進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

「卒業」というが、いったい何から卒業するのか?

2013-03-01 15:31:14 | AKB48_軽ネタ
今日の東京・横浜は暖かく、着込んでいたので出勤途中に1枚脱ぎました。

春の訪れもすぐそこまできてるようです。

そして、いま「卒業シーズン」ですね。

個人的に、どことなく浮ついた街の感じが落ち着きがなくて好きではないです(笑)



さて、「卒業シーズン」といえば、AKB48もシングルとして『桜の花びらたち』『10年桜』『桜の栞』『桜の木になろう』『GIVE ME FIVE !』『So long !』と卒業ソングを出してます。

直近では『So long !』がリリースされたので毎日聴いているのですが、しかし、私はどうしてもこれらの「卒業」観にしっくりこないのです。

誤解を恐れず言えば、それらが「子供の卒業」で、「大人の卒業」ではないからだと思うのです。

一般に「卒業」というと「学校」を「卒業」する意味で使われるからでしょうけれども、この間違った「卒業」観がいろんなものの誤解を生み出し、不幸を呼び込むのだと思います。

「学校」を「卒業」することだけに「卒業」という言葉を使うならよいのですが、実際にはかなり拡大解釈(比喩表現)されて使われるのが「卒業」ですので、ここで「卒業」に関する私見を述べたいと思います。

AKB48を「卒業」するということについても。



とりわけ現代における「学校の卒業」は半強制的に出会わされ、半強制的に別れさせられるという意味で「強制的な卒業」であり、なおかつ、この卒業には学生の実態は一切反映されておらず、制約条件はほぼ「時間」のみのため「中身を問われない強制的な卒業」と言えます。
(単位取得や卒業論文などの話はあろうかと思いますが、基本的にはザルなので。)

その上、何から卒業するかと言えば「学校」からです。

学校というハコと、そのハコに所属する学生という身分から卒業するというのです。

何かを成し遂げたゆえに卒業するのではない、ということがここでの重要な認識です。

つまり、「卒業」が「(いい意味でも悪い意味でも)何かを成し遂げた」ということを意味していないのです。

前述しましたが、半強制的に学校という場で出会わされ別れさせられ、この別れのイベントを「卒業」と呼んでいるだけであり、それゆえ、中身が問われないので「So long !(またね)」なんて言いたくなるのです。

これが「子供の卒業」です。



「子供の卒業」と「大人の卒業」の違いは、「卒業させられる」か「自分で卒業する」かの違いです。

自分で卒業するというのは、自分で選びとった道から卒業するという意味です。

(いや、たぶん昔は今よりも「学校」というの自分で決めて自分で卒業するものだったのですよ。「卒業」という言葉ができた大昔の話ね。)

これは完全に中身の問題です。

その物事から卒業するべきだから卒業する。

だから「またね」なんて思わないし言うはずがないのです。

卒業後に期待しているのなら卒業する必要がない。



(これは「卒業」だけに限らない「別れ」全般に言えることなのですが)
だから、別れの時、「またね!」と言うとしたら、自分が何から別れようとしているのかを考えた方がいいです。

「私はAKB48を卒業します。」と言う時、果たしてAKB48の何から卒業するのでしょうか?



一体何から卒業するのか?



そんなことを考えていたら、似たような話を高みなもしていたようです。
(ちょっとニュアンス違うけど)


高橋みなみは痛みの分かっているリーダーだから、説得力がある(ビジネス誠)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1302/28/news008_2.html

秋元:
痛みの分かっているリーダーだから、すごく説得力がある。例えば、メンバーの女の子が卒業していく。みんなは「おめでとう」「お疲れさま」「頑張ってね」と言って終わる。当たり前ですけど。ところが高橋みなみは、その子を呼び、ものすごく怖い形相で「お前は絶対に戻ってくるな」と言う。「もう、あなたの退路は完全になくなったと思いなさい。甘えていてはダメだ。それくらい、あなたには期待しているんだから」みたいなことを、えんえんと言うんですよ。




■参考

高橋みなみの努力、原みづきの努力、やすす先生の努力 ~努力と競争戦略と学習のトリレンマ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/955b300923bbc4c6a1a256fab4a5c0df

そろそろ「努力が報われるかどうか」などという古めかしい議論は卒業すべきではないか
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4221775c8e40413749a43c7091f0e26c

なぜAKB48は一塁に向かってヘッドスライディングなのか、イチローがその答えを教えてくれた
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7e0acb731f2860261a35e5be769bb353

桜の「はかなさ」について
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e2cad56815e1fa4ea20c71aa755335d6


