人をやる気にさせることなどできない
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e75057175a59763a45dbc3054a562ff7
単なる愚痴
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4ed8e017364789136553dd2363f71654
の流れで看過できず。
-------------------
組織が成長している時には、何が本質的な成長要因なのかが分析されることはあまりない。
なぜなら、成長要因がわからなくとも、今現在成長することができているからだ。
浅慮による的を外した要因分析であったとしても、結果がその要因を正当化してくれる。
分析結果が間違っていても、気づくことは恐ろしく難しい。
それよりも、眼前にある成長機会を十二分に活かすにはどうすればよいか、ということに全力をかけることになるだろう。
だが、組織の成長力が鈍化すると、今後の成長力を獲得するために、「何が成長要因だったのか?」という議論が組織の中を駆け巡る。
たいてい「うまくいっていた時にやっていたこと」が成長要因だとされる。
「あの時うまくいっていたのはアレをやっていたからで、今ダメなのはアレをやっていないからだ!」
その発想自体は、正しいかもしれないし間違っているかもしれないが、少なくとも浅慮であることは間違いない。
AKB48佐々木優佳里「最近毎日自分に"悔しい"」(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51900300.html
これはAKB48に限った話ではないが、最近では人材育成に関して誤った発想が蔓延っている。
どの世界でも、理想的な人物像を聞くと、だいたいこんな回答が返ってくる。
「主体性があって~」
そう、どの世界でも主体性が大事だと言われる。
大きな声で叫ばれるこの言葉によって、世界中の人々は意図せざる結果を招き入れている。
ここで明確にしておこう。
この考えは必ずしも正しくはない。
いや、ほとんどの場合において、この考えは間違っている。
なぜ間違っているか?
それは「人それぞれに生まれ持った適性がある」という単純な事実に基づいている。
人は生まれながらにして平等だという人権主義の考えや、ナチスの優生学などの影響で、人の性格が先天的な要因により影響を受けるという発想は社会的に受け入れ難い。
だが、実験によって、生理的な性質の違いが人格形成に大きな影響を与えることが確かめられている。
赤ちゃんの時に外部の刺激に高反応を示す子供は、大きくなると内向的になる。
逆に、赤ちゃんの時に刺激に低反応を示す子供は、外向的になる。
理由は単純で、外部からの刺激に敏感だと、外部から入力される情報を綿密に構造化し、時間をかけて深く内面化する必要性があり、その姿勢は「内向的」にならざるを得ない。
映画やドラマ、小説などにおける理想的なリーダー像は、カリスマ的で人間離れしているが、実際の卓越したリーダーは物静かで謙虚で思慮深い内向的な人々ばかりである。
また、ニュートン、アインシュタインなど科学技術的な発展をもたらすのは決まって内向型人間と決まっている。
にも関わらず、なぜ外交的な人間がリーダー像として支配的になったのか。
スーザン・ケインは、近代化の中で「セールスマン」という種類の人材が必要とされたことが大きいとする。
(しかし、成績がよいセールスマンが外交的とは限らない。)
また、マスメディアにおけるエンターテイメントの様式にも大きな影響を受けているだろう。
つまり、「外向性」信仰は文化的に生みこまれたもので、実態とはかけ離れている、ということだ。
このカリスマ幻想は集団浅慮の原因にもなっている。
会議の中で、声の大きな人物の意見が優先されてしまい誤った判断をしてしまう、といったことが社会全体に大きな弊害をおよぼしている。
調査研究によると、開拓民を先祖に持つ外交的な人間の集まりとされるアメリカにおいてさえ、1/3は内向型なのだという。
エンターテイメントだからといって目立つことが至上命題になるとは限らない。
いや、むしろそうではない可能性を十二分に見せ付けたのがAKB48だろう。
創業メンバーのカリスマ性ばかりが注目され、後輩は先輩に絡み、自己主張することが全面的に善いことだとされる。
しかし、人と人とを結びつける静かな力が、さらにそれぞれの人が持つ静かな力を引き出して、繋ぎ、さらに大きな力に変えていく、それがAKB48のメンバーやスタッフ、そしてファンによる人的ネットワークの強さではなかったか。
誤ったカリスマ信仰によるリーダー幻想を破棄して、新しい時代を拓いていくことを考えるべき時ではないだろうか。
次期48Gのリーダーとして最も適任なのは?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f8f00404313ef9bbdb0e51d13a51dbc6
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e75057175a59763a45dbc3054a562ff7
単なる愚痴
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4ed8e017364789136553dd2363f71654
の流れで看過できず。
-------------------
組織が成長している時には、何が本質的な成長要因なのかが分析されることはあまりない。
なぜなら、成長要因がわからなくとも、今現在成長することができているからだ。
浅慮による的を外した要因分析であったとしても、結果がその要因を正当化してくれる。
分析結果が間違っていても、気づくことは恐ろしく難しい。
それよりも、眼前にある成長機会を十二分に活かすにはどうすればよいか、ということに全力をかけることになるだろう。
だが、組織の成長力が鈍化すると、今後の成長力を獲得するために、「何が成長要因だったのか?」という議論が組織の中を駆け巡る。
たいてい「うまくいっていた時にやっていたこと」が成長要因だとされる。
「あの時うまくいっていたのはアレをやっていたからで、今ダメなのはアレをやっていないからだ!」
その発想自体は、正しいかもしれないし間違っているかもしれないが、少なくとも浅慮であることは間違いない。
AKB48佐々木優佳里「最近毎日自分に"悔しい"」(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51900300.html
これはAKB48に限った話ではないが、最近では人材育成に関して誤った発想が蔓延っている。
どの世界でも、理想的な人物像を聞くと、だいたいこんな回答が返ってくる。
「主体性があって~」
そう、どの世界でも主体性が大事だと言われる。
主体性を持って能動的に動き、まわりを巻き込んで大きな活動を!
