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進化する魂

フリートーク
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スペインのキリスト画に見るイノベーション

2012-08-27 13:32:39 | AKB48_イノベーション
あくまで一般論です。特定の何かに対する意見ではありません。





素人が修復しちゃったスペインのキリスト画、海外のお前らにも大人気でコラが作られまくってる件
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-2629.html



こういうことだ。

観光名所になり、このままにしてくれと嘆願書まで出てくる結果になった。

本人も含め、誰が、こうなることを予想できたか?

誰もいなかった。



事件の発覚前と発覚後で、問題のフレスコ画に関する価値観が変わっているのだ。

以前にはそこになかった価値が、今はあるのである。

価値がどこからか沸いて出てきたように見えるが、モノは変わらずそこにあった。

見る側の視点が変わったのだ。

価値というのは、どこかに浮遊しているようなものではなく、見出されるものなのである。



この件の凄さは、誰も狙っていなかったが事態は起きた、ということだ。

こういうことは狙ってできるものではない。

背景には、インターネットによって情報が拡散しやすくなったことと、IT技術の発展で様々な形の編集やデフォルメがし易くなったことがある。

これまでローカルでは許されなかったことが、グローバルに展開されることとなりネットワーク効果が働きやすくなった。

結果、ムーブメントが発生しやすくなり、禍を転じて福と為す的なことが起きやすくなった。

(一方で、炎上リスクも高まった。)



重要なことは、狙ってできるものではない、ということだ。

なぜなら、これまでになかった価値だから、それまでには誰も気づけない。

だとすれば、我々が得るべき教訓はなんだろうか?

意図しない「新しい価値観の創造」が起きやすい環境を作ることくらいだ。



フレスコ画の件でいえば、80過ぎのおばあさんが自らの手で修復できる環境がなければならなかった。

しっかりと導線が張られ、フレスコ画に近づけない環境であったら、今回の事件は起きただろうか。

フレスコ画を劣化したまま放置せず、すぐに修復していたら今回の事件は起きただろうか。

もちろん、自由放任が素晴らしいなどというつもりは全くない。

そうではなく、何が本質的に守るべきものなのか、何は変えてもよいのか、ということを常日頃から考えることが重要だ。

その場合には、議論が偏らないように、ダイアログ(前提を保留した対話)が一つの方法となるだろう。



ただし、それでも結果は意図できない。

状況を不確実性の下に置くということが、新しい価値を創造する第一歩だから、本質的に意図できるものではない。

だから、その不安定な状態に耐えられる信念を持つ者だけが、イノベーションを起こすことができる。

不安に耐えきれず、状況を管理可能なものにしようとしたとき、見えない可能性が消えるのだ。

(その可能性が消えたことに我々は気づけない。見えないのだから。)

信じることが最初の小さくても大きな一歩なのである。



田野しいやつらが引き起こす創造的摩擦 ~イノベーションのジレンマを超えるバリュープロポジション~

IT革命と視覚と社会と


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