読む
今朝のラジオで麻原被告の裁判に関するニュースを聞きながら、ああ、あの事件にはまだ司法上の決着も着いてなかったんだと今更ながらに思った。世を震撼させた地下鉄サリン事件、それに続く麻原彰晃の逮捕が1995年のことだから、もう11年も前のことになる。
オウムというと思い出すことがある。私が脱サラして農業の道を歩みだした当時、実習や仕事の都合で農村から農村に引っ越しするたびに、どこに行っても必ず尋ねられ . . . 本文を読む
軒下の陽だまりにぽこぽこと顔を覗かせたふきのとう。
我が家の春だ。久しぶりの土の感触。もう雪じゃなくて、雨が降る季節になったんだね。
両手いっぱいに採ったふきのとう。青い草の香り。ほろ苦さに春一番を感じる。
冬の間の4ヶ月、我が家に野菜といえば青菜の漬物とたくあんしかない。それとカボチャやジャガイモという芋類。トウガラシやニンニクといった保存性の高い香辛料。
それに加えて今年は時々ニンジンを買っ . . . 本文を読む
先ほど僕は、本来の「愛」を「そのものの本質の価値を認識した上で大事にすること。いのちの価値、存在の価値、この世や私たちを活かしている理の価値などに基づいた行為」と言った。しかしこれは、我ながらなかなかに難解な言葉だ。ちょっと親切じゃないな。こんなことを言われたんでは、誰しも「愛」に辿り着く前に頭が痛くなって寝てしまうに違いない。
そこで今回もできるだけ簡略化して考えることにしよう。よっていきなり結 . . . 本文を読む
そうだね。まずわかりやすいところで、「行動」から考えてみようか。・・・
例えばある女の子が貰われてきた子犬を可愛がっていたとする。子犬は幼くやんちゃでぬいぐるみのように可愛い。時々粗相もするけれど、家族みんなの愛情に囲まれて日夜猫(犬?)可愛がりされて育っていく。朝夕ごとに散歩に連れ出すのはもっぱら女の子の役目だった。そして半年、一年と経って子犬はもう子犬ではなくなった。体も大きくて力も強く、顔 . . . 本文を読む
ーオメさんの親だから、きっとすんばらしい人だべと思ったけんど、正直言って驚いたよ。こんただことも、あるんだなあ・・・
ー・・・ジッちゃん、思うんだけど、愛情深い親から愛情深い子どもが育つって思い込むことが、何かの間違いなんじゃないでしょうか。もしそうだとすれば人格者の家庭は代々人格者が続きそうだけど、現実はそうじゃないですよね。
そう、私たちの身の周りを見ても・・・
愛情深い親から愛情深い子ど . . . 本文を読む
ここ数日、思い立って法華経を読んでいる。
どうしていきなり・・・かというと、実は私の古い友人が創価学会に入会したという。先日かかってきた電話でその決意の程を知らされた。そこで今後の彼との会話における必要性から、私も少しはその方面の知識を持っていた方がいいと思ったのだ。彼とはもう、古い友達である。例えこれから相手がどんな宗教に関わったとしても、それはそれを受け容れてつき合っていきたい。
一般に「 . . . 本文を読む