笑顔で!アクティブに!自己表現を!
大きな声で叫ばれるこの言葉によって、世界中の人々は意図せざる結果を招き入れている。
ここで明確にしておこう。
この考えは必ずしも正しくはない。
いや、ほとんどの場合において、この考えは間違っている。
なぜ間違っているか?
それは「人それぞれに生まれ持った適性がある」という単純な事実に基づいている。
人は生まれながらにして平等だという人権主義の考えや、ナチスの優生学などの影響で、人の性格が先天的な要因により影響を受けるという発想は社会的に受け入れ難い。
だが、実験によって、生理的な性質の違いが人格形成に大きな影響を与えることが確かめられている。
赤ちゃんの時に外部の刺激に高反応を示す子供は、大きくなると内向的になる。
逆に、赤ちゃんの時に刺激に低反応を示す子供は、外向的になる。
理由は単純で、外部からの刺激に敏感だと、外部から入力される情報を綿密に構造化し、時間をかけて深く内面化する必要性があり、その姿勢は「内向的」にならざるを得ない。
映画やドラマ、小説などにおける理想的なリーダー像は、カリスマ的で人間離れしているが、実際の卓越したリーダーは物静かで謙虚で思慮深い内向的な人々ばかりである。
また、ニュートン、アインシュタインなど科学技術的な発展をもたらすのは決まって内向型人間と決まっている。
にも関わらず、なぜ外交的な人間がリーダー像として支配的になったのか。
スーザン・ケインは、近代化の中で「セールスマン」という種類の人材が必要とされたことが大きいとする。
(しかし、成績がよいセールスマンが外交的とは限らない。)
また、マスメディアにおけるエンターテイメントの様式にも大きな影響を受けているだろう。
つまり、「外向性」信仰は文化的に生みこまれたもので、実態とはかけ離れている、ということだ。
このカリスマ幻想は集団浅慮の原因にもなっている。
会議の中で、声の大きな人物の意見が優先されてしまい誤った判断をしてしまう、といったことが社会全体に大きな弊害をおよぼしている。
調査研究によると、開拓民を先祖に持つ外交的な人間の集まりとされるアメリカにおいてさえ、1/3は内向型なのだという。
エンターテイメントだからといって目立つことが至上命題になるとは限らない。
いや、むしろそうではない可能性を十二分に見せ付けたのがAKB48だろう。
創業メンバーのカリスマ性ばかりが注目され、後輩は先輩に絡み、自己主張することが全面的に善いことだとされる。
しかし、人と人とを結びつける静かな力が、さらにそれぞれの人が持つ静かな力を引き出して、繋ぎ、さらに大きな力に変えていく、それがAKB48のメンバーやスタッフ、そしてファンによる人的ネットワークの強さではなかったか。
誤ったカリスマ信仰によるリーダー幻想を破棄して、新しい時代を拓いていくことを考えるべき時ではないだろうか。
次期48Gのリーダーとして最も適任なのは?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f8f00404313ef9bbdb0e51d13a51dbc6
相変わらずAKBでも、AKB以外でも読み応えのある、
新鮮で面白い記事を読ませてくださいますね。
嬉しい限りです。
僕は内向的で、考えすぎと言われる程に
ぐちゃぐちゃとああでもないこうでもないと
考えてしまいますが、
この記事を読んで、少し自信が持てました。
そういえば、昔から僕は感受性が強くて、
子供の頃は特によく泣いていたと思います。
「かなしいライオン」(だったかな?)の絵本を読んで、
学校の帰りの会で泣いてしまった小2の頃を
思い出しました。
あんまり関係ない話題かもしれませんが(笑)。
こちらにはいろんなコメントがありますね。
いろんなコメントが来るようになったのは、
一流になった証のような気がします。
諦めずに、ペースは遅くとも、
AKBでなくとも、更新してくださると
僕は嬉しいです。
応援してます!!!