クリスマスから始めて、ただいま第4日目。
最長5日間の予定(理想)でやってます。
あぁ、まだ私はアル中じゃなかった! との感慨ひとしおです。
これで一年分の食べ物に関する溜まったものを出して、
断食が開けたら、また好きなだけお酒や食べ物を食べるつもり。
未だパソコン復旧の目処が立ちません。
数々の農機具を直しなおし使って来たあぐりこですが、
さすがにパソコンだけは、叩いても揺すっても、グリースを . . . 本文を読む
パソコンが壊れてしまいました。
復旧まで、今しばらくお待ちください。
というわけで、
8ヶ月ぶりにBLOGのない生活を送っています。
みなさん、よい年末年始をお迎えください。
【写真はタイン。うは、やっぱり~~!・・・だって。】
. . . 本文を読む
秋口頃からだろうか、
鶏が何かに襲われるようになった。
あの独特の警戒の叫び声を上げたり、藪に隠れたりするのでわかる。
それと気づくたびに外に出て辺りを見回してるのだけれど、
それが何によるものかはわからないままだった。
そのうち1羽、また1羽と鶏が減って行った。
もう何度も放し飼いを止めようかと思ったけれど、
外に出たがる鶏たちを前にして、時間を縮めながらも毎日放し続けていた。
そして今日、とう . . . 本文を読む
ふと思い出して、去年の手帳を開いてみた。
いったい、自分はもうどのくらい酒を飲み続けているのか。
考えてみたらもう長いこと、酒を飲まない日の記憶がない。
猫や鶏に夕方餌をやり終わると、いつも当たり前のようにどぶろくをコップに注いでいる。
調べてみたら、直近の禁酒の日が1年前のクリスマス。
そうか、もうまるまる1年経つのか・・・
毎晩飲むのはビールならば3、4本くらい。
実際は日本酒やウイスキー . . . 本文を読む
トラ猫はすぐにボクに気がつき、しばらく立ち止まってじっとこっちを見ていた。
時間が止まったように思えた。
この雪深い山道をヨタヨタと歩いてくるボクを見て、彼は何と思ったのだろう。
ボクも長い間動けなかった。
初めて母さんと兄ちゃんたち以外の猫に会った。
そしてやっと会えた猫に、涙の出るほど嬉しかった。
でもあのときのボクは出会った相手が例え幽霊でも怪物でも、同じように喜んだかもしれない。
トラ . . . 本文を読む
ううぅ・・・・・・寒い。
もうどれくらい経つだろう。
ボクら5人はとうに泣き疲れていた。
母さんはどこからも現れない。
もちろんボクらは必死で叫んだよ。
今まであれほど頑張ったことは、後にも先にもなかったさ。
でもいくら呼んでも、深い林の中にボクらの声は吸い込まれてi行くばかり。
母さんばかりかボクらをつれて来た人も、どこに行ったのかあれ切り姿を見せなかった。
泣き疲れたボクらがお腹がペコペコ . . . 本文を読む
物心ついた時は母さんのふさふさした毛に包まれていた。側にはニイちゃん、ネエちゃんたちがすやすやと眠っている。母さんの体は柔らかくてとても優しい。そのあまりの気持よさに、ボクはそのまままた寝入ってしまう。そんなことを今でも夢の中のことのように憶えている。
ボクはその小さな家に生まれた。そして子猫と呼ばれた幸せな時代をそこで暮らした。
名前は・・・そうだな、あの頃はクロチンと呼ばれていた。鼻と口元 . . . 本文を読む
明日は雨だというから
この仕事なんとしても 切りのいいとこまで進めたい
そう思って泥んこだらけのカッパを羽織り
破れた帽子を被って
明るみかけた空に身を投げ出したのさ
後ろを振り返ると うちの猫たちが
三々五々とついて来た
朝の空気が頬に冷たい
1匹・・2匹・・・・4匹
今朝は断食の日だから
みんな腹を空かせてる
冬になれば特にも可哀想だと思うけど
太り過ぎは猫にだってよくはない
時々彼ら . . . 本文を読む
たまに我が家の食事を垣間見て、
豊かな食事だ、と言う人がいる。
これが真の自然な食生活なんだととても感心される。
でも私は今までたくさんの人たちとこの食事を分かち合って来た経験から知っているのだけれど、
不思議とそのような人に限って、
実際にこのような食事が続くと、どうにも我慢できないようだ。
山里で自給に近い暮らしをしているのはもちろん私だけではなく、
この狭い日本の中にも、至る所にさまざま . . . 本文を読む
一昨年おととし植えた 山の芋
そろそろ掘ってみんべえか
風は西風 猫の毛厚く
もうすぐ畑も雪被る
スコップ担いで エッサのサ
スヌーピーも猫たちも トットこト
ここらと思う 山の芋
えいやと土に突き刺すスコップ
石だらけだども オラが畑さ
手のひらにひいやり 土の感触
ここ掘れほりほり スヌーピー
思いのほか でっかくてえョ
こらア、オメだぢ そんなとこでおしっこするでない! . . . 本文を読む
炭を焼いていて考えた。
雑木山から木を伐り出して炭を焼くけれど、
そもそも「雑木」とは、山仕事をする人から見て杉、松などの有用樹以外のものを指して言う。
つまり人の経済観念から見て「主」にはならない、一般的「その他」の木のことを差す。
同じような見方によるものに
雑用、雑務、雑役、などがあって、
どれも不思議と「雑」が付く。
その分野の中で、主流から外れたその他雑多なものを差しているのだろう。 . . . 本文を読む
炭焼き窯からの帰り道
夜空がひかりで埋まっているのを見つけたよ
眩いばかりの星くずが
闇の数より空を大きく
占領してた
まるでクリスマスの夜の
新宿のビルに映るイルミネーション
山里暮らしのぼくはそんな
幻想を抱いたよ
隣りの家の
牛小屋から漏れる窓の明かり
その屋根から立ち上って空に広がる
光の洪水
夢の数々
煌めきの舞踏会は空にときめきを撒き散らしながら
天頂を駆け抜け
家の真上をはす . . . 本文を読む
「つき合いコメント」と
個人的には言っているのだが、
なにかしら「思い」の込もったコメントをいただいた時に、
今度はこちらからその人のBLOGを開いて、これはと思う記事にコメントを送ろうとする。
トラックバックをいただいたりする時も同様。
そんな動機によるコメントの出し方を、自分なりにそう呼んでいる。
ある時気がついてみたら、
自分の出すコメントのほとんどが「つき合いコメント」になってしまってい . . . 本文を読む
ー もう、こんな暮らしに我慢ができない。
嫌になってる時には、いつまでも変わらない現実に、
やけになったりもしてしまうよね。
その気持、わかる気がする。
ぼくはそんな時にはね、
海原に浮かぶ小船を思い出すんだ。
ぼくらの今いるこの場所は、
遠くを見てると、まるで変わらないように思えるけれど、
実はすごい速さで
流れて行っている。
次々と身に起こる出来事だって、
みんな、堰の水のように
. . . 本文を読む
あれは昔、まだマルが小学生だった頃の話。
ある時近所の爺さんが亡くなった。
その家は隣りに抜ける峠の辺りにあってな、
4年程前に婆さんを亡くしてから、
1匹の猫と一緒に、ひとりっきりで暮らしてた男だった。
爺さんと言っても、歳は60くらいだったか。
働き者で、朝早くから夕方遅くまで、
毎日毎日野良で稼いでいるのをみんな知っていた。
爺さんには息子と娘、ふたりの子供がおったが、
息子の方は、 . . . 本文を読む