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あまり関係無い話ですが (編みなおし)
2013-03-02 00:45:56
私の母校の高校は2年前に廃校になりました。同期の友人らは統廃合の噂が流れはじめた頃から反対運動を起こしていましたが、私は殆ど無関心でした。
というのは私が「愛校心」を持っていなかったのが一番の原因ですが、そもそも廃校によって失うものは何も無いと思ったからです。(少なくとも卒業生にとって)

今から4年ほど前、統廃合の噂が現実のものだと分かった頃、私は反対署名を集めていた友人に疑問をぶつけました。彼の答えは、「母校の出身者が減る一方なのは嫌だから」というものでした。
皆さんはどうお考えなさるのでしょうか?
返信する
Unknown (俺推し)
2013-03-02 22:31:11
仲谷明香さんが声優のオーディションを受けるためAKBの卒業発表しました。
なんかかっこ良過ぎてしびれました。
返信する
AKBは夢。乃木坂は希望。 (乃木坂ファン)
2013-03-05 03:09:07
昨日の樋口のブログで大学進学はスタッフとファンに相談しながら決めると答えていて、グループの卒業についてもファンに相談してしまう子が乃木坂なら出るかもしれない、と思った。

結局、長文書いても無駄か。
前田敦子はAKBに期待して入った。破れただけで。時間はかかっても最初の予定通り。
一方の乃木坂の子達は何も期待していない。夢も見れない。AKBの初期メンバーは自分が劇場で歌う事は信じて応募したはず。
乃木坂の子達は、何故か選抜という呪縛が最初からあるので、甘い夢なんて見れない。何をさせられるか分からない不条理はAKBと同じなのに、心を支えるファンのいる劇場というホームはない。将来を心の支えにしようとも、一年後に続いてるかも分からない。
ファンじゃなくても、普通の感性なら可哀想だと思う。
でも、当時の記事を読む限りブログ主さんにはその感性はないらしい。

でも、乃木坂について語るのはこれが最後にしたい。
「君の名は希望」を聞くと、私が語るのが完全に邪魔になるぐらいの名曲。

AKBは劇場があるので、歌う時に自己演出する癖がある。だから強い物語がないと歌はリアルにならない。
乃木坂は、素朴な感情、不安、疑問でも、それが素直に歌声に乗る。下手でも生歌だと、さらに良い。今時、貴重。
もう方向性は決まったんじゃないか。
乃木坂は売り上げより作品が評価される事を目指せば良い。秋元康の作詞の得意分野だから。

曲中の六月は、乃木坂のオーデションが発表された月です。
こういうのが巧い。
返信する
「乃木坂ファン」は何の目的で投稿してるのか? (アーラン)
2013-03-06 06:18:53
小生の弱い頭では理解できません、今回の乃木坂ファンの投稿は。


>破れただけで。

何が破れたんでしょう?さっぱりわかりません。

>乃木坂の子達は何も期待していない。

これも意味不明、何の期待も無いのなら乃木坂に参加することはないでしょう。


以降の文についてもさっぱり理解できない。
AKBに駄目出しをして乃木坂をヨイショする結論しか見えてこない。

>結局、長文書いても無駄か。
>でも、乃木坂について語るのはこれが最後にしたい。

ご自身でブログを立ち上げ、意味不明な文章を書きなぐればいいんじゃないでしょうか。
いったい何の目的で当該ブログに投稿されてるんでしょう?
謎というか、ただただ不快としかいいようがない。
返信する
ファンの心理 (乃木坂ファン)
2013-03-08 03:25:25
先週のブログ主さんのコメントに応えただけです。
前の記事にコメントすべきでしたかね。

前田敦子はAKBに華やかな活躍を夢見て入ったんですけど、その夢は破れた、という意味です。

私は、この時期のAKBは凄く面白いと思ってましたよ。Mステもわくわくしながら見てましたし。秋元康なら推定少女だから生パンか!と思いながら標準で録画してましたよ。
客観的に今なら乃木坂の方が面白いと言ってるだけで。


その後に、AKBの事情で、二期とか選抜とか選挙とか握手会とか下着グラビアとか、不条理な目に合うのですが、そこが面白い訳です。
可哀想な目にあってファンが救う物語が面白い。
今のAKBはそれが予定調和だから、面白くない。特段仕方ない事情はなく、エンターテインメントの都合で可哀想な目にあってるだけだからでしょう。

乃木坂はAKBを下敷にすると公表しているせいで可哀想な状態になってる。この人数なら選抜制度は本当は必要ないんだから。
乃木坂のメンバーは最初から不条理な目に合うと分かって応募してるので、最初の期待が砕かれた二年目あたりのあっちゃんの悟ってるような心境に近いと思うんです。期待してない、というのはそういう意味です。当時はやめたかったらしいですけど、乃木坂は始まる前にセンターか辞退するという事で、何も考えすに応募して、受かってみたら、幸福な未来を想像できないし、不安だけが広がってという状態だったのだと思います。
劇場がないのでファンが救ってあげる事はできない。ところが運営がどんどん不安をとりのぞいて行くのが、AKBと違って面白いなぁ、と。

弱い頭の人には理解できないかもしれませんが、ブログ主さんは私と感性は共有できなくても、文脈は読んでくれてるので、あの程度の説明で分かってくれると思うんですけど。

それで、乃木坂の子達にとって乃木坂は希望だという秋元康の分析で、なるほど、と思ったのです。
漠然とした、明日の方が今日より良いと信じる為の希望。
具体的にどうなりたいとかじゃないんだな、って思ったら切ない気持ちになって、軽い気持ちで乃木坂は論じない方が良いんじゃないか、という結論です。

夢なら気軽にアドバイスできるけど、希望と言われたら重い。
このブログが、AKBに比べたら、安易な思いつきで乃木坂について語ってたので、その軽さが私は気になってたのかもしれません。
私も改めて自覚すると、乃木坂にはこれ以上関わらない方がいいなぁ、と思います。
実際は乃木坂ファンではないですしね。これもブログ主さんなら知ってる事でしょうけど、通りすがりの人には意味不明でしょう。

今回のコメントは、ここまでが前置きです。

秦佐和子の卒業が、かなりショックで、この位の人でも、このグループでは社会性が身に付かないという事実が衝撃的。

skeである事を利用して声優になるというのが社会じゃん。
声優業界なんて圧倒的にコネクションの世界なのに、それを構築できない人だって自称してるような物で、これだけ芸能界にいてそういう感覚が身に付かないというのは。
具合が悪くなりそう。

中学生みたいに、仕事は実力で取る物だという感覚のままなのだろうか。
それがガチの結果なのか。

あれだけ多くのファンと握手してて、ファンから何も学ばなかったという事が分かって、ファンははどういう気持ちなんだろう。
全部、ただの思い出になるだけで、自分が彼女の人生にほとんど影響を与えなかったと分かった時の気持ち。

希望は漠然とした物だけど、夢は具体的だと思うから応援する。人生がかかってると思うから。
でも、卒業する人を見てると、みんな漠然とした夢だったんだ。と分かってしまった。
ファンが自分の人生をかけるほどの事じゃないと分かってしまった。

人生をかけた夢なら、どんな手を使っても、叶えるべきではないのか。裏でファンを組織化しておいて、それで解雇されても、卒業するのと同じ事ではないか。
そこまでして叶えたい夢ではないのか。
無菌状態のルールありの中で芸能界ごっこをさせる事の罪深さを感じる。
本当の芸能界は恋愛禁止のルールなんかなくて、裏から手を回して恋愛をさせないのが普通。人権なんてあってないような世界。

結局、メンバーの人生にファンは関われないという事がほぼ確定したと思うのですが、それでも応援するファンの心理がよく分からない。
夢を追う少女を応援するというコンセプトも虚像だったという事ではないかと思うのですが、それは重要な事ではないのか?

という流れで、樋口のブログで大学進学はファンと相談するという内容に私がグッときたという事の意味が分かると思います。

ファンと共に人生を歩むという感覚が乃木坂の方が強い。
夢を追うコンセプトではないから卒業のイメージがなく、ファンから卒業
するという感覚もないのかもしれない。
では、選抜に一度も入った事がない樋口は何を考えて乃木坂にいるのかというのが、私にも理解不能でしたが、君の名は希望の歌詞を読む限りでは
乃木坂を人生の希望だと捉えてる、という読み方ができて、心が苦しくなる。
夢は叶わなくても生きていけるけど、希望がないと生きていけない。
本気で支えないといけないのはAKBより乃木坂なんじゃないかという事です。

繰り返しになるけど、AKBでいる事は楽しいけど、その事が自分の将来がより良い方向に進むという希望には繋がってないという事でしょ?
夢と繋がってるかどうかを見て、繋がっていないと判断した時に、ファンを無視してでも勝手に卒業する。
これは運営に期待できないという事なのか、AKBが下降傾向だから希望が持てないという事なのか、メンバーが甘えていて現状に満足せず運営へ期待し過ぎてるからなのか、分かりません。

何も考えずにかきだしたので、まとまりもありません。
やはり、乃木坂を誉めて終わる方が、締まりが良い。

しかし、私の前回の記事のどこにAKBに駄目出しした部分があるのか、全く分からない。
どちらかというと乃木坂を悪く言ってるのに。
悪く言わないように気を付けてたので、本当はAKBは仕組みはガチを目指してるのに劇場があるからメンバーはすぐプロ化して自己演出する。そこが明確な矛盾であり欠点。
乃木坂は素人っぽいけど、そこがAKBとは違う武器になる。

今回はAKBを悪く言ってるからどうか。


返信する

コメントを投稿